3月18日
今日のフライトは12:35なので、8時くらいに宿を出てバスで、空港へと向かった。バス代は二人あわせて2600チリペソ(約520円)だった。急に昨日のタクシー代が惜しくなって来た。まあ安全代として言い聞かせるしかない。
今日乗る飛行機はエアーカナダだ。なんでカナダの飛行機なのかよくわからなかったが、この飛行機は、トロントとブエノスアイレスをサンティアゴ経由で結んでいる飛行機だった。機体はB777で、今まで乗っていたB737やA320等の小さい飛行機よりは座席がゆっくりしており、快適だった。おまけに、110VとUSBの電源があるのがありがたかった。
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今日のった飛行機はエアーカナダ |
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今日はこのアンデス越えでアルゼンチンまで行きます。 |
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さすがは6000m級の山。山頂は残雪。しかし、飛行機からやたらと近くに見える。 |
2時間でブエノスに到着し、バスで市内まで向かう。バス代は75アルゼンチンペソ。2人で、150ペソ(2800円くらいか?)1時間くらいの時間だが、結構バス高い。
バス停からホテルまで、歩いて行ったが、とにかく、人と車が多く、少し上り坂になっているので、かなり歩きにくい。おまけに地球の歩き方の地図が分かりにくい。途中他のホテルの人に聞いたりして、ようやく予約していたホテルにたどり着いた。
南米に来てからそう思うのだが何処も、看板が少ない。ホテルの看板等も小さめで、正直よく分からない。その代わりに通りの名前と番地がちゃんと表示されているので、住所を探したほうが、分かりやすいようだ。
ホテルは、メールで直接予約をしていたはずだが、レセプションでは、予約されていないという。メールを見せてとりあえず、部屋は空いていたので、泊まることが出来た。
実はブエノスに来てからすることを決めていなかった。妻が、タンゴショーがみたいというので、ガイドブックに載っている値段とかをチェックしたが、高いので、どうしようかと思ったが、ヤッパリ本場のタンゴは見たいと思ったので、ガイドブックに載っている店に行ってみることにした。
場所は、宿からはかなり離れているようだったが、散歩がてらに行ってみる。3軒程あたってみたが、1軒は、お客さんがみんなドレスアップしていて、我らの山登りスタイルでは気が引けたのでやめて、ガイドブックで一番安いところは、閉まっていた。結局最初に見つけたお店だと、我々の格好でも入りそうだったのでその店にしたが、値段は、ディナー付きで714アルゼンチンペソ。一番高かった。ガイドブックでは500ペソと書いてあったので、ずいぶん値上がりしているようだ。
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タンゴショーのお店 |
お店に入る前、正装した黒人の客引きと記念撮影。この黒人の格好がおしゃれでかっこ良かった。そして、中に入り、席に案内される。客は殆ど観光客のように見える。中には一人出来ている女性もいるが、客は全体的に年齢が高めのようにみえた。
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店内はこんな感じで雰囲気はよい |
食事は、前菜と、メインとデザートを4つくらいの中から選べるようになっている。我々は、アルゼンチンといえは肉だろうとういうことで、前菜は冷製ビーフのツナソースかけ、メインは350gのベビービーフステーキ、デザートは、アイスクリームを頼んだ。妻も同じ物を注文したが、デザートは無しのワイン煮アイスクリーム添えを注文。ウエイターは、妻のデザートのチョイスに素晴らしいと言い残して去って行った。それから飲み物はハウスワインがセットでついているということなので、肉料理なので赤ワインを注文しておいた。
我々の入店時間は、8時くらい、ショーは10時からスタートでショーの前に、ディナーを2時間楽しむことになる。
前菜は、超薄い、ローストビーフにマヨネーズにツナをちょっといれて混ぜたようなソースがかかっており、微妙なお味。上にアンチョビがのっており、アンチョビも混ぜて食べると塩辛いが、味に深見が出てきたが、所詮ツナマヨの味だった。
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前菜のローストビーフにツナマヨソースかけアンチョビのせ |
次に肉であるが、4センチくらいの厚さのステーキが、フレンチフライと、キャベツと人参の千切りのサラダの上に乗って出て来た。分厚いのでナイフで薄く切ってみると、中は程よいミディアムレアで赤身だ。食べてみると全く味がついていない。ソースをつけてたべてみるが、このソースがまずい。ワインで流し込みながら、サラダを食べてみる。ドレッシングが劇的にまずい。
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残念なお味のステーキ |
フレンチフライは普通だが、塩をふって、とりあえず、味を調整しながら、肉とフレンチフライを交互にたべてたら、油っこくなってきて、体が受け付けなくなって来た。結局肉は1/3程残してしまった。
デザートのアイスクリームは特に普通だったが、妻の梨のワイン煮は、何とも形容しがたくまずかった。でも隣のおそらくイギリス人の奥様は、梨の煮込みは美味しいわ〜みたいな感じで食べていたので、自分の口に合わないだけかもしれないが、日本人は美味しいとは思わないと思う。
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デザートの梨のワイン煮のアイスクリーム添え |
残念な食事がおわると、いよいよショーの始まり。ステージには、6〜7人くらいのバンドが登場し、タンゴの演奏を行う。めちゃ雰囲気がよく、自分のテンションもあがる。
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一人でのパフォーマンス |
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バンドマスターかもしれないおじさん。陶酔している。 |
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デュエット |
最初は演奏で、次は、タンゴのダンス、女性と男性ののボーカル、男性のダンスパフォーマンス等があったように記憶する。一旦幕が閉じ、今度は4人組の演奏で、コンドルは飛んで行く等アンデス系の音楽の演奏、それから、女性のボーカルで、多分アルゼンチンの国歌もしくは、応援歌みたいな歌。これはなかなか良かった。
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アルゼンチンの歌 |
最後はラクンバシータ。タンゴの曲は実はあまりよく知らない。全部おなじ曲の様に聞こえていたが、最後の曲ラクンバシータだけは、知っていて、バイオリンのCDも持っているので、めちゃテンションがあがり、しかもラストとおいうことで、大盛り上がってしまった。
チップを出せと言われてたがいくらくらい出したら良いか分からないので、100ペソ(1500〜1800円位?)を封筒に入れて渡し、店を出た。
もう12時を余裕でまわっており、危ないので、タクシーで宿まで戻った。