アムステルダムに着いたのは、夕暮れ間近であった。バスでブリュッセルからやって来たのだが、妻がバスの中にガイドブックを忘れてしまい、切符売り場のオジさんに、バスは何処にいるか尋ねたら、その辺りにいるから探してみてと言われた。しかし、もはやどのバスに乗っていたかもわからず、もう一度、事務所に戻った。そうしたら別の男性がこれだろうと言って持って来てくれた。喜ぶ妻の顏をみて最初のオジさんは、「私もとてもうれしいよ」と少し甲高い声で言ってくれた。
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バスは、てっきりアムステルダムの中央駅に着くと思っていたが、なんだか雰囲気が思っていたよりも違っていたが、やっぱりアムステル駅と書いてある。
しかしながら、東京駅がモデルとした駅舎らしいものはなく、なんだかダサい感じの駅だった。乗ろうと思っていたとトラムの乗り場がわからず、駅の周りを右往左往していたが拉致があかなないので、ユーロラインバスの切符売り場のおじちゃんにまた聞きにいったら、トラム乗り場はそこのバスに乗って中央駅に行きなさいと丁寧な言い回しで教えてくれた。
このオジさん最初はとても恐い顏していたのだが優しい親切なオジさんだった。
アムステルダム駅。 中に入ってみたがボロかった。 |
I amsterdam って直訳すると 私はステルダムでいいのか? |
バスも1つ目のバス停で降りると思い込み、違うバス停で降りてしまったので、中央駅に着いた頃にはすっかり真っ暗になっていた。
トラムの中から、見るアムステルダムの夕暮れの風景は、まるでハウステンボスのようで、奇麗だった。(ハウステンボスがアムステルダムをモデルにして作っているので当たり前なのだが。。。)
ハウステンボスそっくり。 |
近くのレストランに入り、道を訪ねると、ウエイトレスのお姉さんが通りまで出て来て教えてくれたが、持っている地図と方向が違う。地図を見せると、別の方向を教えてくれたが、同じ名前の通りが、別にも有るようで、ややこしい。
ウエイトレスのお姉さんは、親切で、奇麗だった。「誰だ俺に、3大ブス国はオーストラリアとオランダと(もう一つ忘れた)と教えてくれたのは? オランダは違うぞ」と思わずつぶやいた。
ホテルは、トラム降り場のすぐ近くで、さっき暗いからといって違うと思い込んだところにあった。しかし、ホテルの看板が小さすぎる。ホテルにはとても見えなかった。
アムステルダムは特に何処にいこうとも決めてなくブラブラと街歩きをした。
宿の近くをブラブラしていると、ショーウインドーの中に、下着のマネキンが飾ってある。下着屋さんかなと思って通り過ぎようとしたら、マネキンが動いた。ビックリして立ち止まり、ガン見すると。下着姿のお姉さんが手を振っている。ここは、飾り窓だった。
宿の近くは、街のはずれで、殆ど住宅街であるにも関わらず、飾り窓があった。夜になると、ピンクのネオンが怪しく光り、お洒落な街を怪しく演出していた。
ピンクのライトが飾り窓 |
そこから、運河沿いを歩いていくと、またなんだか怪しげな街となり、大人のおもちゃ屋さんとかがある。露骨に商品をショーウインドーに飾ってあるところはかなり過激だ。
その裏には飾り窓が山の様にある。といっても、ここは観光客が山のようにいて、街は怪しげだが、普通に観光地である。この飾り窓見物も、観光なのである。
白人の女性カップルもまじまじと飾り窓を立ち止まって見ている。白人少年グループはは、一緒に写真撮らせてとお姉さんにお願いしているあたりなんだかかわいかったりする。
そういう勇気のないおっちゃん達は、勝手に望遠レンズで盗み撮りする。もちろん俺は、おっちゃんの仲間だ。
隠し撮りしました。 |
しかしながら、この飾り窓のなかの女性の化け物ぶりにはびっくりした。俺の見たところ化け物率90%だ。もちろん窓にカーテンが掛けられ、お取り込み中のところも多々あり、化け物だけが残っているのかもしれないが、客は来るのであろうか?少し心配になった。
世界3大ブス国に数えられたのは、この飾り窓のせいかもしれないとも思った。
しかしながら、私は見た。うれしそうな顏して、自分の母親より年上ではないかと思われる化け物の部屋に入って行くマザコン少年を。。。 世の中にはいろんな人がいる物である。
オランダは、売春と薬物が合法な国らしい。薬物はどれが良くてどれが悪いのか知らないが、この辺りのCafeではマリファナを良く吸っているようで、Cafeの前を通ると、変な匂いがする。
自分は、昔喫煙していたせいか、煙にはうとく、あまり気がつかないが、妻は、変な匂いがすると、やたらと言っていた。
この教会の付近が飾り窓と薬物の基地だ。 |
自転車めちゃ多い。 |
アムステルダムの、道路は歩道、自転車道、車道、トラム、車道、自転車道、歩道という7層のミルフィーユ構造をしている。まあ、ヨーロッパの各都市は同じ構造ではあるのだが、自転車の数が多すぎ、朝夕の通勤時なんかは、道路を渡るのに苦労する。
原チャリも自転車用道路をはしるので危険だ。 |
アムステルダムは、平坦な土地なので、自転車が便利なのだ。短いスカートをはいて自転車をワシワシこいで行くオランダ人女性にはたくましさを感じ、つい見とれてしまう。
自分は、最初自転車道と歩道の区別がつかなく、自転車道を歩いていたりして、後ろを振り返ると、自転車が突っ込んで来て、何度もぶつかりそうになった。自転車の人はぶつかりそうになって、文句を言って立ち去って行く。最初は感じ悪いなと思っていたが、悪いのは俺のほうだった。
これで人間も運べる。 |
でもベルぐらいは鳴らしてもらいたいと思っていたが、この国のチャリには、ベルが付いていていない。平坦なので、ギヤ付きではなく荷物がたくさん運べる黒くてあまりオサレではないパパチャリが多い。ベルが付いていなければ、自転車の事をチャリとは絶対に呼ばないなと思った。
携帯しながらの運転は禁止ではないのか? |
本当に、うっかりすると、チャリにはねとばされるので要注意だ。俺は、2日間で、5〜6回チャリのタイヤに足が触れた。
交通に慣れぬまま、この街を去ることにした。
7月23〜26日
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