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2013年6月8日土曜日

ジンベエザメに会いにホルボッシュへ



 カンクンの近くの海では5月中旬くらいから、ジンベイが見れるらしい。カンクンの宿で一緒だった人は、ジンベイツアーでみれたという話を聞いた。



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 自分は今までジンベイに海で会った事はない。何度かジンベイポイントに潜った事があるのだが、ジンベイに嫌らわれているのかもしれない。

 沖縄の美海水族館で見ただけだと思う。

 ワイルドジンベイが絶対見たいのだ。

 この近くのホルボッシュという島から行くツアーが一番確率が高いらしいので、ホルボッシュに行く事にした。

 カンクンからおんぼろバスで3時間チキラという街で、船に乗り換え20分行ったところにホルボッシュ島はあった。
ホルボッシュへ行く船
島には舗装路もなく、ゴルフカートタクシーが走っている。道は穴だらけで、水たまりだらけだ。いままで行った島のなかで一番汚い島だった。

島の足はゴルフカート

 絶対に水たまりに入らずに歩く事はできない。

 宿に到着し、明日のツアーを予約しようと思い、レセプションに行くと、天気が悪いからジンベイツアーは明日は出ないという。明後日はと聞くと、明日また聞いてくれという。

 まあ明後日は行けるだろうと思い、島をブラブラするが時折雨がぱらつく。

 島の周りの海は、めちゃくちゃ汚い。港のある方は、海藻溜まり、ボートの船外機のスクリューに引っかかっていて、水の色は、真っ黒だ。カンクンの海とは月とスッポン、ウサギとカメ以上に違う。

 港の反対側は、ビーチになっているが、ビーチも貝殻がたくさん混じっており、素足で歩くのは痛い。海は波が穏やかで、ものすごい遠浅である。

 この辺りは多少透明度がよく1mくらいの底は水面から見えるが、たくさんの小魚が泳いでいるし、水深20cmくらいのところには、エイが泳いでいるのが見えたりする。
小さなエイ
ビーチでは、投げ網みたいな物で小魚を捕まえている人や、桟橋では釣りを楽しんでいる地元の人がたくさんいる。

 30cmくらいの何やら見た事のない魚を釣っている。10分位のうちで数匹も釣っていた。

キスの大きなやつみたい

桟橋で釣り上げられたさかな
また別の浜では釣っている人は、50cmくらいのヒラアジみたいな魚と、30〜40cmのスズキのような魚を釣り上げていた。
ナマズのようなヒゲのある魚を釣り上げていたが、お目当てではないらしくリリース

ヒラアジみたいなさかなと何だろう?

 チキラから来る船からは大きな釣り竿や銛を持った旅行者が続々と降りてくる。
海は汚いが夕日は奇麗
浜で何人かの人が集まっているので行ってみると、なんと地元のおじさんカブトガニを捕まえていた。浜では、死んだカブトガニや、脱皮した抜け殻みたいな物も見つけたので、この辺りには多いのではないかと思う。
カブトガニ 
おじさんはシッポをつかんでみんなに見せてくれた。海に戻すと、カブトガニはチョコチョコと歩いて、おじさんの足下にまとわりつく。この姿がなんとも可愛らしい。

 又捕まえて、堤防の上においてもらい、ちょっと触ってみた。当たり前だが固かった。
カブトガニ なんともかわいい顏をしている。
カブトガニはもしかしてこの辺りの人達は食べるのだろうかと思い、これは美味しいのかと聞いてみたら、おじさんはとんでもないよといった表情で素早く海に逃がしてしまった。

 自分としては食べてみたいとは思わないが、カブトガニもゆでると赤くなるのかがとても気になる。


 この海域は透明度が悪いが、おそらく、栄養豊富で魚影がとても濃いのではないかと思う。

 この海域には、毎年この時期に50匹前後のジンベイが現れるそうだ。また、周りにはマンタも多くやってくるということで、プランクトンの量が半端なく多いと思われる。

 海が汚いのは嫌だが、ジンベイザメツアーへの期待がドンドン膨らんで行く

桟橋から30分程度浜を歩いて行くと、数十羽のフラミンゴがいる。浜にほど近い浅い海で、頭を海水に突っ込んで盛んに、食事をしている。
近づくと沖に歩いて逃げて行く。
ここのフラミンゴは、立派なオレンジ色をしている。ガラパゴスでガイドにフラミンゴはたくさんのエビを食べると、オレンジ色の羽になると習ったので、きっとこの海にはたくさんのエビ(おそらくプランクトン)がいるのだろう。
1羽のフラミンゴが飛んで来たが、仲間にいれてもらえず、またどこかに飛去った


仲間はずれにされたフラミンゴ一人たたずむ
フラミンゴまで、ある距離以内に我々が近づくと、みんな一斉に歩いて逃げる。その距離は50〜60mくらいか?

 270mmの一眼レフの望遠レンズでは、少し距離が離れすぎている。もう少し近づきたいところだが、おなじ距離を保ちながら、彼らは移動する。

 その時、沖でボートが走ったそうすると彼らはこっちに向かって歩いてくるので、距離を縮めるチャンスとばかりに急いで近づいて写真を撮った。

それでもアップにはならないが、雰囲気は撮れた。
浜にはこういった遺物が所々にあり終わった感を演出している。
2日目に明日は、大丈夫かとレセプションに聞くと、電話して、ツアー会社に聞いてくれたが、やはり中止らしい。残された日は後一日だけこのまま島で待つか、カンクンからのツアーにかけるか迷った。

 私は、以前に勤めていた会社からの要求で、書類を送らなければならなかったが、レセプションで、郵便局の場所を尋ねると、なんとこの島には郵便局がないという。

 この島から送ったら日本に着くまで3年かかるぞと真面目な顏して言われた。電報ならあるぞと胸を張られたが、電報を打つぐらいなら、インターネットで十分だ。

 結局、郵便をカンクンから出さなければならないので、一旦カンクンに戻り、カンクンからのツアーを探す事にした、

 旅に出てから今まで約半年経とうとしているが、何かのイベントの時には、殆ど雨に降られず自分は晴男だと自認してきたが、その晴男パワーも雨期にはかなわなかったようだ。

 カンクンに着いたら大雨で、バス停の前の通りは川の様になっていた。もちろんツアーは中止で、結局ジンベイザメツアーに参加することなく、カンクンを発つことになった。


 やっぱり自分はジンベイには嫌われている。




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2013年6月7日金曜日

セノーテダイビング


 カンクンにやってきた目的は、もちろん、リゾートホテルでのんびりと過ごすためと言う訳ではない。

 このユカタン半島にはセノーテと呼ばれる地下鍾乳洞がたくさんあり、その洞窟をダイビングできるのだ。

 セノーテの中では外に向かった穴から入る光が入り込みそれはそれは神秘的で、きれいだというのだ。

 セノーテの事はもう何年も前から知っており、いつかは潜ってみたいと思っていたポイントだった。

 カンクンにくれば潜れると思って来たのだが、プラヤデルカルメンからのほうが近く、料金も安いというので、どうせプラヤデルカルメンにはコスメル島に行くのに通るのでプラヤデルカルメンで、お店を探した。

 プラヤデルカルメンは、思った以上に都会だった。カンクンのダウンタウンより遥かに都会な感じで、1本長い商店街があり、その道の両脇にお店がたくさんある。

 ところがショップが見つからない。やっと1軒みつけ、夕方で時間がないので値段とか比較せずにその店で決めてしまった。

 実は、商店街のビーチ側にわんさかとショップはあったのだが、時間がないのでそっちのほうには行かなかった。

 値段は2本で125ドルだった。明日は2人だけなので、何処に潜る?好きなところでいいよって聞かれたが、実は全くポイントは調べてなかった。

 お店の人がおすすめのチャックモールと言うところに行く事にした。

 朝8時15分にお店に行き機材合わせを行い、車で移動。30分位で到着。

 入り口で、一旦止まり、ガイドが降りて行く。おそらく入園料を払っているのだろう。セノーテのダイビングは出来るだけ、人が潜る前の方が良いらしい。我々は3番目だそうだ。
セッティングの時にいた犬。妻が近づくと絶対服状の姿勢を見せた
1番乗りは日本人ガイドのお店です。さすがです。

 セノーテのエントリーポイントでブリーフィングをしていると日本人ショップがエントリーしてたので、おはようございますと声をかけたら、異常に驚ろかれ、こっちが驚いてしまった。

 潜るときの注意は、ロープが張ってあるのでそれより下に行かない事、フィンキックは下を向けて蹴らないこと。砂を巻き上げて透明度が悪くなるためである。それから、水深7〜8mくらいだったかな?淡水と海水が混じり合う所ではサーモクラインで見えなくなるので、ガイドの後ろではなく両脇にいる事等である。

 あとは、普通。

 ここのポイントはエントリーポイントが二つあり、奥にある、大きな裂け目がチャックモールで、手前にある小さな洞窟がククルカンというポイントである。

 1本目はチャックモール。ここは光のシャワーが奇麗なポイントだ。

 エントリー後ゆっくりと進むが、ふと後ろを見ると妻がいない。あれ?と思って、上を見ると吹き上がっている。インフレータホースから必死に空気を抜いているが、なかなか沈んでこない。

チャックモールエントリー

 インフレータホースのエアー抜くボタンと、入れるボタンを同時に押しているのを俺は見た。

 仕方ないので、俺も浮き上がり、インフレータホースを奪い取り、空気を抜いてやると沈んだ。

 今度は沈みすぎるので、自分でエアーを入れたが今度はまた入れすぎて浮き上がり抜くが、またボタンを2つとも押している。

 またインフレータホースを奪い取り、空気を抜いてやり、同時に押していると伝えるが、なかなか伝わらない。まあそうこうしているうちにだんだん落ち着いてきて、ようやくスタート。

 洞窟の中で浮き上がったラ恐いのでハラハラしたが、大丈夫そうだった。

 60本も潜ってまだこれかよと言う感じだが、実は、俺もこの前、両方押しをやってたのだ。レンタル品なので、形状が違うのでついつい押しちゃう。

 レンタル機材使うときは、インフレータホースのボタンの両方押しに気をつけなければならない。

 ゆっくりと進んで行く。エントリーしたところから光が差し込み奇麗ではある。しかしながら今日は少し薄曇り。晴れていたらもっときれいなんだろうなと思いながら進む。


さっそく光のシャワー



実際はもっと奇麗にみえるんだけどね
言われた通り、7m位からかサーモクラインがあり前が全く見えない。このままずっとこの状態が続いたら、酔って吐きそうな感じだ。

 このポイントは、だいたいどのポイントからも光が差し込んでいるのが見え、そう真っ暗と言う訳ではない。水温も25℃程度で、暖かくもないがそう冷たくもない。

 鍾乳石や、貝の化石なんかを見せてもらいながら進む。奥にはこれ以上進むと危険ですよの看板がある。

巻貝の化石


2枚貝の化石


危険の印


 魚は、殆どいない。見かけたのは、ヒゲのあるナマズみたいな魚と、水面にいる太っちょのメダカみたいな魚と。青い斑点のある魚。それから遠目でよくわからなかったが、30〜40センチくらいの大きめの魚を2匹くらい見えた。
セノーテにいた数少ない魚のうちの一つ


ナマズのようなヒゲの魚
奥まで行き、引き返してきて水面を見ると、セノーテの周りに生えている木々が水を通して見えており、緑がとても奇麗に見えた。

陸上の木々が水を通して見える

 1時間程度休憩して、2本目は手前のククルカンというポイントに潜る。準備をして行くと、日本人ショップが上がって来た。女性客にどうでした奇麗でしたか?と訊くとちょっと恐かったですと言う答え。

 このポイントはあまり光が入らず、真っ暗な中を懐中電灯をたよりに進んで行く。さっきのポイントに比べて、鍾乳石がきれいいに残っている。ただ真っ暗なので、少し寒い。



水中の鍾乳石
一番奥まで行き、浮上してみた。そこは天井が水面から1mくらいの空間があり、天井からは無数の針のような鍾乳石つららのように垂れ下がっていた。
浮上するとそこには無数の鍾乳石が

天井から針が落ち来そう

 ライトを消すと、真っ暗で、少し恐い。先ほどの女性の気持ちがわかった。

 2本目は冒険的なダイビングで、少し恐いが、その恐さを楽しむようなダイビングだ。閉所恐怖症と暗闇恐怖症の人は、やめた方がいいかもしれない。(笑)

 日本人ショップ以外は何処のガイドもダブルタンクをしょっていて、万が一のとき、浮上できないため多めの空気を持っていた。

ダブルタンクだが両脇に抱える人は字目て見た

 日本人ガイドは、女性ガイドだったからダブルタンクは重すぎてしょえないだろう。まあエア持ちがいいし問題ないとは思う。

 一度は潜りたかったセノーテ。水も奇麗で、光のシャワーも楽しめたし、冒険てきで楽しかった。でも、ダイバーなら一度は潜ってみるべきところではある。

【データ】
ダイビング日   5月27日
ショップ     TANK-HA
● 1本目     チャックモール
最大水深     13.9m
エントリー時間  9:43
潜水時間     44分
水温       25℃
● 2本目     ククルカン
最大水深     13.2m
エントリー時間  11:25
潜水時間     41分
水温       25℃


2013年6月6日木曜日

ケチャップ強盗事件に遭遇


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 首締め強盗、地図強盗、恋愛強盗、世の中にはいろんな強盗の手口がある。こんなばかなと思うような手口。ケチャップ強盗に遭遇してしまった。

 ケチャップ強盗とは、最も有名な手口で、洋服にケチャップやその他液体をかけられ、親切そうに、服汚れているよと近づいてきて、汚れに気を取られているうちに金品を盗むというもの。

 私が聞いていたのは、ブエノスアイレスでケチャップ強盗が多いという話で、実際私が会った人もブエノスアイレスでやられた(未遂)と聞いていた。

 メキシコのプラヤデルカルメンからホルボッシュという島に移動するのに、カンクンでバスを乗り換える必要があった。

 チキラ行のチケットを買い、妻がトイレに行きたいから金をくれという。細かいコインがないかなと思い、財布を出して、ずいぶん長い間、お金を数えていた。

 あんまり細かいのを出しすぎて、使えないというので、そんな事を何回も繰り返していた。

 妻がトイレに行っている間、荷物を時刻表の看板の前に置き、時刻表の写真なんかを撮るっていた。

 妻が戻って来て、「何コレー?Tシャツ白いのが一杯付いているよ」という。見ると白いクリーム状の液体がついている。

 すれ違い様にだれかのソフトクリームがあたったのかと思った。

 その時、ティッシュを持ったおじさんが登場!! 汚れているから、トイレに行こうとトイレに誘う

 一瞬おじさんについて行きそうになったが、ケチャップの知識がある私は、怪しい!!
と思い、おじさんには付いて行かなかったが、おじさんがしつこく誘う。

 あっち行けと言うとおじさんがいなくなったので、とりあえず、拭くにもすごい量なので、妻に見張ってもらい、Tシャツを脱ぎ、その場で着替えた。

 その後、バスに乗る前に用を足しておこうと思い、トイレに行った。

 入り口で5ペソ払い中に入る。小便器の前に立とうとしたとき、だれかが私の肩を叩き汚れているよと言う。

 みると今度は短パンにべっとり白い液体が付着している。教えてくれた人を見るとさっきのおじさんだ。手にはファーストフード点にある茶色いナプキンを大量に持っている

 なんだ又このオヤジか? ヤバいと思い、とりあえずあっち行けといって個室に逃げ込もうとしたがさっきまで全部空いていた個室が殆ど埋まっている。

 一つは掃除中で、慌ててたが、掃除のおじさんが入っていいよというので、入ると鍵がかからずヤバいと思ったが、さすがに個室にまで怪しいおじさんは入っては来なかった。

 とりあえず、ティッシュで拭き取り、臭を嗅いでみた。日焼け止めクリームのような臭がした。

 短パンの着替えはバッグの中、一旦外に出て、着替えを持ってまたトイレに来るとまたやられそうな気がしたので、日焼け止めクリームならとりあえずいいやと思い、着替えずにそのままバスに乗ることにした。

 荷物の見張りをしていた妻は、ヤバいと思い、背後を取られない様に壁際に移動して、私を待っていた。

 盗られた物はなかったが、服を汚され、無性に腹が立った。しかも2度も。よっぽど俺の顏が、間抜けに見えたのだろう。今度あのオヤジみたらケチャップかけてやりたい。


 おそらく、服が汚れているよと言って、トイレに誘い込み、有料トイレの料金を出す所を狙うのではないかと思われる。 おそらく、お金を妻に渡すところを見ていたのだろう。

 2回目はトイレの中だが、個室が一斉に閉まってしまうあたりは、他にも仲間がいて、トイレの掃除係もグルかもしれないと思う。

 トイレは、人も出入りは少なくはないが、人がいない事も多い。有料トイレだとバックからお金を出し、しまい損ねている(私の場合はバッグの鍵をかけ忘れる等)ことも多いので狙いやすいのかもしれない等と思った。


 あーしかし腹が立つ。ムカつく。気持ち悪い。

 犯人からは、クリーニング代を強奪したい気持ちだ。

 ケチャップにあわないためには、まず、お金を人の見えるところで出さないこと
どうしても必要な場合は出来るだけ時間を短くする事。
 おそらく、犯人は財布を出しているところをチェックしているはずだ。

 後ろに誰か来ても気にならないので背後からケチャップを掛けられやすいので、バスターミナル等のど真ん中にボケーと立たない事。 待つときは、出来るだけ、後ろは壁のあるところが良い。

 もしケチャップを掛けられたときは、自分の周りに人を近づけない事。声をかけて来た人、特に準備よくティッシュを持っている人は間違いなく犯人だ。あっち行けと言って人を遠ざける事が重要

 カンクンのダウンタウンのADOバスターミナルでの出来事です。行かれる方は十分ご注意を。


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2013年6月5日水曜日

透明度40mコスメルのダイビング

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 コスメル島、この島は、カンクンから南にバスで1時間のプラヤデルカルメンから船で40分程行ったところにある、米粒見たいな形をした島である。


 米粒みたいな形をしているから妻は、小さい島で歩いてまわれると思っていたらしいが、とんでもない。かなり大きな島だ。宿の人に聞いたのだが10万人くらいは住んでいるようだ。妻は宿の人にメールでATMはありますかと質問をしたら、コスメルは市なのでたくさんありますと返事が来た。

 ガイドブックには潜水道具を発明したクストーが絶賛した島とあり、ダイビングのメッカであるらしいのだ。

 コスメル行の船は、大きな双胴船だが、ほぼ満員だった。船代も160ペソくらいだったかな?高い!!

 コスメル島に着くと、荷物は、空港と同じようなターンテーブルに乗せられるのでそれをとり、出口で引換券とTAGの番号を係員がチェックする。セキュリティーも完璧だ。

 私のバッグはターンテーブルでは見つからず、係員に「俺のバッグがない」と叫ぶとおっちゃんが船から持って来た。妻のバッグのTAGは外れていて、係員に「TAG取れちゃってたよ」というとそのまま通してもらった。完璧なセキュリティーは、やはり島クオリティーだった。

 荷物が出てくるまで、港の海を見ていたが、とにかく水がきれいだ。岸壁の底も奇麗に見える。さすがはダイビングのメッカだと私はうなってしまった。

 島にはたくさんのダイビングショップがあり、宿までに歩いて行く間にたくさん見かけた。

 もちろん我々は翌日にダイビングをしたいと思っているのだが、何処のショップにしたらいいかわからないので、宿のおかみさんに紹介してもらった。

 価格は、2タンク、レンタル機材込みで77ドル一応宿割りだそうだ。

 早速、夕方お店に行き、機材合わせをする。お店はまあまあの広さで、こざっぱりして、ダイビング機材や小物がショーウインドーに入れられ売られていたので、以前から買いたかったが見つからなかった防水バッグを購入した。15ℓ物で28ドルだった。

 クレジットカードで払おうとしたら、手数料5ドルかかるという。しかもクレジットだと、ペソ建てになるから、この店のレートは1ドル12.6ペソ。両替所では1ドル11.7くらいなので、かなり分が悪い。

 イスラムヘーレスでは手数料について、ごにょごにょ言ったら、手数料無しになったので、ごにょごにょ言っていみたが、受付のお姉さんは、表情一つ変えず何言ってるのみたいな感じで相手にしてもらえなかった。なので、結局ダイビング代は82ドルとなった。

 高いのか安いのか分からなかったが、翌日おなじ宿の人が他の所に頼んだら60数ドルだったらしいので、安いところはまだあるようだ。

 ダイビング当日、9:15にタクシーでガイドのおっちゃんがピックアップにやってきた。
この店は車もってないのかな?

 ボートに乗り込み、30〜40分くらい走る。
今日のボート大きくはないがちょうどいい大きさ


今日はくまモンが運転?

大きなクルーズ船が3隻停泊。クルーズ船にはもう乗ったので憧れはもうない


こんなヨットを抜かして、ポイントへ移動

マリンパークの入園料を払った証明書、観察用TAGを付けられたカメのような気持ちだ。

 1本目のポイントは、「サンタローサ」 エントリするとそこは12〜13mくらいの砂地で、その奥がドロッププオフ。100m以上落ち込んでいるらしい。このドロップオフ沿いを流す。軽く流れており、フィンキックしなくても進むので気持ちいい。
さあスタート。透明度最高
ガイドにはここの固有種である、スポティッドドラムフィッシュと、トードフィッシュがいたら教えてねと言っておいたのだが、ドラムフィッシュをすぐに教えてくれた。

 この魚は尾びれなのか背びれなのか胸びれなのかよくわからないがひれが長くひらひらして、ちょろちょろ動きまくり動きが可愛らしいが、写真は撮りにくい。
スポッテッドドラムフィッシュ なかなかかわいいぞ

 このほかに、何ザメかしらないが、サメやカメ、アジのような魚等を見た。正直言って魚は少ない。おそらく、小物ももっと真剣に探せば出てくるのではないかと思うのだが。
別に珍しくはないが、いたら必ず写真を撮ってしまうハナミノカサゴ

変なサザナミヤッコだなとおもっていたら違う魚みたい




 2本目はサンフランシスコ。一緒に潜ったアメリカ人はサンフランシスコから来ているので、大喜びだ。私はなんでそんな名前って聞いてみたが、答えはなかった。

 これも1本目とおなじような感じで、ドロップオフ沿いを流す感じだ、2本目なので、最大深度は18mで60分のダイビングの予定。
穴を見たら入りたくなるので、入り込んだら、足をガヤ似さされてしまい、今も痒い

一緒に潜った日本人女性

 ここで見たのは、大きなカメ。くちばしがとんがっていて、甲羅の後ろのほうがギザギザしているので、タイマイだ。このあと小さなタイマイも見かけたが、こいつがなかなかかわいい、若者のほうがかわいく見えるのは、カメも人間も同じだ。

アダルトタイマイ

ヤングタイマイ

 トードフィッシュもガイドが教えてくれた。この魚、シマシマ模様で口の周りにひげのあるアンコウみたいな顏をしている。小さなくぼみの中に、体を隠し、顏だけちょこんと出している、目がまんまるでクリクリしていて可愛らしい。

 まあ写真もなんとか上手く撮れた。

トードフィッシュ

スポッテッドドラムフィッシュ

 あと伊勢エビもうじゃうじゃいた。ガイドとかなり離れていたので、一匹捕まえてみた。ひげを2本同時につかむと捕まえられると聞いていたので、試してみたら本当に捕まえられてびっくり。
このヒゲの先は私の手に握られているかも?
エイト妻を撮ろうとしたら、エイは砂で煙幕を張った。
他の人にみつかるとヤバいのでもちろんすぐに逃がしたが、伊勢エビ捕まえたのは初めてだった。

 それから、大きなカニを見た。何カニかは知らないが、体が30センチくらいはありそうな高足カニみたいな感じではさみも大きかった。これも初めてみた。
このカニはボディの巾が30cm位はあった
その他には、1mくらいのハタ。こいつは我々の後をストーカのようについてまわったり、先回りして穴の中からでてきたりと、なか人懐こいやつだった。でもシャイなやつでカメラ向けると逃げる。

ストーカハタ

 そんな感じで2ダイブ終了。

 透明度は最高だった。最大深度28mの予定だったが、明るいので、自分は35mくらいまで行ってしまった。35mからでも上をみると水面がはっきり見えていたので40mくらいは見えていたのではないかと思う。魚自体は少ないが、気持ちのいいダイビングだった。

ガイドのおっちゃん

スタッフ

アメリカ人

船長とくまモン

くまモンはいつもみんなを笑顔にしてくれます。

 本当はもっと潜りたいのだが、予算の関係で、コスメルでも、1日だけにした。

【データ】
・ダイビング日  2013年5月31日
・ショップ名   スタジオブルー
1本目
  ・ポイント名 サンタローサ
  ・最大深度  34.8m
        ・エントリー時間 10:37
        ・潜水時間    45分
  ・水温      28℃
  ・透明度     40m
  ・流れ      多少あり
  ・見た魚
    スポティッドドラムフィッシュ、タイマイ、でっかいウツボ、ハナミノカサゴ
    その他名前知らない魚
2本目 
  ・ポイント名    サンフランシスコ
  ・最大深度     18.2m
  ・エントリー時間  12:24
  ・潜水時間     62分
  ・水温       28℃
  ・透明度     40m
  ・流れ      多少あり
  ・見た魚
    スポティッドドラムフィッシュ、トードフィッシュ、サメ、アダルトタイマイ
    ヤングタイマイ、伊勢エビ、ハタ、大きなカニ 等等

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