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2013年8月7日水曜日

ベルギー ブリュージュ


 ベルギーっていう国、チョコとワッフルが有名で、ベルギー王室がたしか天皇家と仲良しという事ぐらいしか知らなかった。

 パリから、ユーロラインバスに乗って、3時間位でブリュッセルの街に着いた。着いたところは、ブリュッセルの北駅。

 宿はこの駅から、歩いて10分くらいのところのドミトリーを予約してある。バスでブリュッセルの街が近くなって来たら、なんだか街は、落書きだらけで、メリーゴーランド、観覧車、ぐるぐる回転するブランコ、小さなジェットコースター等の遊園地が道端にあるが人は殆ど乗っていなくて、既に終わった感じがした。
 
 駅に着くと、そこは、奇麗な高層ビルが建ち並んでいたが、人は少なく閑散としている。宿に行く途中の駅前には、アダルトショップが立ち並び、道の 両脇には、部屋の中が丸見えになった個室があり、そこにセクシーな衣装を着た黒人女性が手招きをしている飾り窓なんかがあり、場末的な、ヤバい街に思えた。

 なんだかヤバいところに来てしまったというのが第一印象である。

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 ブリュッセルの街は小便小僧と、小便少女を観ればいいやと思い、中世の奇麗な町並みがある、ブリュージュという街に行ってみることにした。

 北駅から列車で1時間ちょっと、往復15ユーロは少しお高いチケットだが、列車は快適だった。3列シートで、おフランスのTGVより快適じゃないかと思っていたら、車掌がやってきて、ここは1等車両だから君たち2等の乗客はあっちと言われて、別の車両に移った。
一等車両。
移った先のシートは普通の対面の2列x2のシートで、我々の前の席には、若い男性が2名。でもなんか様子が、変だ。しっかり、手を握りしめて、足を絡め合って座っている。

 しゃべり方もなんだか甘いしゃべり方だ。そう彼らは間違いなくゲイカップルだった。

 まあそんなゲイカップルを眺めながら、ブリュージュに到着。なかなか奇麗な駅だった。

 駅から、一番高い塔を目指して、歩いて行く。おそらく住宅地だろうか、人は少ないが、おしゃれな街だ。写真を撮りまくりなかなか先に進まない。
この建物を目指して歩く。
ようやく大きな教会にたどり着いた。そこは、おそらく聖母教会と言われる場所のようだ。ここまで来ると、道は観光客で溢れ返っている。
建物の三角形の屋根の飾りが面白いモン
ここから鐘楼に向かって歩いて行くと、そこには運河が流れ、ボートで、観光客が観光をしている。ここは、まるでハウステンボスのようだった。
運河
鐘楼
運河沿いにはがらくた屋さんがあった。
この街は、ガイドブックに中世の香りがする街と書いてあった。街中には観光用の馬車が走っている。中世では、たくさんの馬車が行き交ってたに違いない。馬車が通ると、馬糞の香りがする。きっと中世では、町中に馬糞の香りがしていたのでないかと鋭く推察した。そう、中世の香りとは、馬糞の香りに違いない。
馬車。機種は奇麗な女性が多かった。
道の両脇には、チョコレート屋さん、ワッフル屋さん、その他お土産物屋さん、ブティック等が、立ち並び、各お店が奇麗で、おしゃれである。パリなんかよりずっとお洒落だ。


おっぱいチョコも売ってた。

 途中でビヤホールがあったので、そこでベルギービールを飲んでみる事にした。2人で一杯でいいやと思い、面白い形のグラスをさして、このビールと注文したら、何と2杯ビールがやって来た。

 僕、1杯しかビール注文してないもんと文句を言ったが、いやアンタは2つ注文したと向こうも強気だ。1杯は普通のビールよりちょっと濃いめの色、もう一杯は赤い色をしている。どちらも興味があったので、2杯分払い、飲んでみた。

 赤いビールはチェリービールで、フルーティーな酸味があり、ビールというより、カクテル、食前酒っぽい感じだが、これは美味しかった。
左がクワック、右がチェリービール

 もう一杯は、普通のビールだが、こくがあり、アルコール度数が若干高いように感じられたが、芳醇で美味しかった。このビール、後で知ったのだが、クワックという銘柄で、アルコール度数が8%程度のものだった。道理で強いと思った。

 運河を観ながら、十分にビールを堪能する事ができた。
  
 後で知ったのだが、ビールの銘柄毎に、グラスが決まっているようで、最初にグラスを指したので、そのグラスのビールが注がれ、次にメニューをさしたので、そのメニューのビール(チェリービール)を注文したことになり、2杯注文した事になったようだった。

ビールのボトルでデザインされたスクータ

 少し酔っぱらいながら、街歩きを続けると、広場にでた。広場は、マルクト広場といい、ヨーロッパで5指に入る美しい広場があった。
これ全部ビール
たしかに奇麗な広場ではあるが、なにか催しものが有るようでステージが組まれて工事しており、少し雑然としており、また、馬車の発着所になっており、中世の香りが強く、今一感があった。

 この広場を中心に、いくつかの道が広がっていて、人もかなり多く店も賑わっているようだった。日本人観光客もちらほらといた。
この門から街になるみたい

石畳の道はフェラーリでは走りにくいだろう。
広場
広場の馬車乗り場


 帰りは、別の道を少し通って帰って来たが、直径15センチくらいの赤くて円い看板が掲げてある店があり、2013年度のミシュランに掲載されている事を表しているようだった。

 カンクンで出会った8年旅をしている旅の大先輩夫婦から、ミシュランガイドに載っていて、星がないところがそこそこの値段で美味しいと言われていたのだが、ミシュランガイドを観る暇もなく、どうしようと思っていたのだが、このマークのある店に行けばいいのだと思った。
ミシュラン掲載店
さらに歩くとTANUKIという日本料理店に出くわしたが、ここにもミシュランのマークがあった。外国の日本料理店というのはどうなんだろう?美味しいような気がしない。このマークを本当に信用していいか不安になってきた。
愛の湖
このブリュージュと言う街、小さい街であるが、本当に奇麗な街だったと思う。もう少し時間があったら、少し郊外の方も観てみたいという思いも有ったが歩き疲れてヘトヘトだったので、早めに宿に帰り、スーパーで買っきた総菜を食べた。ディナーを食べていると、向こうから笑顔でアジア系の女性がやって来た。

 中国人ですかと聞かれ、日本人だと答えると、自分は韓国人だという。アムステルダムから、バスでやって来たのだが、我々がアジア系の顏だったので、声をかけて来たようだった。


 その韓国人はジュンと名乗った。彼女が言うには、21日は、新しいベルギー国王の就任式があるという。

 え! 何それ。知らなかった。

 早速、調べてみると、現国王が突然、国王ヤーメタと言い出し、21日に息子の皇太子が新国王になるということで21日はパレードがあると言う事だった。

 21日はアントワープ観光の予定だったのだが、急遽予定を取りやめ、ブリュッセル観光を一日追加することにした。

 ただし、アントワープの宿は予約してしまっていたので、21日は、アントワープから、ブリュッセルに出向いてくる事にした。

ベルギー ブリュージュ 7/19
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