2月12日 火曜日
同室の人は夜中1時半頃に部屋に入ってきて、荷物をまとめて出て行った。結局彼は一度もベッドに寝ることなく出て行った。その後トイレに起きたが、部屋は別に異常はなかった。明け方4時半に気配を感じて、目を覚ましたら、部屋の中に誰かが立っており、妻がトイレに行くのかと思い、「トイレに行くの?」と声をかけたら、その女性は部屋を音もなく出て行った。そうするとベッドの上から妻が、私はここにいるよと言ったので、さっきの人は夢かななんて思っていたら、妻が、ベッドの上に何かあるよというので、懐中電灯で照らしてみたら、なんとそこにはダッチワイフが横たわっていた。Σ( ̄□ ̄;)
さっきの女性が置いたのだろう? しかし何故?????おそらく「FUCK YOU」という意味なんだろうが、そんな嫌がらせをされる心当たりがない。
一つあるとしたら、昨日の黒人の女性は、ベッドのシーツをそのままにして出て行き、ベッドが奇麗にされていなかった。そのベッドに、新しい人が来たが、おそらくそのベッドを使ってよいかどうかわからなかったので部屋を出て行き、嫌がらせをしたのではないかと思われる。しかし、ダッチワイフとは手が込んでいる。
気味が悪くてその後眠れなかった。一刻も早く、その部屋を出たかった。ようやく朝になり、朝食も摂らずに宿を後にした。宿はレセプションが開くのが8時だったが、鍵のデポジットを返してもらわなければならない。前日に8時前に出ることをレセプションに言うとデポジットをその場で返してくれた。その場で返すのならデポジット取る意味がないじゃんとツッコみたくなったが、だまって返してもらった。
空港でレンタカーを返し、そのままチェックイン。人は少なくスムーズだ。これでタスマニアともお別れ。タスマニアではペンギン、ワラビー、パデメロン、ウオンバット、タスマニアンデビル、コアラその他多くの動物に出会うことができたし、大自然も満喫できた。また、宿で出会った人と、一緒に旅をしたり、腰を痛めたフランス人を送って行ったり、部屋の鍵が開かず、おじちゃんにレクチャーしてもらったり、宿がなくて困っている時一緒になって探してくれたり、困った時には力になると電話番号を渡してくれたりと、いろんな人に出会った。タスマニアの旅は出会いの旅であったような気がする。
ただ、自分が熱を出し、最後の3日間は殆ど何処にも行けなかったことと、最後の夜のダッチワイフ事件が、残念であった。
飛行機はあっという間にシドニーに着いた。シャトルバスで、キングクロスにある宿のBrado's Backpackers に向かった。 そこは、キンググロスの中心部(とおもう)所にあり、レセプションに行くと、おじさんがフォレストガンプのフォレストだと握手をしてくれた。ホバートの宿と違い、暖かい出迎えにほっとした。ここはインターネットが部屋で使えたので、貯まっていたブログの更新を、5日分程行った。これで、ウエストコーストの分は、終わり。次はタスマニアの分は、おそらくエアーズロックから帰ってからとなるだろう。
部屋は6人部屋、ドイツ人の女性が一人いたが、あとで、ノルエー人の男性3人が入って来た。ノルエー人の男性は愛想がよく、3人で3週間レンタカーでオーストラリアを回っているとのこと。夜10以降ドイツ人の女性は彼氏らしき人物と出かけ、ノルエー人もみんな飲みに出て行った。帰って来た時物音で目が覚めたが、その後、定期的に誰かが部屋をノックする。下の食堂ではパーティーをやっているようで、騒がしく、そのお誘いのようだったが無視したが、あまり良く眠れなかった。
折角良い宿を見つけたと思ったのに、夜騒がしいのはよくない。