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2013年5月28日火曜日

キューバの宿について


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 今日はすこしキューバの宿について、書いてみる。

 キューバの宿はホテルとCASAと呼ばれる一般家庭の間借りのような部屋がある。CASAは1泊一人10〜30CUC程度で泊まれる。食事が付いていたりなかったりいろいろあるようだ。

 ホテルは高い!! 安いホテルもあるのかもしれないが、総じて高い。従って我らは当然CASAである。

 各家庭で間貸しする部屋はだいたい1〜3部屋らしい、他の宿泊客と一緒になることは少ない様だ。従って、カップルで静かな夜を過ごしたい人には向いているかもしれないが、一人旅で寂しい人なんかは、おしゃべり相手がいないので辛いかもしれない。また。他の人から情報をゲットすることも難しくなる。

 また、宿の人が英語がしゃべれればイロイロ聞くことができるが、ほとんどスペイン語なので、聞くと教えてはくれるが、よくわからないままで終わってしまう。

 我らはカップルなので、当然CASAである。別に夜をゆっくりじっくり過ごしたい訳ではないが、金額的にCASAなのだ。

 CASAは、各地のCASA同士でネットワークを持っており、あるCASAに宿泊すると、次に行くところのCASAを紹介してくれる。泊まった宿の人に次に行くところをいうと、そこの地区のCASAに予約をしてくれて、到着する時間をいうと、ピックアップにも来てくれるようなのである。(ケースバイケースだと思うが)

 一度取り込んだらネットワークでしっかり搾り取ろうというなかなか素晴らしいシステムである。

 CASAは町中至る所にある。ほんとCASAだらけだ。玄関にCASAマークがあるのですぐに分かる。

 トリニーダのバス停に着いた時には何十人もの客引きに囲まれ、手を握られ何人にも連れて行かれようとした。正直言って、CASAを毎日稼働させるのはかなり難しそうである。

 CASAを国に登録すると、毎月100CUCを国におさめなければならないと何かで読んだ記憶がある。それが本当なら、一部屋20CUCで貸した場合5日間分、10CUCで貸した場合10日分が国に持って行かれるということになる。稼働日がそれ以下だったら、赤字になる。実はCASA経営もなかなか厳しいのではないかと思った。

 ちなみに私は、ハバナではミゲルさんというおじちゃんの家に泊まった。部屋はマンションの3階で、レトロだが、エレベータも付いている。2LDKのマンションで、10畳くらいの部屋でバストイレつきだが、バストイレは、隣の部屋からも入れるようになっているが、隣の部屋は当然おじちゃんの部屋だが滞在中は、入ってこなかった。

 トイレはもう一つあるのだが、そこにはシャワーはない。シャワーはおじちゃんはどうしてたのだろう?2泊したが、おじちゃんの服装が3日間おなじなのが気になった。

 あと20畳くらいのリビングダイニングで、おじちゃん一人で暮らしているようで、よけいな物はなく、こざっぱり奇麗にしていた。

 玄関を開けるとベランダから風が吹き抜け,リビングやベランダは気持ちが良かった。料金は、最初25CUCと行っていたが、値切って20CUCにしてもらった。


みげるさんち


ミゲルさんちの外観。建物自体はスペイン時代の物ではないみたい


ミゲルさんちのリビング

天気がよく風通しがよいのでくまモンも洗濯

朝食は下の階のご家庭で頂いた、
朝食を頂いた家庭のリビング
一人4CUCでヨーグルトジュース、パン、フルーツ、卵焼き、サラダ、ハム、チーズ、コーヒーが付いていた。ここは、50才台くらいのお母さんと旦那さん20才台くらいの娘さん2人が生活しているようだった。
朝食
ミゲルさんのお宅とは違い、ここはお母さんの趣味だろうか、ダイニングや、リビングのテーブルの上には、豪華なドライフラワーが飾ってあり、壁にもいろんなものが飾り付けてあり,ゴージャスな感じだった。
 お手伝いさんなのか、黒人の女性がベランダの掃除なんかをしていた。
朝食を頂いたお宅の食卓

 トリニーダでは、客引きに囲まれ、選ぶのに困ったので、日本語の看板を持ったお母さんに付いて行った。ここは一軒家で、バス停から歩いて5分の所で、2階の部屋に案内された。2階には部屋が2つあり好きな方をどうぞと言われ、セミダブルのベッドが2つある部屋を選んだ。


 部屋代は2人で10CUC、さすがにハバナよりは安い。夕食は頼めば一人6CUC,朝食は一人2CUCだった。1日夕食と朝食を頼んだが、夕食は、エビチリみたいなメインディッシュに、黄色いご飯、フレンチフライ、豆のスープ(ぜんざいの甘くない汁みたいなものにジャガイモ、カボチャ)、サラダ(トマト、キュウリ、ゆでたインゲン豆、キャベツの酢漬け)フルーツジュース、フルーツで、キューバでは一番美味しかった。



娘さん。料理は多分娘さんの作品



 朝食はマンゴーのフレッシュジュース、コーヒー、パン、卵焼き、グアバのジャム。これはまあ食べれる程度。卵焼きに卵の殻は入れないでほしかった。おかげでカルシウム不足は補えたがまずい。

 部屋の前は広いテラスになっており、そこにテーブルがあり食事はそこで食べた。洗濯物乾しもあり、思い切り洗濯が出来た。しかし、洗濯が終わるまではいい天気だったが、その後、大雨になり、いつもの様にドライヤーで乾かすはめになってしまった(;´д`)
部屋の入り口。
泊めていただいたお宅


 2度目のバハマでは、バス停にいたタクシーの運ちゃんに旧市街でどこか知っているCASAに連れて行ってくれと頼んだ。

 行き着いた先はプンタ要塞の近くの、フランクとマリリーさんのお宅。

 ここはお客さん用の部屋が3つありバストイレ付きが25CUC,アウトバスの部屋が、20CUCだった。アウトバスの部屋のほうが、窓があり明るく風通しもよかったので、そちらにした。

 マンションの5階なので、ほんと海からの風が気持ちよく通る。

別の部屋にはアクセルという65歳のドイツ人が長期で滞在しており、彼は英語が話せるので、通訳してもらったり、周辺を案内してくれたりした。

 夕食は10CUCでランゴスタ2匹出すというので、宿に頼んだ。ランゴスタのエビチリのような料理が出て来た。昨日も食べたが、今日もランゴスタ。2日連続して食べるのは人生で初めてだ。

 アクセルも実はランゴスタは2回目だそうだ。

 フランクは、病院でコックとして働いていたそうで、CASA経営のほうがお金が儲かるので辞めて専念しているそうだ。マリリーは脳外科医だそうだが、今は辞めていて家にいるようだった。

 建物は1730年くらいの建物だそうで、とても古いが、作りはしっかりしている。エレベータは1930年くらいのもので、動く時には、ギシギシと恐い音を立てるがしっかり動いている。止まる位置が5センチくらいずれているがこれは許容範囲だった。
ババナの各家庭はオープンだ。部屋の中は丸見え

フランクの家から観た風景 汚い建物がならんでいる

となりのお宅

フランクの家のダイニング

レトロな機械式エレベーター。動いているのがすごい

フランクとマリリーとアクセル。くまモンもお友達に

このお宅も、気持ちのいいお宅だった。

 バラデロでは、リゾートホテルに滞在した。オールインクルーシブのホテルだが,アクティビティーも少なく、飯もまずくつまらなかった。

まあここは、キューバではない。
しかし、ホテルのつまらなさは、キューバかもしれない。






 キューバではリゾートホテルと、CASAを経験したが、リゾートホテルでは、殆ど誰ともしゃべらない。ホテルのスタッフと少しは話すが、いろいろ聞いても知らないと冷たく返されるあたりが、社会主義国家を感じてしまう。



 CASAでは、お客の争奪戦を繰り広げているだけあって、来た客には、とてもいい感じで対応してくれる。私は、CASAのほうが好きだ。




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2013年5月27日月曜日

キューバのオカマ


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 ハバナでは、夜9時になると要塞で軍隊の儀式があり、そのあと、大砲が打たれるという情報を聞いたが、夜の要塞の入場料が高く、しかもタクシーを使わなければならないので、貧乏な我々は、要塞の対岸から観る事にした。


 場所を探しながら歩いていると、3人の日本人に出会った。彼らもどうやら我々とおなじ考えである。

 9時になるとパンッという乾いた音がした。車がパンクしたのかと思ったら、それが大砲の音だった。しかも1発だけだった。

 帰りに、ハバナの旧市街を、3人の日本人と歩いていたら、突然横から,和田アキ子風の大きな女性が飛び出して来て。私の腕をなでながら、「ウノ、フォト、ウノペソ」と言う。私の手をなでる手が気持ち悪い。一枚写真撮ったら1ペソよいいう意味らしいが、まあ言い方と仕草と体つきから見て,間違いなくオカマだ。

 背筋がぞくっとした。「ノー」と行ってもドンドン触ってくる。誰かに助けを求めようと周りを見渡すと、先ほど知り合った日本人3人はさすがだ、3方向に散ってしまっている。

 仕方ないので日本語であっち行けと妻の方を指すと、妻の方に行った。

今度は妻が絡まれる、妻が絡まれると、さすがにさっきの日本人の一人が近寄って来て、何やらいうと、オカマは去って行った。

 やっぱり、社会主義国家にもオカマはいた。

 しかも汚い。超気持ち悪かった。

 トリニーダでは、宿にある情報ノートを読んでいたら、日本人のモト男29歳という人が情報を書き込んでいた。

 「モト男??」って 日本人のオカマもキューバにやって来たようである。

 彼?彼女?は、女性は、夜バーでキューバ人男性とサルサを踊れ、男性は売春婦がたくさんいるので試してみたら?と情報を書いてくれていた。彼?彼女?はキューバ人男性とサルサが踊れたのかが気になる。


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2013年5月26日日曜日

中世の香りがする街トリニーダ

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キューバで何処に行きたいかとか実は良く分からないまま来てしまった。カンクンで、トリニーダと言うところを教えてもらったので、来てみた訳だ。

 トリニーダという街は,スペイン植民地時代から変わらない古い町並みが世界遺産となっているらしいと言うことをガイドブックで勉強していた。

 トリニーダには、バラデロからVIAZUL(ビアスール)社のバスでやって来た。8:15発で到着したのは2時くらいだったかな?6時間程度かかった。料金は20CUCだった。

 バスターミナルを出ると、そこには無数の宿の客引きがいて、我々に襲い掛かった。自分たちはカンクンで会った人紹介してもらったところにいこうと思ってそこの名刺を差し出すと、一人のおばちゃんがそれ私の家よといい、その名刺を奪い取り、我々を連れて行こうとする。


 すると、別のおばちゃんが「嘘よー」と耳元でささやく。妻が、嘘だってよと叫ぶ。
俺的にはどうでも良いが嘘は良くないので、名刺を奪い返す。


 すると、また客引きが襲い掛かり、叫ぶ、わめく。よく聞くとみんなおなじ値段を行っていて、どこに行ったら良いか判断する材料がない。


 正直言ってどうしたらいいか分からない。すると、一人のおばちゃんが我々に無言で看板をかざす、そこには、日本語で、料理がおいしいよと書いてあった。バラでロでの食事に参っていた我々は、もうその一文で決まってしまった。

 おばちゃんに付いて行くと、さっきの名刺のおばちゃんがやって来て、恨めしそうに、その名刺は本当に私の家だからと涙目に言う。


 そういわれると妻が悪いことしたかもと言いどうしようかと言い出す。そのあたりが妻のいいところでもあり悪いところでもあるのだが、今更どうしようもないので、おばちゃんには断りを入れて、日本語看板のおばちゃんに付いて行き、宿が決まった。


 トリニーダの街は、マヨール広場からいくつかの道が扇状に広がっていて、その道同士を横につなぐ道がある作りになっている。マヨール広場から数100mのところにゲートがあり、そこから広場側には、車は入れないようだ。といっても車は中にはあるが。オーディオがわりに使っているようだ。

マヨール広場の大道芸人

 道は古い石畳となっており、これは相当古いらしく、道はうねっていいて、正直言って歩きにくいし、車もほんとゆっくり進む。

 街のなかは馬車が走り、正直言って車より馬車の方が速い。車を追い越す馬車を何度も見かけた。

 あとは、チャリタクシー、三輪ちゃりんこの後ろに2人乗れるようになっておる。バス停の外にはこのチャリタクシーが何台も止まっている。

 ほんと馬車が多いので、道路の上には馬糞がゴロゴロ転がっている、よく見て歩かないと馬糞を踏んでしまう。雨の日は、道端を馬糞が流れるので気をつけなればならないが、晴れた日は馬糞が乾燥して、粉末が糞末となり、空気中を漂うので、気をつけなければならないとううか気をつけても間違いなく吸い込んでしまう。臭うなと思った時には既に遅いのだ。

 この街に来て、なんだか臭うなと思っていたのだが、これは、馬糞の臭いだった。Σ( ̄□ ̄;)

 馬糞についてはイースター島でもっとすごい状態を経験しているので我々にとってはなんて事はない。

 さて、この街の見所は、この古い町並みらしい。確かに、石畳の上を馬車が走り、クラシックカーが止まっている風景は、古い風景のようだが日本では観た事はないが、どことなく懐かしい感じがする。

 また、マヨール広場から革命博物館の鉄塔の風景は、キューバの25セント硬貨に刻まれている風景であるので、キューバを代表する風景でもある。この場所からは、大勢の観光客が写真を撮っていたので私も、撮ってみた。
マヨール広場から観た革命博物館の塔。25セント硬貨の絵
マヨール広場の隣の道
この広場の近くにはたくさんのレストランやバーがある。とくにバーは24時間営業しているものもあり、夜行くと、バンド演奏が聞け、サルサダンスで盛り上げるようだ。

 実際私も10時過ぎにバーに行ってみた。最初は、ギターと、女性ボーカルのバンドが歌っていたが、ダンス向きの曲ではなかった。

 アマチュアバンドのライブのような感じで次のバンドがやって来て、サルサ音楽を演奏し始めると、とたんにお客さんが、踊りだした。前に座っていたお兄ちゃんは、隣の別のグループの女性を誘い、踊っている。

 後ろにいたドレッドヘアーの男性は、一緒に来た白人女性と踊っているが,この男性はめちゃうまい。 まあ、私はダンスのことはよくわからないのでうまいかへたかはよくわからないが、ちょっとかっこいいなと思った。

 これだけ踊れれば、結構もてるだろうなと指をくわえながら見ていた。

 この店を出て、野外の店に行ってみた。ここは、教会の横の階段の上にある店なのだが、特に入場料はいらないので、人がいっぱいだ。飲み物を頼めば、その分だけ払えばよく,踊るのは無料である。正直言って、人が一杯で、汗臭かったので、すぐに出て来てしまった。

Casa de Musica この階段の上がステージで夜は盛り上がっていた。

その他行ったところや食事について。

【鉄塔】
 マヨール広場の裏手は小高い山になっており、その頂上にテレビのアンテナの鉄塔になっている。この鉄塔の場所まで歩いて30分位。鉄塔の所まで行くと、管理人のカルロスというおっちゃんが中に入れてくれt、建物の屋根の上に乗せてくれた。

 そこからは、コロニアルな街が一望出来ると思っていたが、意外と鉄塔が邪魔して、全体を見渡すにはちょっといまいちだったが、街の塔から分からないところもよく見えた。

 カルロスがいろいろと説明してくれたが、スペイン語なのでよくわからないが、なんだか楽しかった。

鉄塔の管理人カルロスもくまモンとお友達に

 カルロスはここには日本製のテレビがあるぞというので、聞いてみると、パナソニックとNEC製ということだったが、NEC製のテレビっていうろ何年前の代物だろう?

鉄塔に行く途中からの町並み

t

【ランゴスタ料理】
 ランゴスタとは伊勢エビのことである。宿で頼めば7CUCでランゴスタ1尾丸ごと食べられるということだったが、我々は、お昼に、カンチャンチャラのバーの隣ににあるあるレストランで頂いた。料金はやはり7CUC。1CUCは=1USドルなので、伊勢エビ1尾にしては安い。

 料理方法は選べたが、シンプルに塩こしょう焼きを注文。身はプリプリで美味しかった。キューバに来てから飯がまずくて仕方なかったが、これはいけた。
ランゴスタ(伊勢エビ)

【市立博物館】
 サトウキビ農園で財を築いた人のお家が博物館になっているので、行ってみた。入場料2CUC,カメラは1CUC。写真撮る?って聞かれたので素直に1CUC払ったが、特に何も証明書みたいな物はないので、払わずに写真撮っても分からないと思う。
 
 ここには展望台があり、そこからの景色がよい。展望台には狭い螺旋階段を上って行き、最後は殆どはしごのような階段を上がる。

 狭いので、私は背負ったリュックが引っかかり、危なかった。

市立博物館
シッポの丸まったトカゲもいた
【ラカンチャンチャラ】
 ここは、有名なカクテル、カンチャンチャラ発祥の店らしい。といっても私はそんなカクテルは初めて知ったのだが、そういわれると飲んでみなければならない。

 小さな茶色いカップに、爪楊枝のようなのが入って出て来た。爪楊枝のような物を取り出すと、その先っぽには粘性の強い液体がくっついてきた。
ラカンチャンチャラ

 どうやら蜂蜜のようだった。その棒をかき回して、蜂蜜を溶かして、飲んでみる。予想に反してさっぱりして、ジュースのようで美味しかった。

 しかしヤッパリお酒である。この一杯で酔っぱらってしまい、部屋で,夕方まで昼寝が出来た。


トリニーダの街自体は小さく、1日あればだいた見て回れるのではないかと思う。

トリニーダで快適な観光をするために、これから行く人へのアドバイスをしておく。

 トリニーダは、中世の香りがする古い町並みが素敵な街だが、中世の香りとは馬糞のこりだ。街には昔ながらの馬車が行き交っており、道路には、馬糞が散乱している。

 道を歩く時にはこの馬糞に注意だ。踏まない様にしよう。
 ハイヒールは、道端の糞を踏んでも洋服が汚れない様にと考えだされたと聞いた事がある。しかしながら、ここではハイヒールは役に立たない。なぜならば、路面が石畳で、しかも古いので凹凸が激しい。ハイヒールではとても歩けないからだ。

警察の車もレトロだ
至る所にクラシックカー

こんな馬車がたくさん行き交い中世の香りが漂う。


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2013年5月25日土曜日

キューバでリゾート三昧


 キューバにだってリゾートがある。バラデロとい街には、キューバ一の海があるそうで、そこに、リゾートホテルが立ち並んでいるそうだ。

リゾートホテルはオールインクルーシブ制で、一度中にはいると、朝昼晩のご飯はもちろんのこと、マリンスポーツ、お酒類、いろんなショー等のサービスをすべて受けることが出来る。

 お酒も飲み放題、遊び放題、ビーチも独占し放題、キューバの喜び隊の接待もあるかもしれないということで、行ってみることにした。

 ハバナのホテルの旅行デスクで聞いてみると、片道のバス代込みで2泊で226CUCだそうだ。なかなかいい値段である。別のホテルで聞いてみると5スターホテルで、196CUCだそうだ。5スターが安いじゃないかと思い、聞いてみると、これは一人の値段で、2人だと392CUCだそうだ。

 CUCはだいたい1USドルとおなじくらいなので、なかなかのお値段だ。

貧乏旅行の我々には2泊で392CUCは出せないので、2人で226CUCのホテルを予約した。

 そのホテルの名はアグアスアスールという名前だった。地球の歩き方にも載っている4つ星ホテルだ。

中華バスでバラデロへ

カクテル ピニャコラーダ

 バラデロは、キューバ本島からハナヒゲの様に伸びた長い砂州(20KM位か?)の上にホテルが立ち並び、その先端よりちょっと手前にそのホテルはあった。

 バスで、ホテルに近づくと、あたりは閑散としており、片側2車線の道路は殆ど車が走っていない。なんだか寂しい感じがする。

 ホテルは、大きな建物で、レセプションは、3階が吹き抜けでなかなか立派な建物だ。しかしながら、お客の姿はなく、寂しげだ。チェックインを済ませると、電動カートに荷物を載せて、部屋まで行く。
オールインクルーシブ制のため腕にはこんなバンドをまかれ、なんだか標識を付けられたカメのような気分だ。
部屋はコテージで、広い敷地内に、2階建てで8部屋のコテージが並んでいる。その一番奥のコテージが我々の部屋だった。

敷地が広いのでカートで移動

 部屋に入ると、リビングとベッドルームが別れていて、広々とした部屋だった。エアコンもメーカーは知らないが、普通の壁掛け式のエアコンがついており、LGのような大きな音はしなく、快適だ。
我々が泊まったコテージ

ベッドルーム


リビングルーム




 部屋はこのたび一番の広さだ。さすがはキューバだと私はうなってしまった。

 早速、ホテル内探索へ。部屋の近くにはプールがあり、3〜4人は泳いでいた。その先には大きなレストランがあるので、ちょうどお昼だったので、レストランに入ると、誰もいない。料理もない。


 ???と思い、別のところにある小さなレストランを見つけ聞いてみるとお昼はそこで食べられるというので、さっそく頂くことにする。

 料理は、スパゲティー、サラダ、フルーツ、6種類くらいのおかず、パン、アイスクリーム等々、肉を焼いてくれるようになっているが、誰もいない。

 ウエイトレスが、まだ料理人が来てないという。後、どの位で来ますかと聞いてみるとそんなの私は分からないよと手を広げて下唇を突き出すキューバ顏をしてみせた。

 まあいいかと思い、早速食べ始める、まずい!!。なんといえばいいのか、すべての料理に、キューバ風味が付いている感じだ。このキューバ風味は、なんだか人工的で、食べ物ではないような感じだ。

お昼の演奏。下手に盛り上がると、おっちゃんがCDを売りにくる。

 それでも我慢して、いろいろ食べてみる。最後にデザートとして、小さなクロワッサンみたいなもの、クッキーみたいな物を食べてみたが、家庭で、作ってみたが、失敗しましたみたいな代物だ。

 アイスも一口目はあれ?行けるんじゃ?と思わせるが、2口目からキューバ風味が口の中に広がり、食欲がなくなる。

 とりあえず、空腹だけを満たし次はアクティビティー調査をする。いろんなアクティビティーがレセプション横に張り出してあるが、何処であるのか、なんだかよくわからない。

 スノーケルやバナナボートや、パラセーリング等のマリンアクティビティーもない。妻がレセプションに、どんなマリンスポーツが出来ますかと聞きにいくが、レセプションの人はマリンスポーツって何?と言う答え、妻がスノーケリングとかというと、スノケーリングは出来ないよと言われる。

 妻がじゃあ何があるの?としつこく聞くと、レセプションの人は、海のことは私は知らねえんだよ!! ビーチに行って聞け!! という感じで切れられてしまった。

 ビーチに行ってみたが、係員らしき人はいなく、ビーチチェアを自分で引き出し、昼寝をするが、他にお客らしき人もなく、寂しい風が吹くだけだった。

キューバ一のビーチらしいが寂しい感じ

 一応ビーチにはbarがあるので、ビール何ぞを頂いてみるが、炭酸が抜けてアジが薄い。おそらく、口開けて数日経っているのではないかと推測されるような代物だった。

これにくらべらお昼のビールはまともだった。

 結局、プールサイドのビーチチェアを陣取り、そこで、昼寝をする。妻が、ビーチタオルを貰いに行くが、レセプションで券を貰ってこいと言われ、レセプションに行くと、ビーチタオルは、25CUCで1週間レンタルできると言われたとブーブーいいながら戻って来た。

 オールインクルーシブにはビーチタオルは含まれないらしい。

 しかたなしにプールサイドで昼寝するが、プールサイドでは、バンドが、サルサなんか演奏している。


  少しずつお客が集まり、みんな一緒に踊っている。そのうち、ゲームなんかが始まり、一人の男の人が呼ばれ、バンドがハッピーバースデーの歌なんかを歌っている。あ、これってアクティビティーだったのかと気がついたのは、終わりの頃だった、
プールサイドでのサルサの演奏
しかし、ハッピーバースデーの人は、お昼にもレストランで、歌ってもらっていたぞ。

そんなこんなでアクティビティーに参加することなく晩ご飯の時間となり、大きなレストランに行くと、誰もいない。Σ( ̄□ ̄;)

 何処で晩ご飯なんだと思い、お昼のレストランに行くと、晩ご飯もおなじ場所ようだ。お昼とおなじようなメニューだったが、お肉のグリルが、鶏肉と、サバと、骨付きの豚肉となっていた。

 久しぶりにサバなんかを食べてみたが、これは、まあ食べれる感じだった。ビールで流し込みそそくさと退散。

 9:45〜ショータイムがあるので、観に行った。女性6人と男性4人のダンサーが約1時間踊るのでそれを見る訳だ。ショー自体ははっきり言ってよく分からないが、ようやくオールインクルーシブの恩恵を受けた感じがした、

 でも、彼らの、踊りは、プロではあるが、片足バランスの時「おっとっと」とやっているし、ストッキング伝線しているし、歌は口パクだった。

キューバの喜び隊による夜のショータイム

 ショータイムの後はディスコタイムで、大音響で音楽が鳴り響く。うるさいので部屋に退散したが、我々の部屋はそこから近いので、うるさかった。夜のディスコはいらない。

 次の日は、ストレッチ教室というのがあるので、妻は張り切って、ビーチに行ったが、今から始めるよというアナウンスはあるのだが、他にお客さんがおらずどうやら中止になった模様。

 仕方なしに、ビーチの写真撮っていると一人のおっちゃんが、こえかけて来て、ボートに乗って沖までいくと、魚がたくさんいるから、スノーケリングすると魚の写真がとれるから行かないかという。

 なんだスノーケル出来るんじゃないかと思い話を聞くと一人20CUCだという。オールインクルーシブ制じゃないんだっけと思ったら、リゾートのアクティビティーではなく、別の会社だという。


 どうやらオールインクルーシブにはマリンスポーツは入っていないということがようやくわかった 。

 妻は乗り気なので、写真のCDいらないからというと、15CUCになったので、1時に予約した。1時にビーチに行ったが、風がつよいので、今日はCLOSEだという。

 少し残念だったが、またよけいなお金を使わずにすんだという思いが強かった。

キューバのオールインクルーシブ制ホテルは、ビーチタオルと、マリンスポーツが出来ないオールインクルーシブ制だった。おそらく5つ星などのホテルに行けば、もっといろんなことが出来るのだと思うが、4つ星(ホテルのレセプションには謙虚に星が3つ書いてあった)では今ひとつ。もっと楽しみ、美味しい物を食べたければお金を払いなさいという、メッセージだと受け取った。

 しかし、食事は最悪だった。あのキューバ風味はなんとかならんものなのか?大をしたらキューバの香りがした。

デザートのケーキ


パン 

サラダ

豚バラのグリル

鳥のグリル

2013年5月24日金曜日

キューバにやってきた。


 キューバにやって来た。カンクンからエアロメキシコで約1時間20分。そういえば、カンクンでのメキシコ出国は、アメリカとおなじでイミグレがなかった。

エアロメキシコの機体



空港のチェックインがイミグレを兼ねているようだ。まあ出国もスタンプ押すだけだし、航空会社に仕事を押し付けてしまえば、公務員を減らせるし、合理的である等と感心した。

 そんな事はどうでもよく、キューバに到着。無事イミグレを通過して、入国した。入国後一番にすることは両替である。空港の両替所に行くと、窓口はいくつもあるが、人がいない。窓ガラスを叩くと、奥にいる係員が、あっちにもあるからあっち行けという。
ハバナのイミグレのあたり

 あっちに行ったら係員がまたいない。その辺でおしゃべりしているお姉さんに、ここの人は何処行ったのと聞くと、その人が係員だった。めんどくさそうに、のっそりと席に戻り、両替をしてくれた。サービス精神0。キューバだ。


 いくら使うか分からないのでとりあえず2000メキシコペソを替える。149.5cucが返って来た。ちょっと計算がややこしいが、1CUC約120円程度の計算となる。思っていたより高かった。日本円を直接換えると106円程度なので、ずいぶん損をした気分だ。

 市内までは、タクシーを使った。市内まで25CUCプジョーのタクシーに乗り込み、市内まで行く。キューバではクラシックカーをよく見かける。タクシーは新しいなと思っていたが、途中で運ちゃんが、信号で止まる直前では、エンジンを切って走ったりしている。

 燃料節約かと思ったら、途中でウオーターがないと言ってボンネットを開けた。運ちゃんは、ラジエターにつばをかけて、何食わぬ顏して、走り出した。??? つばでエンジンを冷却するというおっちゃんの凄技を見せてもらった。

 宿は、カンクンの宿で知り合った人から教えてもらった宿へと向かう。キューバでは民宿制度を奨励しているらしく、一般の人の家に泊めてもらえるところがたくさんあるそうだ。

 教えてもらった宿はシオマラさんという家だった。シオマラさんの家は3階なので、家の前に到着後家の前で「シオマラー」と叫ぶと鍵投げてくれて、その鍵で空けて中に入るということを事前調査で学んでいた。


 妻が学んだ通り「シオマラー」と叫ぶ。しかし誰も出てこない。

タクシーの運ちゃんが「声が小さすぎる」と言い、運ちゃんが「シオマラー」と叫ぶ。運ちゃんの声は、野太く良く響く。まあ妻にはまねできない声だ。

 日本人はこんなに声が響く人はいない。生活の中で大きな声を出すことが少ないから。大きな声の出し方を知らないのだ。

 マンションのまわりには大勢の人がいて、マンゴ売り等が大きな声で「マンゴー」と叫んでいる。この声もよく響く。オペラ歌手になれそうだ。


 こっちの人はこうやって日常生活で大きな声をいつも出しているので、しゃべり声がうるさいのだと思う。

 しかし、シオマラさんは出てこない。別に妻の声が小さいだけでなく、単にいないだけだった。運転手に別の宿知っているかと聞くと任せろというので、連れて行ってもらった。

 到着すると、運転手が「ミゲルー」と叫ぶと、3回からおっちゃんが顏を出した。空いてるようだ。

 この建物にはエレベータがあった。クラシックなデザインだ。エレベータの中に入り込むが途中で止まるのではないかと不安になるが無事3階についた。

 ミゲルの家に案内され、1泊いくらと尋ねると、25CUCという答え。食事は付いているかと尋ねると食事は付いていないらしい。25は高いとだだをこねてみたら22にしてくれた。

ちなみに1CUCは固定レートで1US$なので、1泊2600円程度。安いと言えば安いが、一般のキューバ人からするとものすごい高額である。


 朝食は、下の階の家で食べてと連れて行ってくれた。下の階の家では、50前後の女性がでてきて笑顔で迎えてくれた。朝食は4CUCよと言い、娘さんが英語で、説明してくれた。翌日の朝食を8時からと予約して、部屋に戻ると、ミゲルは「よし! 部屋代は20CUCにしてやるよ」と言ってくれた。最初から言えよ。


ミゲルさんちからみた風景
もう夕方だが市内探索へと出かける。今日もう一つしなければならないことがある。それは人民ペソへの両替。

 キューバには外国人が使う、CUCとキューバ人が使う人民ペソCUPがある。CUPは基本外国人は使えないことになっているが、キューバ人しか行かないお店とかでは使えるらしい。地球の歩き方にも使えるけど節度ある使い方をしなさいと訳の分からないことが書いてある。ちなみにレートは固定制で1CUC=24CUP。

 両替を求めて歩いていると、子供達が太極拳かカンフーみたいな物をやっているところにきた。少し見学をしていると、おばちゃんがやって来て、飲み物はいかがという。料金表示が人民ペソとなっている。

 人民ペソ持っていないぞと言うと、大丈夫だという。「CUCをCUPに変えてくれ」というと、うんとは言わないが、飲み物を飲めという。とりあえず、コーラと、スプライトのような物を頼み、10CUC渡し、5CUCだけ変えてくれと言ったら、暫くして、人民ペソを持って来てくれた。

 ここのメニューではコーヒーが1人民ペソ、別のジュースが3人民ペソ、コーラ等のジュースが15人民ペソとなっており、コーヒーと3人民ペソのジュースはないという。結局5CUCの両替えの手数料として30人民ペソ、取られてしまったことになる。しまった。キューバマジックにはまった。(>_<)

※一般の両替え所で人民ペソへの換金をしてくれるかどうかは知らない。


 ここは、子供達がキューバなのに何故か太極拳をしている場所で子供達の練習を見ながらジュースを飲んだ。子供達は、又割等の柔軟体操をしている。みんな体がやわらく180℃足が開いている。
柔軟体操をする子供達
こんなに練習して、将来は何になるつもりだろう等とよけいな事を考えながら見ていた。

ちなみにコーラを頼んだのだが、コカコーラではなく、キューバ産の人民コーラだった。Σ( ̄□ ̄;)

まずい人民コーラ

お味は、確かにコーラの味だが、ダイエットコークをさらに水で割ったような感じだった。


 もう夕方だ。この近くの中華レストランで、チャーハンと餃子を注文したが、はっきり言ってまずかった。。

 夕食後はサルサのショーを観に行くことにした。「カサデムジカ」という名の店で、入り口で5CUCの入場料を払い中に入ると既にバンドの兄ちゃんがすごい盛り上がりをみせていた。

 客は、そんなに多くはないが、かなり盛り上がっていた。ショーは7時からだが、我々がはいったのが8時くらい。30分だけ生バンドの演奏を聞いた。中には興奮して、ステージでクネクネダンスを披露する。人もいた。

 このダンスを見て思ったのだが、体が柔らかい。ダンス中に又割なんかしている。そう先ほどのダンスレッスンの子供達は、サルサを踊るために、体が柔らかくなる太極拳を練習しているんだと思った。

 サルサというのは、実はよく知らない。こういうのがサルサなんだと思いながら見ていた。

ステージでは、ギター、ドラム、パーカッションx2、トランペットx2、キーボード、コーラスの攻勢で男性ボーカルが激しく歌い、その傍らで、女性2人の女性ダンサーが腰をくねらせ、セクシーダンスをしている。

これを見ながらお客も腰をくねらせフロアーで踊っている。

 お客さんもリ上がり、激しく腰を振っている。だいたい女性が腰を振りながら、お尻を男性に突き出し、男性は女性の腰を抱いて、自分も腰を振り踊る。

 なかには興奮して、男性が床に仰向けに寝て腰を上に突き出し、女性がその腰にまたがり、激しく腰を振る。完全に密着している。あーもうこれはダンスではない。これはもうxxxだ。

 キューバ人は、いろんな日頃の鬱憤をサルサで解消しているのだ、サルサとはそういった物だと私は理解した。

まあこの後バルデロや、トリニーダ等で、何度かサルサを観た。

私は運動音痴+リズム音痴なので、実はステップが全く踏めない。やっていると、人と全く違うオリジナルステップになってしまうので観るだけなのだが、みんな楽しそうに、踊っていた。キューバ人にはサルサは必要不可欠なもののようだ。