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2013年8月6日火曜日

モンサンミッシェル


 モンサンミッシェルには、アメリカでグランドサークルを一緒に廻ったと徳ちゃんと一緒に行く事になっていたので、ユースホステルで待ち合わせした。

 モンサンミッシェルへは、TGVでレンヌまで2時間、レンヌからモンサンミッシェルまでバスで1時間だ。 TGVの料金は、片道59ユーロと高額だった。

 さっそくTGVに乗り込み、とりあえず憧れのTGVの写真を撮ろうと外にに出たら、なんとドアが閉まってしまった。時計をみると出発時刻だったΣ( ̄□ ̄;)
この写真撮っていたら、ドアが閉まってしまった。
ホームを走り、どこか空いているドアはないかと探したら、一つ開いていて、そこからかろうじて乗り込んだ。

 出発してほどなくすると、車掌が検札にやってきた。車掌は、「オー君たちか、さっきはドアが閉まって大変だったな。俺が、ドアを開けて待っててやったんだぞ、感謝しろよな」みたいな事を言っていた。ちゃんと車掌は見ていて全部分かっていたようだ。

 レンヌに着きバス停に行くと、派手なセーラー服のような服を着た、髪の毛が赤い日本人がいた。日本で放送されているロケみつという番組の出演者とそのスタッフだった。パリのTGVへの駅でも見かけ手を振ったがガン無視されてたので、実は印象が悪い。
こんな風景を見ながらレンヌからモンサンミッシェルまで移動
どうやらモンサンミッシェルで撮影をするようだった。
ロケみつ撮影隊
1時間程で、モンサンミッシェルへ到着。ホテルにチェックイン。3人で81.5ユーロのホテルだったが、税金をいれて90を超えてしまった。いつも、予約したときの値段と支払うときの値段が変わってしまう。出来れば、税金込みの総額表示をしてもらいたいものだ。

 このホテルからモンサンミッシェルへは歩いて30分くらい。バスも走っているが、歩いて行く事にする。
バス停〜モンサンミッシェルまでのシャトルバス。

 徳ちゃんの希望で、今日は夜景を見る事にしたので、夕方になってから出かけた。
歩いてモンサンミッシェルまで向かう。
モンサンミッシェルまで歩く。
途中写真を撮りながら行くので、なかなか先に進まない。ようやく、門までたどり着き、中に入った。入場料がいるのかと思っていたら、とくに料金所はなく、そのまま中にはいった。ただし時間が遅かったので、教会の中は見学は出来ないので、外回りの見学に終始した。



お腹がすいたのでとりあえず、ディナーを食べる事にしたのだが、一人15ユーロのメインと前菜又はデザートが食べれるレストランにした。なかなか雰囲気のいいレストランだったが、サービスが最悪。妻と徳ちゃんはムール貝のワイン蒸し、おれは子牛のステーキにしたのだが、ムール貝はネチャとして新鮮ではなく、ステーキは獣臭かった
この旅一番まずかった食事かもしれない。
ムール貝は、ニュージーランドで食べたニュージーランドプロダクトのグリーンマッスルが大きく身がプリプリして美味しかったなあと思い出した。(料理したのは俺だけど。。。)

 デザートのアイスもまずく、全部食べなかった。アイスすら食べられないという味はどういう事だろう。美食の国フランスが泣くぞと言いたかった。

 また、ウエイトレスの態度も悪いし、注文も取りにこないし、持ってくるのも遅いしと3拍子そろった店だった。隣の中国人客もあまりの遅さにイライラを隠していなかった。
我々の料理が来た時には中国人客8人の視線が一斉に我々の料理に集中したのは笑った。

 徳ちゃんが、まずいよと教えてあげたら、まずいのかとがっかりした顏がおかしかった。

 夜9時から教会で無料コンサートがあるというので、聴いてみる事にした。教会の急な階段を登って中に入ると、一度中に入ると終わるまで出れないがいいかと確認されたが、いいよと言って中にはいった。

教会の中ではアカペラコンサート

 コンサートはアカペラで、宗教的な唄を歌っている。10数人のコーラスだった。教会の中はよく声が響き、こういった歌には向いているようだった。

 しかしながら10分も聴いていると飽きて来た。他のお客さんもドンドン外に出て行くので、我々も、出て来てしまった。

 この時期のヨーロッパの夕暮れは遅い。日没が10時過ぎ、本格的に暗くなるのは、11時過ぎだ。モンサンミッシェルの裏のほうに周り、ジーと日没を眺めていた。
夕陽をくまモンと一緒に見物。普通の夕陽だった。
モンサンミッシェルの裏からは、海岸へと降りられる。まだ潮が引いており、海岸で遊んでいたら、ゴーと言う音がして、潮が満ちて来た。水が川の様に流れているのが見え、慌てて戻った。

 11時頃からどこかの街で花火大会があり、それがモンサンミッシェルから見えた。そう、今日7月14日は革命記念日だそうだ。ここモンサンミッシェルからは3カ所の花火が見えた。

 夕暮れの写真を撮り、宿に帰り着いたのは12時をまわっていた。へとへとだった。
待ちに待ってようやく夜景を撮影。
翌日は、朝から昨日見れなかった教会の中を見て回る。昨日のコンサート会場である教会に入り、細部をチェック。窓にはステンドグラスがはめられているが、ここのステンドグラスは少しグリーンがかった淡い薄い色をしている、そのステンドガラスで柔らかくなった光が教会内を照らしているが、これが落ち着いた感じを醸し出していた。
教会のステンドガラスからは柔らかな光が差し込む
教会をでたらもう終わりかと思っていたら、ここからモンサンミッシェルの見所のようだった、この教会の下には、迷路の様になっており、庭や、煙突、牢獄等があるようだった、実は、本を読んだり、ガイドの説明を聴いたりした訳ではないので、実は何が何だかよくわかっていない、あとで、何を見たのか、調べることにしたがまだ調べてない。






 2時20分くらいのバスにのり、レンヌの駅に向かう。このバスでもロケみつの撮影隊と一緒であった。我々のすぐ目の前の席で、撮影をしている。この番組では、さいころの目に応じて、出演者の咲ちゃんにお金を渡すのだが、今回は10ユーロ渡していた。
 この様子をちゃっかりカメラに収めたのだが、シャッター音が気になったのか、我々の前席にスタッフが座り、見えなくなってしまった。
バスで撮影中
我々はパリの観光を十分にしていないので、パリに戻る事にしたのだが、徳ちゃんは、プロバンス地方に行くということで、レンヌの駅でお別れとなった。

 彼とは、オーストラリアのエアーズロックで出会い、いままで6回も会い、ユニバーサルスタジオや、グランドサークル、モンサンミッシェル、サンチアゴ等を一緒に見て回ったこの旅一番の友達だ。

 おそらくはこれで最後のお別れになると思うと少し寂しい
 でもまたどこかで会うかも。

 しかしTGVの席は足下が狭い。膝が痛くなってしまった。日本の新幹線の方が快適だと思う。(=^▽^=)
一見おしゃれなTGVの車内。くまモンは足が短いから余裕だが、実はちょっと狭い。