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2013年10月16日水曜日

プリトビッツ湖群国立公園で癒される。


 バスでスプリトからプリトビッチェに向かう途中、財布の中身を抜き盗られてしまった事に気がついたが、もうどうしようもなかった。

 盗られたられた額は、日本円にして2〜3万くらい。いつもそんなには持っていないのだが、持っている時に限ってやられる。
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 プリトビッチェに着くまでの間、何故盗られたか、どうしたら盗られないかの再発防止策を考えた。会社で失敗したときは何故を5回繰り返せと言われた。これをナゼナゼと言う。このナゼナゼは、究極のいじめだ。これでおかしくなる人も多かったのではないかと思うがやってみた。

 ・何故盗まれたか → リュックをを背負っていて、ジッパーを開けられたのを気がつかなかった。
 ・何故ジッパーを開けられたか? → そこに財布を入れていて、犯人はそれを知っていたから。
 ・何故犯人は、そこに財布があると知っていたのか? → お金払う時財布をリュックから出したのを見ていたから。 
 ・何故お金を財布から出したのか? → 3KNと思っていたのが4KNで手元に準備がなかったから。
 ・何故、4KN準備していなかったのか? → 別のトイレが3KNでそのトイレの管理人がいなく、入れなかったので別のトイレに行ったから

 等と何故何故を書いてみると、結局原因は、別のトイレの管理人がいなかった事が原因となり悪いのは管理人で、トイレの管理人が現場を離れないようにすれば良い様に思えてくるが、誰が考えても、その答えは間違っている

 そもそも最初の何故の答えが変だ。またやり直してみるが、頭がこんがらがって来て。もうノイローゼになりそうだ。(笑)

 やり方が間違っているらしいがここには指導してくれる人はいない。(会社にも皆無だった)

 まあ原因は2つ。財布の在処を人に見せてしまった事。もう一つは、リュックに鍵かけていなかった事だ。30秒で答えが出た。(爆)

 実はジッパーに掛けた鍵なんかは、別に鍵を外さなくても、ジッパーを開けられ、中身を抜かれてしまうので、鍵はあまり効果はないと思っていたが、自分が背負っているときは、さすがに鍵かけたジッパーを開けられたら気がつくだろうから、スリ対策としては有効だ。

 リュックは背負わず、前がけにする方がいいが、さすがにトイレで手洗うときは前がけでは洗えないし、をするときも前掛けしていると、大事な所が見えないので狙いが定まらず、危険きわまりないので、やはりリュックは背負う事になる。

 それから、財布を人前で出さない事だが、これもなかなかそうは行かない。現金は小分けにして、お金使うときは、あらかじめ想定額を準備しておく事がよいが、予想を外した時困るので、すこし多めに準備しておく事かな?

とにかく、リュックのジッパーは必ず鍵をかける。リュックは前掛け(できるかぎり)現金は小分けする。事を柱とした対策を今後実行して行く事にした。

 というか、これ最初にやろうとして、面倒でやってなかったことじゃん。

 とにかく気をつけてまめにやって行くしかない。

 昼過ぎに、プリトビッチェに到着。歩いて、宿まで行く。バス停から約500m。周りには何もない一軒家だ。到着するとオーナーのオバさんが握手で出迎えてくれた。オバさんの名はイバンカマルコではなかった。

 宿の名前は「ルームズ・イバンカ」なんだおばちゃんの名前つけただけではないか。

 国立公園の中は明日観て廻る事にして公園の周りを観て廻った。公園の周りは何もなかった。ただ、ちいさなシクラメンがたくさん自生していた。

シクラメンって、だいたい寒い所が好きな植物だったと思う。日本の我が家では、冬に楽しませてくれた花だったと記憶している。この涼しいプリトビッチェの気候が会っているのだろうか? 薄紫色の小さなシクラメン。上から見るとプロペラみたいでかわいらしかった。
シクラメン
翌日、9時くらいに国立公園に入ったが、あいにくの天気で、湖の前は、がかかっていた。しかしながら、こんなどんより霧がかかった湖も神秘的で、謎の恐竜プリッシーなんかが出てきそうでわくわくする。


 前日は閑散とした所だなと思っていたが、意外と観光客が多く、大きな滝の前では中国人のパックツアー客が記念撮影なんかしていて、なかなか賑やかだ

自分たちは2カ所ある入り口のうち、エントランス1から入場した。ここが一番下流で、これから上流に向かって行く。この湖は複数の湖が段々畑状に配置されており、その階段状の段差部分が滝になっており、無数の滝がある。

行った事は無いが、中国の九塞溝もこんな感じなんだろうかなどと妻と話しながら進む。

 湖の水は澄んでおり、魚が岸の付近に、のんびり緊張感なく泳いでいる。なんでこんなに岸の近くに、魚がいるのかなと思っていたら、観光客が餌をやるのだ。魚も頭がいい。ひたすら餌が撒かれるのを待つ。

 魚にだって餌はやらない方がいいと自分は思っている。餌をもらおうと、岸に寄って来た魚は、や、にやられる可能性が高くなる。魚がかわいいなら餌はやらないほうがいい。

 湖では魚の写真を撮ってみた。自分のカメラには2種類の魚が映っていた。1つは、真っ黒くてかわいくない魚。名前はわからない。もう一種類はニジマス。これは奇麗な魚だ。食べても美味い。
黒くてかわいくない魚

 この湖には、ニジマスともう一種類の魚がいて、現在はニジマスが減り、もう一種類の魚が増殖しており、世界遺産なので、手を加える事が出来ずにいると何かに書いてあった。

 おそらく、この黒い魚が徐々にニジマスを追いやっているのだろう。しかし、遺産に登録されたから何も出来ないというのは本末転倒のような気がする。詳細はよくわからないので、ウダウダ言えないが、いつまでもニジマスが優雅に泳いでいたらいいなと思う。
ニジマス
午前中は、なんとか雨は落ちなかったが、午後は本格的な降りになった。

 天気がよければもっと奇麗だったんじゃないか等と、米国とモンサンミッシェルを一緒にまわった徳ちゃんの雨男が移ったかもしれないと恨めしくも思ったが、逆にピーカンだと、明るいと所と、暗いところのコントラストが付きすぎて写真撮ると全体が奇麗に写らない場合もある。こういう曇りの日の方がいいときもある。おそらく今日がその日だ。

バスを降りた時、肌寒く感じた。ここはもう初秋の感じ、一部の木々の葉が紅葉し、湖に映り奇麗だった。







湖畔を歩き、大小の滝や、滝壺をみて、入場券に含まれているボートに乗り、さらに上流まで歩く。ここも同じ様に滝と滝壺がある。落差は大きくないが、総延長はかなりの長さである。最後はエントランス2から1近くまでシャトルバスに乗って帰った。

7時間くらい湖の周りの散策路を歩いた。雨も降ったが、あまり疲れなかった。いつもは街中を歩くと、1時間位で頭が痛くなって早く帰りたくなるのだが、自然は、うるさくない。滝の音はするけど。。。

自然の中にいると、心が落ち着き、癒される。自然って本当に体にやさしいものだなと思った。


プリトビッチェの宿の周りには、食べるところなんか無かった。我々の宿のレストランだけだ。
ミックスグリル
少し高かったが、宿のレストランで、肉やソーセージ、ハンバーグ等のグリル、ニジマスのグリル等を頂いた。ニンニクが利いていて美味しかったが、朝からニンニクの匂いが残ってちとキツかった。でも美味しかったから許す。
ローストビーフのサラダ

ニジマスのソテー

 翌日スプリト行のバスでは隣で食べていた香港人と一緒になった。彼らは、別のホテルに泊まっていたが食べる所がないので、我々の宿のレストランまで20分歩いて来たらしい。

 彼らは、我々の宿は素敵だ。ナイスレストランがあるからと言っていた。

 プリトビッチェ湖群国立公園、それは、広大な段々畑状の滝が有る湖で、人に優しい素敵な湖だった。

 データ
宿泊日 2013年9月28日〜29日
宿泊場所 Rooms Ivanka
     ダブルルーム 32.5ユーロ/泊
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