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ベリーズ入国後、ベリーズシティーから水上タクシーに乗り、キーカーカーという島にやって来た。
キー(Cay)というのは砂州のことを指す(別にしゃれているわけではない)ようで、平べったい砂で出来た島の上に、町が出来上がっている。
ここには、舗装された道はなく、普通の車は走っていない。電動のゴルフカートとチャリが島の交通機関のようだが、旅行者が行く範囲では、歩きで十分だと思う。
到着後、宿を決めなければならない。妻が客引きのおっちゃんに捕まり、結局おっちゃんの勧める宿を見てみる事にした。
おっちゃんはカートに乗れという。カートに乗らなければならないくらい遠いところは嫌だぞと言ってみたが、カートに乗れという。
カートはいくらかと尋ねると$2.5という。ここではUS$とBZ$の両方が使えるのでBZ$かと確認したら、なんだかうんというような曖昧な感じの答え。
BZ$はUS$の半分なので、まあいいかと思い乗った。150mくらい走りあっという間に宿に着いた。遠いところは嫌だぞと言ったが、近すぎて$2.5でも高いだろと思っていたところ
一人2.5US$だから2人で10BZ$だと抜かしやがった。
一人かどうか確認するのを忘れていたのは私の落ち度だが、BZ$と確認しただろと、激しく抵抗して、タクシーの運ちゃんと喧嘩になった。
まあ喧嘩と言っても、大人なので節度ある喧嘩ではあるが、お前らの英語がなってないと言われるともうなんとも言えない。10BZ$払ってやった。
紹介してもらった宿は、エアコンはなかったが、風が吹き抜け気持ちがよかった。値段は、60BZ$。安いのか高いのかよくわからない。ちなみにエアコン付きの部屋は空いていなかったが、110BZ$だそうだ。馬鹿高い。
キーカーカーはベリーズバリアリーフの内側にあるので、風は強いが、海には殆ど波がない。海水浴にはぴったりなのだが、奇麗なビーチって物がない。
砂州なので、島のまわり全部ビーチなのだが、すべて、桟橋やらホテルの施設等が立てられていて、しかも海藻が生えているので泳ぐのには適していない。
唯一島の北側の端っこにあるバーの近くが泳げそうな感じだ。
このバーはロケーションがいいので何時行っても大勢のお客さんが、水につかりながら飲んでいる。バーは、ぼろ儲けだ。(笑)
そのバーの向かい側には、別の島があり、その距離は30mくらい。ここは海峡になっており、流れが速いが、みんな泳いで対岸の島で泳いで渡っている。
私はあまり泳ぎには自信がない。マスクとスノーケルとフィンの3点セットがあればいくらでも泳げるが、なにもないと、全然駄目だ。妻と一緒に泳ぐと、いつも負けてしまう(笑)
さて、ここに来た目的は、ブルーホールである。さっそくダイビングショップを探す。
フレンチーズというショップに聞いてみたら、ブルーホールには明後日行くそうだ
料金は450BZ$(ダイビング3本)だそうだ。高い!!
2軒目ベリーズダイビングサービスだったっけ?というところに聞いてみたら288US$だそうだ。US$とBZ$が入り交じると混乱してしまい、なんだ安いじゃないかと思ってしまったが、もっと高い。
ここは、立派な船をもっており、設備はさっきの店よりよさそうではあるが、受付の兄ちゃんの態度が気に入らなかったため、却下した。
3軒目は、明々後日に行くというので、残念ながらその日は帰るというと、フレンチーズに行けと言われた。
で結局最初のフレンチーズに申し込んだ。
フレンチーズのボート トイレはない |
BCとレギュレータを決めて、次にフィン。フィンをあわせてこれでいいというと、受付の兄ちゃんフィンは一つでいいかと真面目な顔をして聞く? はあ? 2組なのか、左右あわせて2つなのか分からないので、多めに、2ついるよというと、笑いながらもう一つ出して来た。単なるつまらないジョークのようだった。
ウエットスーツは、また真面目な顔して、女性のワンピース水着みたいなウエットをもってきやがった。
またジョークだ。しかたないから、これは日本ではコマネチっていうんだと教えてやったが、当たり前だが、受けなかった。
こいつら、マジで人なめたような感じだ。明日ののガイドは大丈夫だろうか?ジョークで水の中でバルブ締めたりしたらぶっ殺すぞと言いたかったがやめといた。
さて、集合時間は朝5:30で6時出発。2時間走り、1本目ブルーホールを潜る。2本目、3本目はアウターリーフのドロップオフを潜る。
出発後、20分くらいは、ボートは揺れなかったが、リーフの外に出ると、かなりボートは揺れ、大きな波をこえるたびに、腰を椅子で強打したり、首がぎくってなったり、して忙しい。
ポイントまで2時間寝て行こうと思っていた計画がもろくも崩れた。
ブリーフィングは、黒い雪だるまのような感じのガイドが、丁寧に説明してくれたが、まあ1/3程度しか理解できていないが、だいたい、max深度40mで8分間して、ゆっくり浮上しながら魚を見ながら上がってきて25分のダイビングですよと言う感じだ。
昨日のふざけた感じはなく、至って真面目だ。これならバルブは閉められないだろう。
エントリしてみたが、水は濁っており、ブルーホールはどちらかというとブルーというよりは深緑にような色だ。
一斉に潜行して行くと30mくらいで水が冷たくなり、そこから壁がオーバーハングになっている。その中にはいると、鍾乳石の様に柱が天井から下がっており、その柱の間をクネクネと泳いで、外に出てからゆっくり浮上しながら魚を探す。最大深度の40m付近では何も魚はいない。ちなみにブルーホールの直径は300m、深さは130mくらいだそうだ。
30m付近からこんなのがbらぶら下がっている |
サメ |
正直言って、つまんなかった。
2本目は、20分程走り、近くの島にシュノーケル隊をおろして、リーフエッジへ。
この辺りは、今までと違い水の色がすばらしいブルーだ。
エントリーすると、ものすごく奇麗だ。ウオーと吠えてしまった。
砂地にガーデンイールが元気ににょきにょき顏を出している。
めちゃ奇麗だったのだが、写真ではなかなか表せないのが悔しい |
少し泳ぎリーフのエッジを泳いでいく。よく聞こえなかったがこのリーフのボトムは120mくらいはあると言っていたような気がする。ウミウチワや、ソフトコーラルが元気そうにしているが、魚自体は少なめだ。時折、マダラトビエイがやってきたり、遠くにサメが見えたり、ヒカリモノ系の魚がまわって来たり、バラクーダが単独でボケーっとしていたりしているくらいだ。
暇そうなバラクーダ。ヤッパリ悪顔だ。 |
コンク貝は、この辺りの名物らしく、夕飯にコンク貝のフライ等を食べたりしてて、まあ美味しかったし、貝殻はお土産用に加工し、たくさん売られている。
コンク貝 |
2本目、3本目は若いガイドに変わった。 |
マダラトビエイ登場 |
唯一の小物 |
それから、この島には、カツオ鳥のコロニーがあるのでそれを観に行く事が出来る。ガラパゴスで、カツオ鳥を見たが足が青いアオアシカツオ鳥だった。ここのは足が赤い赤足カツオ鳥(レッドフィンブービー)だ。
展望台みたいなところがありそこに上がると、木の上にたくさんのカツオ鳥が羽を休ませていた。というか、まだ子供のようである。親が餌をもって来てくれるのを待っているのだろう、近くにもいたので、足下をみると当然だが足が赤い。
これで、青足と赤足をみたことになり、結構満足した。
往路は、風が向かい風だったので、かなりボートが揺れ,何度も腰を椅子に叩き付けられきつかったが,帰りは追い風なので、あまり揺れる事もなく快適に、帰って来た。
まあ、ブルーホールは少し残念だったが、まあ有名ポイントは意外と期待はずれな物である。久しぶりに遠出のダイビングをしてそれなりに楽しめた。
翌日は、サンペドロに移動する予定だったが、揺れるボートの中で2時間踏ん張っていたせいか全身が筋肉痛で動けなかったので、サンペドロに行く事を諦めて、キーカーカーにもう一泊することにした。
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