アメリカは結局、合計ひと月ちょっといた事になる。この間に、フロリダ、オーランド、ロサンゼルス、サンフランシスコ、グランドサークル、ラスベガス、シカゴ、ニューヨークとかなりたくさんのところを見て回った。
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アメリカの素晴らしい点は、エンターテイメントだ。ディズニーランド、ユニバーサルスタジオ、ブロードウエイのミュージカル等を体験したが、それはそれは素晴らしかった、また、グランドサークルの自然もまた、私たちを魅了してくれた。
グランドキャニオンでは、真っ暗になるまで写真を取り続けた。月明かりに照らし出されたキャニオンと、星の神秘的な写真を撮ることができた。
他の地域で同じ様に撮ろうとしてみたが、空は晴れてているのにかかわらず、星がみえず、やっぱりグランドキャニオンでしか撮れない物だと思った。
夜の写真をもっと撮りたかったが、さすがに運転が疲れて、夜中に活動できなかったのが残念である。もっと、日程を取っておくべきだったと反省している。
いままでいろんなところを見て来たがここは日本でいったら何処何処に似ているというものが多かったが、グランドサークルと似たところは日本にはないと思った。
ロサンゼルスは、ちょっと期待はずれな感じがした。どことなく、街がすすけていてハリウッドなんかも、意外と華やかな感じはしなかった。
サンフランシスコは坂がたくさんある街、坂の有る街には情緒があると思っていたが、やはりサンフランシスには情緒を感じた。
サンフランシスコの街 |
ゴールデンゲートブリッジ |
ラスベガスのニューヨークのハリボテ。ジェットコースターなかなか恐かった |
シカゴは、航空券の都合上、で行く事になった街。何の興味もなかった。しかしながら、ビルディングが美しい街だった。シアーズタワーのアクリルの床は高所恐怖症の自分には、本当に恐かった。また、五大湖に面しており、初めて見る五大湖は大きくて、海のようだが波がなくて不思議な感じがした。
こうしてみると対した事はないが、抜群の恐さのシアーズタワーのアクリル床 |
ここも滞在自体が短く、ブルース等も聴いてみたかったが、かなわず残念だった。
そしてニューヨーク。本当にエキサイティングな街だった。ニューヨークではミュージカルを見ようと決めていた。観たのは「シカゴ」と、「オペラ座の怪人」。両方とも映画や、劇団四季のステージを見た事が有るのだが、やはり本場のものはよかった。
シカゴの劇場 |
特に「オペラ座の怪人」はよかった。また聴きにいきたい。夜のタイムズスクエアーは人があふれ、ミュージカルを観た後なかなか宿に帰りたいという気分にはさせてくれない。
オペラ座の怪人のポスターの前で。 |
7月4日は独立記念日、花火大会を観た。4万発の花火が25分で打ち上げられた。一つ一つの花火の美しさは日本の花火大会の方が良いと思ったが、ニューヨークの花火は豪快さが売りだろうと思った。
本当にこういったところは素晴らしかったが一方で、えーという面も多々ある。
一つは浮浪者の問題。世界中どの都市でも浮浪者はたくさんいるが、アメリカの浮浪者はアクティブである。積極的に話しかけて来て、チップを要求する。または、電車の中で、いかに自分が、不幸であるかをアピールして、お金を得ようとしていて、正直恐かった。
こういった人達は、そのモチベーションと話術が有れば働けるのではないかと思った。一方で壊れた人達もたくさん見かけた。夜、道を歩いているとこういった人達から声をかけられたり、後を付けられたりと本当に恐い思いもした。
サンフランシスコで泊まったホステルでは夜中、チェックインして来た人が妻のベッドの上に寝ていたが、浮浪者だと思った。おそらく、客の誰かがホステルに入って来た時に中に入り込み、空いているベッドを見つけ寝て行ったのだと思う。
また、交通等の公共サービスは、分かりにくく、良くないと思った。駅には係員がおらず、カードの自販機はお金だけくわえこみ、カードを出してくれなかったりしても返金してもらえなかったり、アメリカンエアーの客室乗務員の態度といったら本当に酷い物だった。
でも一般のアメリカ人は本当に親切だった。困っていると,すぐに声をかけてくれて、アドバイスしてくれる。
おそらく公共サービスが腐っているのでお互いみんな助け合っているんだろう。
今まで行った国の中でアメリカが最も変な国だっと思う。
日本は、アメリカに追従しているところが多いが、うっかりすると、悪い所まで、輸入してしまう事になる。良いところだけを見習うようにしてもらいたいなあと思ったのが、正直な感想である。
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