3月12日
なかなか寝付けなかったが気がついたらバスは止まっていた。もう日が上りあたりは明るい、外に降りてみると、運転手がタイヤ交換をしていた。おそらくパンクしたんだろう。ウユニまでの道は大半がダートだ。パンクするのも、不思議ではない。ここはダート道で車が通ると誇りが舞い上がるが、通る車もなく、周りは草原、標高も高いので、空気が奇麗な感じがした。1時間位して、バスは出発した。
ウユニには、8時くらいには着いただろうか?到着後、先ずは予約しておいた、ホステルPiedra Blanca Backpackers Hostel に荷物を置いてから旅行会社に行こうと思っていたが、途中でホダカツアーという日本人御用達のツアー会社のおばちゃんにつかまり、そのままそこのオフィスに行った。とりあえずその日の、サンセットツアーとサンライズツアーを申し込んだ。サンセットツアーは午後3時から10時、サンライズツアーは午前3時から10時までだが、だいたい9時前後には帰ってくるようだ。
サンセット、サンライズツアーを行くと、ホテルにいる時間が5時間、寝る時間は3〜4時間くらい、途中の塩のホテルに泊まるとディナーと朝食付きで140か150ボリ追加、滞在時間は7〜8時間あり、寝る時間が稼げるが、風呂無し、トイレ紙なし、臭いを覚悟しなければならない。我々は、ホステルを予約していたので、サンセットと、サンライズツアーを申し込んだ。
チャーターで、一人1ツアー130ボリ。2ツアーなので一人260ボリ3500円くらいか?
予約しておいたホステルに行くと、チェックインは11からと言われ、荷物を置かせてもらい、先ずは、ご飯を食べに行った。
タコス料理の店に行き、妻は肉と野菜のタコス、自分はご飯と卵と肉のタコスを頼んだ。妻が頼んだ物は美味しかったが、自分が頼んだ物は、少し油がこく量が多く、胃にもたれた。コパカパーナ以来、腹が張り続けているのに、無理やり押し込んだ。
その後サンセットツアーのための、お弁当等を買い込み、宿に戻り、シャワーを浴びて出発まで、2時間程寝た。部屋は6人部屋で、なんと全員日本人男子学生。一人は、ラパスのホテルで一緒で、夜結構長く話をした人だった。
彼らは自分たちよりも早くウユニに着いており、今日別のホテルより移って来たところだった。
3時にツアー待ち合わせ場所に行くと、今日のメンバーは全員、同じバスだった女の子4人と、バスの事務所でしゃべった男性2人だった。
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ツアーメンバー |
途中で長靴を合わせ、ウユニに出発。途中でお土産物やさんのコルチャニ村に寄る。
ここで、トイレに行こうとしたら、2ボリだという。一応2ボリでトイレットペーパーを少しくれる。
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リャマの放し飼い。子供のリャマ赤いリボンがかわいい |
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途中のお土産物屋さん |
お土産物は、塩で出来た置物や、アルパカの、帽子やカーディガン、手袋、マフラー等等である。荷物になるので、特に何も買わない。写真だけ撮る。
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あ |
お土産物屋の次は塩のホテルに到着した。ここで女の子たちはチェックイン。ここには、各国の旗がたてられおり、北極点か南極点かのような感じ。
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なんだか曲点にきたような感じ |
ここで、みんなでトリック写真を撮る。トリック写真は、周りの風景が白くて遠近感がなくなるのを利用して、近くのものと遠くの物を対比されるような手法で写真を撮ると、面白い写真が撮れる。
自分もまずはペットボトルの上に乗っている妻の写真や、長靴に入っているツアーメンバーの写真等、いくつか撮ってみた。
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ペットボトルに乗っている写真。かなしいかな陰をみると乗ってない(^_^;A |
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定番の長靴の写真 |
遠近法を使うので、近くのものと、遠くの物に出来るだけピントがある様に設定しなければならないので、被写体深度を深くする必要があるので、自分は10mmのレンズで目一杯絞り込んで撮影した。明るいので、シャッタースピードはそんなに気にならない。
焦点距離の長いレンズを使うと、手前の被写体までの距離が長くなり、さらに遠い被写体は大きく映るとので、さらに離れなければならなくなるので、撮りにくいと思ったのだが、近い側の被写体が遠くなるので、被写体深度も深くなりもしかしたら、少し長めのレンズのほうが使いやすかったかもしれないと今は思う。
今度スキーでも行った時に試してみたい。
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塩のホテルを飛び越えるのを目標にジャンプ |
みんないろいろ小道具を準備してきていて、我々はそれをお借りして撮影したが、やはり何かオリジナルな物を考えておくべきだった。
トリック写真は楽しんだあとは、いよいよ水が張っている反射ポイントへと向かう。
潮のホテルでゆっくりしすぎたので、反射ポイントについたのは日が暮れかけていた。すでにたくさんのツアー客しかも多分全員日本人が、思い思いのポーズで、写真を撮ってる。お約束のウユニの人文字、裸でポーズの学生達、この寒いのに若い人はいいなと思いながら、人のポーズの写真を頂きます。
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若者は元気だ。 |
さて我々も、ウユニの人文字写真だ。ウユニをやるにUが2人、Yが1人、Uが2人、Nが3人Iが一人の合計9人必要で、シャッター押す人を入れると10人いる。我々はドライバーをいれて、9人、セルフタイマーでも撮れるが、シャッター押して、走ってポイントまで行くと水が揺れてしまい奇麗に反射しないので、別の車のドライバーにシャッターを押してもらう。自分でも押したいので、土別の車のドライバーに人文字に入ってもらってシャッターを押してもらったりした。
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よそのグループのウユニを頂く |
できばえは?あれ?露出間違えて暗くなってしまった。気がついたのは後で、いまさらもう一回やろうなんて言えないので、現像時になんとかすることにする。
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我がチームのウユニ。 |
だんだん暗くなり、夕暮れの写真となってきた。本当に3脚が必要になる。今日は夕焼けはそんなに赤くはないが、水平線に赤く染まった雲が水面に写り、とれても奇麗だ。
この夕日をバックに、参加者全員で、ポーズをとってもらいたかったのだが、自分もそうだが、もうみんあ自分の写真を撮るのに夢中で、それどころではなかった。
日が落ちていくと、次第に、星が見え始めた。まだ明るいなと思いながら、シャッターを切る。レリーズを日本に忘れて来たので、シャッタースピードは30秒までしか切れない。絞りを開放で、ISO1600で撮る。ISO1600だと実は星は良く映らない。本当は、シャッタースピードは1分〜3分程度欲しいところだ。これ以上ISOをあげると、画質が荒れて大伸ばしに耐えられなくなるので、これも現像時に増感する。まあ増感するとおなじ様に荒れるのだが。。。
だんだん暗くなり、南十字星と、オリオンがはっきりわかる様になった。ニュージーランドで出会った女性に南十字星の見つけ方を教えてもらったので、すぐにわかる。
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ちょっと星をバックに自分撮りしてみる
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何枚かシャッターを切ったところで8時くらいになり、ドライバーからそろそろ帰るぞという合図。まだまだ撮りたかったが、実は1時間位前からお腹が痛く、トイレにも行きたかったので一番に車に乗り込む。
途中潮のホテルで、トイレを借りるが、いきなり使用料5ボリと言われる。5ボリなんて小銭持っていない。一緒の男性に、3ボリ借りて、その男性が、緊急事態だから、勘弁してとお願いしている間にトイレにダッシュ。本当危なかった。そのあと足らないともめていtらしいが負けてもらった。(≧∇≦)
塩のホテルのトイレは電気もなかったが、とりあえず便座はあった。水は手桶で水を組んで流す。
車に戻り、ウユニの町を目指すが、なんだか体調がわるい、まだお腹が痛いのと、寒気がする。町に到着後、すぐに部屋に戻り熱を測ると、7℃5分くらいある。オーストラリアでもらった解熱剤パナドールとペニシリンをのみ、風呂も入らずに寝たが、お腹が痛い。
この夜は10回以上トイレに行った。下痢すると水分がでてしまうので、水を補給するが、その水がまたすぐにでてしまうという悪循環だ。サンライズのツアーはとても行けそうにないので、妻だけ行ってもらうことにする。3時に妻をホテルの出口まで見送った。
妻は9時頃返って来ただろうか、とても奇麗だったとご機嫌だ。こっちはまだ下痢が続いている。今日は何も食べない作戦にでることにした。からだを直さないことには、明日からの行動のプランが立たない。ほぼ一日中寝ていたら、夜には下痢は止まった。熱も、夜のうちにはなくなり、体調はほぼ戻ったようだった。それでも用心してディナーは野菜スープだけにしておいた。