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2013年11月1日金曜日

ミコノス島でビーチ巡り。

 いよいよ憧れのエーゲ海である。エーゲ海と言えば、すぐに思い浮かぶのはジュディーオングの「魅せられて」だ。サビの部分の「Wind is blowing from Ahgean.〜 ♬」が頭の中に駆け巡る。エーゲ海の風はどんな風なんだろうか?といつも思っていた。きっとオサレな風が吹くのだろう。

 オサレな風とはどんな風だろう?自分の妄想だが、確認してみたかった。

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 さて、エーゲ海は、アテネのピレウス港から、ミコノス島サントリーニ島ロードス島をへて、トルコのマルマリスという街に行き、トルコの海岸線を陸路で移動し、カシュという街から、再度ギリシャのメイス島の青の洞窟を日帰りで、見学するプランを立てた。

 ピレウス港へは、アテネの中央駅近くの地下鉄駅から、2つ先で乗り換え、終点のピレウスまで行く。フェリーは7:00発の予定だったので、5:30の始発に乗れるように駅まで行ったが、結局5:50位の電車しかなかった。それでも6:30位に到着し、切符を買う。

 港には旅行会社がたくさんあるから、そこで、切符を買って、係員の指示に従えばいいよと、ホテルのオジさんは教えてくれた。

 早速、旅行会社みたいなのがあったので切符を買ったが、何故か。7:25発の切符だった。旅行会社と思ったのが、別の船会社のチケット売り場で、少し遅い船のチケットを買った事になったが、おそらく経由地が違うのであろう到着時間は1時間くらい、思っていた物より早かったからよしとした。

 我々が乗ったのはBlue Star Ferryと言う会社の船で、比較的大きな船だった。同じ会社の船が、たくさん港に泊まっている。出航すると、他の場所にも他社の同じ大きさのフェリーが泊まっており、その数はわからないくらい。


クルーズ船等の超大型船は泊まっていないが、これだけ多くの船が泊まっている港はあまり見た事がないような気がした。さすが、海洋国ギリシャだと軽く唸ってみたりする。

席は2等。2等は、ロビーや、喫茶室のテーブル席だ。シート席は、飛行機のシートみたいな物が並んだ所があり、指定された席がある。

 長椅子になっている喫茶室のシートをキープしたが、シーズンも終わりかけというのに、なかなか混んでいる。喫茶室の、椅子はほぼ一杯。シート席はまあガラガラという状態だ。

この船で、途中2つの島に寄り、乗客の2/3はそこで降り、最後は、ガラガラとなったが、6時間程ゆられて、ミコノス島に到着した。
ギリシャの国旗をなびかせながら海を渡る

 島に上陸して、宿の名前をメールで確認したら、その名前を書いたボードを持っている兄ちゃんが目の前に立っていた。

 迎えに来てくれていたのだ。

 どうやって宿まで行くか悩んでいたのだが、一挙に解決。

 宿は、港からそれほど遠くはなかったが、坂があり、荷物を持って上がるのはかなりキツそうだったので、ラッキーだった。

 どうやら、何時に何処に着くか確認のメールを送ってくれていたそうだが、昨日の夜に予約していたので、到着前にそのメールを見る事が出来なかったのだ。

 その宿は、レンタカー屋もやっていて、早速、レンタカーの営業を受けた。

 周りに何も無いし、足がないと、どこにも行けないので、1日35ユーロの車を30にしてくれるというので、車を借りる事にした。しかも、今日の昼過ぎから借りて、翌日の夜まで1日分の料金でいいという。 
借りた車(結構ボロい)
なかなかいいサービスだと思ったが、3時以降、スタッフが家に帰りたかったためだった。Σ( ̄□ ̄;)

 早速、車に乗って市街地へ。車では5分で着いた。別に歩けない距離ではない。ミコノス島名物の風車に行ってみるが、たしかに風車小屋はあるが、風車自体、帆が張ってなく。壊れかけており、なんだか寂しい感じだ。
ミコノスタウンを一望
街中を歩いてみる。建物はすべて白いペンキを塗られ、ドアや窓枠は青く塗られている。街の中の道は狭く迷路のようだ。モロッコのシャウエンを思い出すような造りである。
ピタ屋さん。ここで昼食
猫が多いのも、シャウエンそっくりだ。

シャウエンと違う所は、売っている物が、オサレである。ブランド品が多く、何故かスヌーピーキティーちゃんなんかもあるが、大抵はつまらない物ばかりだ。シャウエンのほうが、オリジナリティーがあり、楽しい。
ガスボンベも青に塗られている


あとは、うざくないろころも異なる。しかしながら、あんまり、声も掛けられないのも寂しい物である。
 そんなことを考えながら歩いていると、レストランのおっちゃんが話しかけて来た。オジさんはどこから来たのかと聞く。日本だよと答えると、そうか日本人は大好きだという。いつもそういわれるので、又かと思っていると、いきなりオジさんは、中国人と、イスラエル人と、アルバニア人は大嫌いだと言い出した。

 中国人とイスラエル人はまあよく聞くが、アルバニア人はよくわからない。

 アルバニア?と聞き返すと、そうだ、アルバニアだという。よっぽど、嫌な目に会ったのだろう。イロイロ言ってたが、よくわからず、うざくなって来たので、退散した。

 多少のうざさはあるみたいだ。
お土産物屋さん

もちろんバイクも青




車を借りたので、街中ばかり見てては勿体ない。どこか何かを観に行こうと調べたが、特に何も見るものがなく、この島ではビーチがメインらしいということがわかった。
我々は、ビーチハンティングをすることにした。


 こう見えても、私は、別に泳ぎはしないが、ビーチハンティングは大好きなのだ。
いままで、旅行と言えば海ばっか。いろんなビーチに行って来た。ミコノスのビーチのレベルを確認してやろうと思った。

 とりあえず、メイン道路の端っこのビーチに行ってみた。20分くらいだったかな?シーズンオフの夕暮れのビーチにはだれもおらず静まり返っていた。
だーれもいない海♬
港があるので行ってみたが、誰もいない。寂しいみなとだ。小舟が着いている、岸壁には、50cmくらいのエイがひっくり返って捨ててあった。もしかしたら、干物を作っているのかもしれないが、ひっくり返っていた。
ひっくり返ったエイ
小さな教会があり、レストランもあるが、だれもいない。人影もないので、退散し、次のビーチに行く。

 次のビーチは名前は忘れてしまったが、途中、野焼きのようなものがあり、何となく阿蘇を思わせるような感じである。
の焼き
この辺りの土地はすべて、石垣で囲われ、適当な広さで仕切られている。おそらくは、土地の所有者が俺の土地はこれだけだと領有を主張しているのだろう。石垣だらけだ。でも作物をつくる分けでもなく、荒れ地になっている所が多い。
石垣
このビーチの入り口に入ると、レストランがあり、その先に、茅葺きのパラソルが、置いてあった。砂浜は砂でなく、少し赤茶けた細かな石ころのビーチである。

 裸足て歩くと痛い

 向こう側の山の斜面には、おそらくマンションか、ホテルを建てようとしたのだろう、朽ちかけたコンクリートの廃墟があった。


廃墟

だーれもいない海♬


ここにも、バブルがはじけた跡の痕跡のような物があった。

 この浜にいるのは我々と白人の老カップルだけ。

 寂しいので、退散した。

 宿には、簡易キッチンがあったので、食事は久々に自炊。といっても、インスタントのリゾットをお湯でふやかし、あとは、卵とベージーコン、サラダの夕食だったが、おいしかった。

 翌日も、ビーチ巡り。どこに行けばよいかわからないので、観光バスの後をつけてみた。

 観光バスは、海沿いの行き止まりの教会に止まった。教会が目的地のようだった。
小さな教会




ミコノス島には、小さな教会至る所にある。本当に数が多いが、小さいので、中に入れるのは数人だろう。この教会一つ一つに神父さんがいるのだろうかというのが、自分の素朴な疑問だ。

 この教会は、2つのかまぼこ型の建物が並んでたっており、屋根に十字架がありその下に、鐘が取り付けられ、鐘からロープが下がっており、このロープを引いて鐘をならす。観光客はみんなこの鐘をならして遊んでいる。
説明を追加
この鐘のおとはチャランポランと安っぽい音だった。奥には、数人が集えるような別の建物があるが、中は特に何もなかった。

 おそらく、これらの教会は、日本でいう御堂のような物ではないかと思った。十字架がある建物は、人が入れなさそうな小さなものまであるので、これは、お墓ではないかと推察したが、本当の所はわからない。


 このあとは、ビーチをまた巡ってみた。一つ目のビーチは、浜辺に、たくさんのレストランが、立ち並び、水際ぎりぎりまで、パラソルとベッドが並べられていた。

 小さな湾になっているビーチは、砂の色が茶色で、水はきれいで穏やかだった。数人の海水浴客が、海水浴を楽しんでいた。
カエルウオ
水深50cmくらいの海を覗くと、カエルウオのような魚が見えた。また、砂地に目を凝らすと、10cmくらいのカレイがいた。保護色で、砂になりきっているようだが、水上かもしっかりとその存在がわかるのがかわいくもあり、おかしかった。
カレイ


 パラソル代が高そうなので、次のビーチへ。ここはパラダイスビーチと言い、ディスコ等もあるらいい。

 矢印に沿って行くと、そのまま有料駐車場に入りそうになったが、慌ててUターンして脱出。奥に進むともっといい場所に無料の駐車場があった。

 このビーチで泳いでみた。泳いでいると、足がなんだかちくちくする。ゴーグルをつけて、足を見ると、無数の小魚が、ナンキンに刺された傷口をつついている。

 こいつらは、Dr.フィッシュなのか、あるいは、ピラニアなのかわからないが、気持ち悪いので、退散した。

 次に行ったのは、スーパーパラダイスビーチ。スーパーが付くからパラダイスビーチより、すごいのに違いない。

このビーチもすごい坂を降りて行くが、対向車のバギーのカップルがガッツポーズをして、楽ししそうだなと思っていたら、坂がすごすぎて、2人乗りのバギーはなかなか上がらないのだ。ガッツポーズは、坂を上りきった喜びのポーズだというのがわかった。

さて、このビーチは駐車場からいせまい入り口をぬけてビーチに行くが、必ずクラブの中を通って行くようになっている。シーズンオフであるが、クラブは営業していて、洒落た音楽を流している。

 このクラブの前にパラソルとベッドが並べられておるが、確か1パラソル2ベッドで14ユーロらしい。

 風が強いので、壁際のパラソルに近い所にレジャーシートを広げたら、サングラスのマッチョマンがきて、ここは、ダメだ、パラソルの前か後ろに行けと言われた。
クラブのマッチョマン

ここで昼寝
ここで、2時間ばかし昼寝と洒落こんだ。

 このビーチは、クラブの音楽が、流れていて、また、きれいに整備されていて、雰囲気は良かった。さすがはスーパーが付くだけの事はある。

 おそらく、シーズン中はかなりの客でにぎわうのだろう。夜通しバスがあるみたいなので、夜はガンガン音楽が鳴り響くのではないかと想像した。

 次に、隣のビーチに行くと、なんだか見た事ある光景が。。

昨日来たビーチだった。今日は、パラソルの向こうに、オジさんが、ひなたぼっこしているが、なんだか変だ。

この奥にはじつはスッポンポンのオジさんが写っている。

 彼は、すっぽんぽんで、股間に拳銃のようなものを、ぶら下げていた。しかもかなりデカい。マグナム並みだ。

 妻は、小鼻を膨らませ、この辺りのビーチはヌーディストの人も多くて、ゲイも多いらしいよと、さっき読んだガイドブックの知識を披露してくれた。

 こいつらはゲイか? 股間の拳銃を発射されたたたまらんとあっという間に退散した。

 まあ、クロアチアのドブロヴニクにもヌーディストビーチがあり、多くの人達が裸を楽しんでいた。ミコノス島は、シーズンオフなので、多くはないが、シーズン中はかなりの人達がを楽しむようだ。ほかの場所でもそういったところはたくさんあるよいうだ。

 よく考えてみると、日本には露天風呂がある。露天風呂では、みんなスッポンポンであり、なかには、大の字になって大事なとろも日光浴させている人もいるし、品評会をやっている若いグループなんかもいたりして、スッポンポンを楽しんでいる。

 当然混浴の所もある。阿蘇の地獄温泉はなんかは、老若男女問わずスッポンポン泥湯に浸かり、泥を体に塗り塗りしている。この温泉は、匂いが強烈で、風呂上がりにまた風呂に入りたくなる温泉だ。

 また、屋久島には海中温泉というのがあり、干潮時にだけ、温泉になる海岸がある。ここの海岸もとくに更衣室等ある訳もなく、その辺でスッポンポンになり、風呂につかる。

 屋久島に来る人たちはこの温泉に入るのを楽しみにしている人達も多いと思う。自分もずいぶん前だが入った事がある。とても気持ちよかった。
 この光景はヌーディストビーチと何ら変わらないと思う。

 日本では一応、タオルで隠すという暗黙のルールがあるようだが、ヨーロッパ以上に、日本にはスッポンポン文化がありスッポンポン大国である。

 このように考えてみれば、とくにヌーディスト達の気持ちがわからないわけではく、特殊なものでも何でもないと思う様になり、股間の拳銃を乱射されるという恐怖感もなくなった。


 そうはいっても何も囲いの無いビーチでのスッポンポンは、ミニピストル並の自分にはハードルが高い。

 ミコノス島の家は、白い壁に青いドア、窓で統一されている。それに加えて、ミコノス式建築物は、角が円い。壁と壁の角、手すり等角はすべて、面が取られ、優しいカーブで構成されている。

このような形はどこかで見た事があると思ったら、バルセロナでみたアントニガウディの建築物カサ・パトリョや、グエル公園の壁や手すり、階段、天井の装飾物等々に似ていると思った。両者が関係あるのかどうかは全く知らないが、ミコノス式の建築物がなんで角が円いのか今度調べてみたいと思った。


妻に、海辺の少し小高い場所で、ジュディー・オングのまねをしてもらい、優雅な写真を撮ってみた。

 この日は、風が強く、妻のジュディーオングもどきのカーディガンは、なかなか思う様に風になびいてくれない。

 それでもがんばってポーズをとってもらったら突風が吹き、ジュディーオングカーディガンが風にはらみ、まるでムササビの様にしか見えなかった。
ムササビ
エーゲ海から吹く風はオサレというよりは荒々しい突風だった。

 そんなこんなでミコノス島もあっという間に終わった。レンタカーの燃料は同じメモリの位置返しで、下から1つ目の目盛りより若干下の位置。これに合わせるのはなかなか難しかったが、なんとか上手くいった。

 ミコノス島は、白い壁に青いドア、窓の家と小さな教会がたくさんある、メルヘンチックな街とたくさんのビーチがある、のどかな島だった。



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