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朝、宿のおばちゃんに、見所はどこ?と尋ねると隣の公園にガーデンがあるのでぜひ見て行きなさいと言われた。
地図をみるとなかなか大きな公園のようだ。車を宿に止めたまま歩いて行くが広くて何処を見てよいかわからない。芝生で埋め尽くされ、奇麗に手入れされている。
2月15日から2週間くらいがフェスティバルの期間で、いろんな催し物があるようだった。 残念ながら今日は朝早すぎて何もやっていなかった。
歩いていると、バラ園を見つけた。たくさんのバラが植えられており、とてもいいにおいがする。ハウステンボスのバラ祭り程はないが、なかなか見応えがあった。
最初はイタリアンガーデン、ここは、全体を4つのブロックに分け、中央にちいさな噴水があった。ブロックの中にはいろんな花が植えられている。また、入り口は高くなっており、そこから階段をおりて庭に降りていく造りだ。イタリア人達はこんな庭を家に作り、パーティーに明け暮れていたのではないかなあなんて思いながら見ていた。
イタリアンガーデン |
イタリアン芸術はあまりよくわかりません |
次は、イングリッシュガーデン。イングリッシュガーデンといえば、ナチュラルな庭作りを想像していたが、その通り、ナチュラルでいろんな花中央のレンガの通路を挟んで植えられているが、あまりにもなチュラルすぎて、たんなる雑草が咲誇っているような感じだ。古いベンチも花に囲まれているが、座ると虫に刺されそうだった。
イングリッシュガーデン |
イングリッシュガーデン |
次は、ジャパニーズガーデン。日本式の門をくぐると、コケがはえており、その上に石灯籠がある。灯籠には浦和植物園寄贈なんて書いてあるが、気にしない。
日本庭園 |
日本庭園 枯山水 |
外国人にはどういう印象なのかなと、他の客の会話に耳を向けるが、よくわからなかった。
次はチャイニーズガーデン。コンクリート作りの壁の丸い穴から入ると中は、バーゴラになっており、何かの植物に覆われており、暗くてなんだか気味が悪い。そこを抜けると池があり、竹林の坂を抜けるとそこに中国式の東屋がある。高台なので景色が良い。
中華庭園 入り口 |
中華東屋 |
アメリカン庭園 マリリンモンローの絵がある |
次は、インド式、インドというとタージマハール。タージマハールは写真でしかみたことないが、なんだかそれを思わせるような整然とした造りの庭だった。
インディアガーデン |
インディアガーデン |
マウリガーデン 庭というよりは村? |
うちの庭にも一つ欲しい |
ハミルトンなんて言う町は全く知らなかったが、ガーデン巡りで結構楽しめた。これで、無料だから不思議だ。
なんだかんだで、ハミルトンを出たのは1時をまわっていた。これからワイトモ(waitomo)に向かう。ここには、土蛍がいる鍾乳洞があるらしい。
1時間半くらいでワイトモに到着した。すぐに鍾乳洞の入り口に行くが、ここは日本の様にいつでも入れる訳ではなく、決まったツアーの時間にガイドと一緒に入るというルールらしい。しかも3箇所あり、1カ所、2カ所、3カ所とセット料金になっている。我々はどうせだからと3箇所のセットを頼んだ。91ドルで宿のおばちゃんにもらった、10%割引券を使い82ドルくらいか?日本円で7000円くらい?結構高い。今日は1カ所だけで、明日に箇所まわることにする。
車で5分くらい行ったところに、今日観るRuakuriケーブはあった。ガイドがドアを開け電気をつけるとそこには、螺旋状のスロープがあり、スロープにはオレンジ色のあかりがついており幻想的だ。直径10mくらいの螺旋スロープを10回転くらいすると、地面に到着した。
入り口の螺旋スロープ かなり凝っている。 |
そこから、ガイドがセクションごとに、電気をつけながら説明をしていく。
細くて長い鍾乳石や、まるで布のような鍾乳石を見ながら奥に進んでいく。
貝殻の化石なんかもある。 |
鍾乳石もすばらしい |
真っ暗な状態で上を見上げるとそこには無数の小さな明かりがあった。これが土蛍だ。
まるで、星空を見上げているような感じになる。土蛍は、英語で、glowwormといい,
幼虫のときに、光を発し、その光に集まってくる虫をたらした糸で絡めて食べて成長する。成虫は口がないので一度も餌をたべることなく一生を終わるそうだ。
暗闇で光る姿は、満天の星空のようでロマンティックではあるが、明かりをつけると天井には無数の糸がたれており、ちょっと気持ち悪い。
さらに、奥にすすむと、何やら人の声がする。我々の足下には、川が流れているが、真っ暗で何も見えない。声は、奇妙な声で、怪獣のようだ。そうすると、足下の川に、オレンジ色の光が連なって流れている。
なんだかよくわからないので、フラッシュを焚いて写真をとると、なんとそこには、タイヤのチューブに乗って人が何人も流れていた。フラッシュを焚いた自分にむかって、水が飛んでくる。
これは、ケーブラフティングというアクティティビティーで、アドベンチャー気分満点で面白そうだった。
真っ暗闇のなか、チューブラフティングの人が流れていく。 写真撮ってびっくりした。 |
上に人がいると思ったら、人形だった。 ビビるじゃないか |
そんなこんなで、Ruakuriケーブは、アドベンチャー気分満点の鍾乳洞だった。
今日は、ワイトモのバックパッカーに宿をとった。夜同じ部屋だったイングランドからきたおばあちゃんと話をしたが、上品なおばちゃんで、英語も聞き取りやすかった。
おばちゃんは、コルマンデル半島のホットウオータービーチというところで、砂蒸風呂に入ってきたそうで写真を見せてもらった、面白そうなので、これからの計画に入れることにする。