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2013年3月9日土曜日

2月21日 トンガリロアルパインクロッシング


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  朝7:15にバスに乗り込み、出発した。バスは20分くらい走り、トンガリロ縦走ルートの出発地点に到着した。ここには駐車場はなく、一般の車は出入りできない。許可を得たバスのみが出入りすることが出来る。
朝日を浴びたナウルホエ山

  帰りのピックアップは午後4時だ。縦走ルートといってもピックアップは、同じ場所なので、途中で引き返してこなければならない。バスの運転手に、トンガリロは登れるのかと聞いたら、あんたの足がスーパーフットだったら登れるよとの答え。スーパーフットじゃないので湖が見えるところまでで引き返すことにした。

  歩き始めると、右側にまだ雪が残っている山が見える。ここはスキー場がある2700m級のMt. Ruapehu(ルアペフ)だ。
残雪があるルナペフ山
これを見ながら進むと、近くに富士山のような形をしたナウルホエ山(MT. Ngauruhoe)が見えて来た。宿から見えていた山はこれだった。

  火山なので、山に木は生えていない禿げ山だ。道は、車一台通れる程度のダートだが、こう配がゆるやかで、歩きやすい。こういった道を30分程度歩くと、道は細くなり、こう配がきつくなり、車が通れないような登山道へと変わる。そうすると、小さな滝が見えて来た。




滝を過ぎると、道は、地面から50cm程度高いところに板を張った、ボードウオークとなる。おそらく、山から流れてくる水が、多いときは、ここは湿地になるのではないかと思う。この風景は、九重の坊ヶ鶴なんかを思い出させる。行ったことはないが尾瀬なんかもこんな感じなのかもしれないなと思いながら歩いた。
ボードウオーク
  今日は、水は少なかったので、水深30cm程度で巾50cm程度の小さな川が蛇行しながら滝に注いでいる。


  ボードウオークをしばらく行くと、公衆トイレがあり、おそらくここが最後のトイレだろうと思い、とりあえず絞り出しておいた。ここまでが約1時間。ここから、2〜3分ほど道をそれるとsoda springというのがあるが、とりあえず帰りに時間があったやら寄ることにして、先にすすんだ。


  ここからが本格的に登って行く。道は整備されているので、階段がメインで、スロープもプラスティックの蜂の巣状の滑り止めがひいてあり、歩きやすいが、傾斜は結構な角度だ。ゆっくりと登って行くと、みんなが、すわって、景色を眺めているところがあり、ここが峠かと思ったら、さらに上に道があった。

  ここからは、あまり整備されていない、急な山道になる。岩場なので、滑りはしないが、足を踏み外さない様に、慎重に歩を進めて行く。ようやく坂を上り詰めると、そこは、おそらく噴火口の後だろう、中は土に埋め尽くされフラットになっており、かなり広い。
おそらく昔の噴火口

 そこを通り抜けると山の反対側の景色が見えた。それから、溶岩が固まって出来たと思われる面白い形をした岩が見える。


  しかしながら、目的地はまだまだだ。ここからは足を滑らしたら、下まで真っ逆さまとなるような道を手を使いながら登る。そこを登りきるとトンガリロと頂上までのコースと縦走コースに分かれる。
最後の坂を登る。


  もちろん我々は縦走コースに行く。そこから、砂利の坂道を登りきると、湖が見えるところにつく。ここが、今日の折り返し地点だった。ここまで3時間程度だった。
景色のいいところには大勢の人がいる。

 湖がもっとよく見えるところまでは少し下らなければならないが、傾斜が急で、地面が砂利で滑りやすいので、なかなか大変だった。ようやく3つの湖すべてが見える所まで降りたが、実は上から見た方が奇麗だった。(T-T)
3つの湖が見える

  上まで戻り、そこでお昼ご飯を食べた。風がつよく、ビーニール袋が飛ばないように押さえていたが、一瞬の隙をついて、ビニール袋とタッパーのふたが飛ばされた。ビニールとふたは、上昇気流に乗り、空高く舞い上がり、しばらくは、空を舞っていたが、いつのまにかどこかに行ってしまった。結果的にゴミを捨ててしまったことになり、少し気持ちが落ち込むが、どうしようもなかった。
昨夜自分で作ったお弁当の焼き飯を食べる。おかずは景色だ。うまい!!

  ここから左に折れるとトンガリロ山となるが、ガイドブックには、あんまり形が良くないせいかここを登る人はいないと書いてあったので、行かなかった。というか時間的に無理であった。

 帰りは着た道を引き返すだけで、すべて下りなので楽勝かとおもったら、右の膝が痛くなってきた。これはいつものことだが、いつもは左なのに今日は右だった。まあたいしたことはないが、人よりは下りのペースは遅くなった。

  往路で行かなかった、sode springsに寄ってみたが、特に炭酸泉が出ている訳ではなく、単に、小さな滝があるだけだったが、ここから流れ出た水が、小川を作り、滝を作っていた。
SODA SPRINGはただの滝



厳しい環境でも花は咲く
  ここからは約1時間だが、ここからは緩やかな下りで、緑もたくさんある。 朝は山の陰だだったため暗く見えていた風景も今は陽があたり、紫の花と、木々の緑が非常に美しく感じた。しかし疲れていたせいか、延々とつづく緩やかな下りが非常に長く感じられた。
 3:15くらいにようやく集合場所に到着した。ピックアップは4時の約束なので、時間的には余裕ではあった。

  宿までのバスに乗り込むと、すぐに宿に着いた。あれ?と思うと、実は疲れて寝てしまっていた。

 いろいろと今後の予定を立てる必要があるので、5ドルでインターネット24時間券を購入し、チリからラパスまでの航空券を購入しようとしたが、LAN航空のHPから購入できなくなっており、焦ってしまった。別の航空会社の便もあるが、2回乗り継ぎで朝早く、値段も高い。とりあえず明日再度チャレンジすることにして、寝ることにした。