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2013年12月9日月曜日

死海でプカプカ ヨルダン アンマン


 イスタンブールからアンマンまで、ロイヤルヨルダン航空で飛んで来た。機体はA319で足下が異常に狭い。2時間くらいのフライトだったが、最近、LCCばかり使っていたので久々の機内食にありついた。

 機内食は、ビーフのシチューのような物がご飯にかかっており、それに野菜サラダと、デザート。なかなか美味しかった。こんなに美味しい機内食は久しぶりだった。流石はロイヤルが付く航空会社だと軽く唸っておいた。
機内食
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 アンマンの空港は新しくきれいだった。黄色いバスに乗って市内に向かう。


子の黄色いバスで移動
7サークルという所で降りるとさっそくタクシーの運転手がやってきた。市内まで7JDだという。7は高い、5はどうだと言ってみたダメだという運転手に5しか払わないからねと言いタクシーに乗った。あとでガイドブックで見たら2とか3とかが妥当な所だったらしい。

 オーストラリアのエアーズロックで会って、イスタンブールで再会したyukaちゃんとホテルで待ち合わせしていた。彼女は、深夜の到着でなので我々が先にチェックイン。

 トルワダホテルというホテルだったが、ダブルで8.1JD 2200円くらい。到着するとお腹の大きなオヤジが、まあウエルカムドリンクを飲んでと、ビールジョッキ一杯のフルーツジュースを持って来た。いろんなフルーツが、トッピングで上に乗っている。

 このジュースはホテルの前の店からのデリバリーで、1杯1JD。約140円だ。ホテル代が1人8.1JDなので、実は宿代の2割以上もするなかなかのサービスだ。

 我々は、このジュースが気に入り、1日2〜3回このジュース屋に通う事になってしまった。これも実は作戦か?
 yukaちゃんと合流してとりあえず死海へいくことに。宿のツアーはタクシーをチャータすれば60JD。流しのタクシーを捕まえてみたが、やはり60という。値切って55にしてもらってスタート。途中いくつかのポイントに連れて行ってもらっていよいよ死海へ。
このタクシーで死海へ

ヨルダンでもキリスト教の教会があり、きれいなモザイクの絵が残されている



途中に寄った展望所
タクシーのドライバーは最近出来たビーチが入場料25JDであるからそっちに行かないかと言ったが25JDは高い20JD(それでも高いが)の古いビーチに連れて行ってもらった。

死海のビーチにあるプール。子供達が大はしゃぎ
死海
ここは、プールがありその下に、死海のビーチがある。

イスラムのスイミングウエア。絶対に世界記録は出ないだろう。

イスラム教徒もこの格好で浮く

 水着に着替え、ビーチに行く妻は大きめのビキニ、yukaちゃんは若いので小さいビキニで登場。

 イスラム圏の女性は、殆ど肌を露出しない、さすがに顏は出すが、髪の毛も出さない。タレントの真鍋かをりは、イスラム圏で女性が髪の毛を出すのは、下の毛を出しているのと同じだと、ラジオで言ってたのだが、イスラム圏のここでその水着はちょっと。。と思ってしまった。

 彼女らのビキニ姿に、タクシードライバーは大喜びで俺のカメラを取り上げ、写真を撮りまくる。
死海の泥を塗るとお肌がつるつるになる

 ドライバーは、モーリシャスからきたという女の子を口説き始め、盛んに写真を撮っており、カメラ取られないか心配になった。

 死海の水は塩分濃度30%以上だそうだ。水につかり体を横にするとぽっかり浮いた。
ウエットスーツを着て海に浮いているのと同じ感覚で別に自分的にはあまり違和感はなかった。

とりあえず3人で浮いてみた。
くまモンも浮いてみた。
海の水は粘度が高く、塩が結晶になってザラザラした感じがした。しばしプカプカと水に浮いていたが、だんだん首が痛くなって来て、バランスを崩して1回転してしまった。

 水が目に入った。これは強烈に痛い。それと口の周りのひげ剃り後にしみて、顏が痛くなってしまった。

 よく肛門が痛くなるとか傷口にしみるというが、そんなことはなかった。ただ目だけは要注意だ。
この人達は何処からか真っ黒い泥を持って来て塗り塗りしていた
ドライバはメチャハイテンションで写真を撮りまくっており、ようやくカメラを返してもらったが、100枚くらい撮ったぞ、心配するな俺はプロフェッショナルだと自信満々に言うが、そのカメラの構え方をみたら美味いかヘタはわかる。ドライバがとった写真はなんだか変な物ばかりだった。(爆)
ハイテンションなドライバーと
アンマンの街が近くなってくると、ドライバーはどんだけ自分がサービスしたかをもうアピール。要はチップをくれということだ。

 約束は55だったが、60を渡すと、不満そうな顏。55がタクシー代で、5がチップだと言ってそのまま降りて来た。結局60ということになってしまった。値切ったのが水の泡に。。。

 翌日は、アンマン市内を徒歩で観光。特に見る物はなさそうだったが、ローマンシアターという円形劇場を見学。

ローマンシアターの上から見た風景
いままで見て来たいろんな劇場とさほど変わらないが、ここには隣に本当に小さな劇場があり、そちらは復元したのかかなりきれいで、今でも仕えそうな感じではあった。


小さいシアター

 次にアンマン城、坂を上りようやく入り口にたどり着く。
アンマン城

アンマン城
お城跡と言っても一部柱が残されているだけであったが、ここからはアンマンの景色がとてもよかった。
アンマン城

アンマン城からもローマンシアターが見える
人口が何人いるのかは知らないが、丘の斜面にはびっしりと少しよごれて茶色くなりかけの白い家がビッシリと立てられており、そこそこの人口がいるのだなと言う事が分かった。
アンマン城から見えるアンマン市内。一体何人済んでいるのだろう?
博物館もありそこからの出土品がたくさん展示されており、かなり古いものもたくさんあり古くから栄えていた事が分かった。

アンマンでの食事は宿のとなりのローカル食堂、オムレツの朝ご飯をたのむと、チャイとサラダとパンつきで一人1JD。夜も別のローカルレストランでひよこ豆をすりつぶしたような物と豆のフライとサラダでおなか一杯食べて一人1JDととても安かった。





朝食のオムレツ。1JD(140円)

それから,お菓子屋さんも美味しくて、ごま味のクッキー試食したがとても美味しかったので、移動時のおやつに買い込み、次の目的地ペトラへと向かった。

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イスタンブールでくまモンと再会


 イスタンブールでは、インドビザを取る事と、アテネで脱走したくまモンの代わりのぬいぐるみを日本から送ってもらっていたので、それを受け取るのが一番の目的であった。

 イスタンブールは、スルタンアフメット近くの宿を取ろうとして、10数件の宿の値段を聞いてまわったが、ツイン又はダブルの部屋で50〜60ユーロもする。なんで、トルコなのに部屋代がユーロになっているのかはよくわからないが高い。


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 ようやく、40ユーロの部屋を見つけてチェックインした。その部屋はダブルベッドがドンと置いてあるだけの狭い部屋で、レセプションの隣なのでとてもうるさかった

 最初2泊したが、後2泊を追加する時に、なにげにbooking.comをみるとなんとそこの部屋は30ユーロであったため、この画面を見せて、30ユーロにしてというと、残りの2泊は30ユーロにしてくれたが、前2泊分の差額20ユーロは当然戻ってこなかった。

 ウオークインのほうが安いと思って足で探したのだが、なんだかぼられた気分だった。

 食事をしにスルタンアメフットのトラム駅の近くのロカンタに入った。ロカンタとはローカルレストランで、大衆食堂である。
 そこのショーケースに並んでいる、料理を指差しして注文する。

 何を注文したかは覚えていないが、ウエイターの小太りで悪顔のオヤジが、妻にナイフとフォークを手渡しし、奥のテーブルで食べろという。

 その渡し方が、内部の刃のある方を妻の手のひらに押し付け手を丸めさせる。ただ単に妻の手を触りたかっただけとしか思えず、またナイフの刃で手を切りそうで、とても危ない。料理はこの上なくまずく、全部食べずに、会計をすると、とてつもなく高い。

 料金が違うじゃないかとクレームをいうと、先ほどのオヤジがでて来て、ライスの料金が2重になっていたと言い、少し安くなったが、それでも高い。そのオヤジと店員の態度の悪さにだんだん腹が立って来て、さんざん文句を言ってでてきた。飯もまずいが後味もめちゃまずい

 別の日にはセットメニュー20と24リラという看板を見つけそのレストランに行ってみた。

このリラの単位が何となく変な形しているなと思ったが、他のメニューもリラで書いてあるので、問題ないだろと思っていた。

 食事は大きなサラダに大きな前菜、熱々のメインディッシュ。かなり豪華な内容。これはおかしいなと思ったが、既に食べた後。
ハートマークのキュウリがお洒落
メインディッシュ。これはちょっと匂いがキツかった
デザートも豪華
会計をすると、案の定高額な請求書がやってきた。なんだこれは、明細をもってこいというと、セットメニューはユーロだという。

 ユーロマークを携帯で見せてこれがユーロであんたが書いてた単位はリラマークだろと言ってみたが、いやこれはユーロだと言い張る。なんでセットメニューだけユーロで書くんだと、店の外の看板まで出て行き、ごねてみせたが、やはりダメだった。
言われてみればユーロに見えなくもないが、ユーロは真ん中の線は2本線。
Lに1本線に見えた。意図的にユーロとリラの中間に書いているとしか思えない。
その他にも、毎回、お金を払う時になってごちゃごちゃもめる。間違っているふりしたり、ごまかしたり手口はイロイロだ。だんだん慣れて来て、次はどんな手か楽しみなるようになっていた。

 イスタンブールを歩いていると、いろんな人が声をかけてくる。何処に行っても声掛けてくる人はたくさんいるが、殆どは客引きなので、適当にあしらえるが、このトルコの人達は、客引きでもないのに声をかけてくる。英語の人もいれば、日本語の人もいる。

 初老の紳士な感じの人が英語で話しかけて来た。最初から無視する訳にもいかず、話を聞いていると、単なる世間話だ。日本についても詳しく、今日は阿部さんトルコに来ていますよねと言う。阿部さんって誰だっけ?と思っていると、日本の首相ですよという。

 その日は、イスタンブールの海底トンネルの開通式で、日本の企業が工事に関わったということで阿部首相がわざわざ式典に来ていたのだが、その時はあまり良く知らなかった。



 それにしてもいろんな日本の事を知っていて、話が終わらない。隙を見てようやく話をうまく切り上げたが、その人は営業する訳でもなく消えて行った。

 またしばらく歩くと、今度は日本語で話しかけられた。この日本語が流暢でビックリしていると福岡に住んでいた事があるという。

 奥さんが日本人だとも言っていた。しかしながら、トルコ人男性の彼女や奥さんが、日本人だという人が多いこと。会う人会う人日本人の彼女がいるという。日本人女性は本当に大丈夫なのだろうか心配になってくるが、その話も本当かどうか疑わしくなってしまう。


 彼も又、阿部さん来てますよねという。彼は、阿部さんが乗ってきた飛行機で一緒に来た日本人と、この辺りで一緒に食事をしたいう。阿部さんは政府専用機で来ているはずで、一般人は乗れないし、阿部さんのお付きの人が、こんなオジさんと、こんな所で食事をするはずがなく、このオヤジ嘘つきだなと思いながら聞いていた。

 またお土産物やさんの前を通ると、「昨日ここで阿部さんがカラスミ買っていったよ」などと声をかけてくる。これ又嘘だ

 どうやら、トルコ人は何となく嘘をつく人が多いなと思う様になった。

 インドビザを取るために大使館へと行った。大使館に着くと、すでにたくさんの人が並んでいた。前に並んでいる人は、2週間も待っている。ここの対応は最低だという。ようやく前の人の番になり、ドアが開き申請書を出すと、係員は瞬時にダメだという。何処がダメなのかが、前の人はわからず、訊こうとするが、ドアを閉められてしまい。前の人は狂った様にドアを叩き、叫ぶが、相手にされない。

 我々の番だが、ビザと一言発しただけで、紙きれ1枚渡され、終了。 紙にはインターネット申請しろと書いてある。どうやら今年の2月くらいからすべてインターネットを介して申請する事になったらしいことがわかった。


 この対応を見てインンドビザの取得は諦めてしまった。日本人は空港到着時にアライバルビザがとれる。これは有効期限が30日以内のシングルビザだ。これを取る事にした。

 当初はインドを拠点に、ネパールやスリランカ等をまわりたかったが、これも諦めた。というのも、日程が押しており、ネパールとスリランカをまわるとなると時間的に無理がでてきそうだったので、あっさりと諦め、1ヶ月じっくりインドを観て廻る事にした。

 次はくまモンの受け取りだ。スルケジの郵便局に行き、
スルケジの郵便局
荷物は届いていないかを尋ねると、荷物は、トプカプの郵便局にあるという。

トプカプの郵便局

トラムでトプカプに行くと、係員らしき少し上品な女性が事務所から出て来たので尋ねると、その人がパソコンを叩いて、イキテリという所にあるという。
 その女性はどう見ても、もう帰るという感じ雰囲気だったので、お昼を食べに出る所だったのだろうと思い、ちょうどよかったなといいながら、イキテリまで向かった。

イキテリの郵便局
このイキテリの郵便局はまた遠い、トラムの終点まで行き、地下鉄を乗り継ぎようやくたどり着くと、警備のオジさんがやって来て、「今日は休みだ、明日も休みだ。明後日来なさい。」と言う。

 なんでと思っているとどうやら次の日は、建国記念日で国民の祝日だそうだ。きょうは、休みの前の日で半ドンだそうで、もう12時過ぎていたので、閉まってしまっているということだった。トプカプで対応してくれた女性はやっぱり帰り支度してたのだ。

しかし、その女性も不親切だ。休みなら教えてほしい。

 2日後イキテリに再度行き、インフォメーションに、荷物の番号を見せると、何やら叫んでいる。この受付のに兄ちゃんは英語ができないので、ほかの窓口にいるオジさんが通訳してくれた。

 オジさんは、荷物はここにないという。どういう事と迫る我らにオジさんは、俺は通訳しているだけだ。とにかく荷物は、ここにないから5日後にまた来いという。

 5日後?ネットの追跡では、もうトルコに着いているはずで数日前から通関手続き中になっている。この通関手続きってなんなのか実はよく分かっていなかった。

 宛先がスルケジの郵便局になっているので、スルケジの郵便局にもう一度行ってみて尋ねると、2日後にここに送られてくるという。2日後またスルケジに行ってみると、何か問題があって止まっているようだという。この郵便局員は英語が全く通じず、お兄さんがgoogle翻訳機で、中にドラッグがはいっていないかと尋ねる。ドラッグというと麻薬みたいでイヤなのでメディシンは入っているぞと答えると、それだ。それで税関で止まっているいるので、イキテリじゃないと受け取れないと説明された。


 世界一周券の飛行機は、このあと予約が一杯でフライトの変更ができない。この日荷物を取れなかったら諦めるしか無いと思い、イキテリに向かった。


 またインフォメーションの兄ちゃんにスルケジでもらった書類を見せると、前回と同じく、何か叫ぶ。反対側の窓口のオジさんが前回と同じ様に、「荷物はここには無い。5日後に又来い」と前回と全く同じ答え。ここで初めて気がついた。こいつら適当〜だということに。

 5日前、5日後に来いとお前行ったじゃないかと詰め寄る、スルケジでもらった書類を見せると、これはスルケジに送られるからスルケジに行けと言い出した。「今スルケジに行っらイキテリに行けと言われたんだ。ここに荷物はあるはずだ」とまた詰め寄った。オジさんは、誰かを呼び、この人に頼んだから、この人の後についていきないさいと言われる。

 こう書くと、ちゃんと会話しているようだが、オジさんの英語のなまりがキツく、何を言っているのかを理解するのに10秒ぐらいかかり、その10秒間にオジさんは別の事を始めるので会話を続けるのが大変なのだ。

 頼まれたオジさんは、ここで待っててと言い、別の事務所の中に消えた。10分くらい待っていると名前を呼ばれ、中にはいると、そこには、くまモンのシールが張ってある、小包があった。



 係員から紙切れを渡され、税金を払ってくる様にと言われた。税金の支払い窓口はなんと、さっき5日後に来いと言ったオヤジの窓口だった。

 窓口に行くと、オヤジは小さな声でソーリーと謝ってはくれた。

 つまり、荷物に関税がかかっており、この関税の支払いをしていないために、このイキテリで止められていたということだった。ネットで見た通関手続き中というのはそういう意味だったと言う事がようやく分かった。

 しかしながら、この関税徴収係のオヤジ自分が税金徴収するのに、なんで税金払ってないから止まっているという事を思わなかったのかが不思議である。

 まあそんなこんなで日本からの荷物を無事ゲット


 関税額は約3000円。送ってもらった荷物は内容物と価格を日本の郵便局で書けと言われて義妹が、細かく書いており、その金額の総額が15000円だったので、約2割が税金ということになる。

 この金額を書いていない場合は、この場で開封され、中身が調査されて金額が決まるようである。大勢の人が、荷物を開封させられ、中身をぐちゃぐちゃにされて、箱を開けっ放しにして持って帰っていた。

 ということで無事荷物をゲットできたのだが、最初に、2度目にイキテリに来た時に既に荷物は届いていたはずで、無駄な日々を過ごしたのがとても残念であった。


 荷物の中身はくまモン3体。一つはいつものくまモンのぬいぐるみ。もう一つはくまモンのポシェットでこれが一番本物に近い。そしてもう一つは水用で、浮くくまモンのキーホルダー。前回の水用は、セラミックだったので骨折してしまったので今回は柔らかい素材で骨折対策も万全だ。


 久しぶりの再会にうれしくて涙は出なかったが、荷物を受け取れたという安堵感と達成感で胸が一杯だった。(笑)
手に入れたくまモングッズ


 その他には、ムヒや、インドのガイドブック、みそ汁やお菓子、インスタントラーメン等。インスタントラーメンは速攻で消費してしまった。

送ってもらったもの

 荷物を待つ間、スルタンアメフット近くの宿は気に入らなかったので、タクシムという新市街のほうのアパートメントが4000円程であったのでそこに移動したのだが、ここがまた、ちょっと怪しげな所で、アパートの前の道はゴミだらけで、周りは汚い住宅街。部屋は、2LDKのアパートで、Wifiもビンビンで、洗濯機も付いており、快適であったがとにかく周りの環境が悪い
ピンクアパートの近く

ピンクアパート

 夜帰ってくるとき首からカメラをぶら下げて歩いていると、航空会社の制服のようなものを着て大きなスーツケースを引いたお姉さんが、日本語で声をかけて来て、ここは危険ですよ、カメラはしまってくださいという。 この道を曲ったところが、宿なんですというと、目を円くして、「そこ?本当にに危険です注意してください」と大きな声で言ってくれた。アパートの周りにはいつも汚い格好の男性がウロウロしており、宿への出入りじは毎回緊張した。

 イスタンブールの名物は、サバサンドだ。これは、ガラタ橋のところに船が3隻並んでおり、その船の上で塩鯖を焼き、サンドイッチにして売っていた。
サバサンド
この船の周りには大勢の人がいて、みんなサバサンドを食べている。飛ぶ様に売れている。一つ6リラ(約300円)と決して安くはない。
サバサンドやさんは大繁盛
まずは一つ食べてみる。意外と美味い。塩鯖と、パンが意外と相性がよく、一緒にはさまれているレタスとタマネギもなかなかよかった。でも、骨を出すのがめんどうだ。

 美味しかったので、別の店でも買ってみた。味は1軒目がよかったが、ここの塩鯖は骨を全部取ってあるようで、食べやすかった。各店でいろいろ工夫されていて面白い。

 アヤソフィア博物館の見学。この博物館はブルーモスクの対面にあるモスクだが、現在は、博物館となっているようだった。このモスクは、元々はキリスト教の教会として建てられた物で、それを後に、イスラムのモスクとして改修されたというものらしい。

 中に入ると、キリスト教時代の絵等があった。中を見物していると、なんとカッパドキアのツアーで一緒だった韓国人のリー君に再会した。彼は、既に殆ど見終わっていたが、我々と一緒に周り、案内してくれた。
アヤソフィアの中の絵

たぶんキリスト


旅人の行き先は、似たようなもので、彼はアテネのアクロポリスでも我々を見かけていたそうで写真を撮ってもらおうと頼みたかったが自分たちの撮影に忙しく遠慮したと言っていた。

 次にブルーモスク

モスクの形はどうも牛糞のように見えてしまう。

ここはお祈りの時間は異教徒は入れない。一度行ってみたが入れず、時間を見計らって再度行ってみる、中へは靴を脱いで入る、祭壇に向かって地元の人達はお祈りをしている。我々観光客はその後ろの少しのスペースからその様子を見学すると言う感じ。

高いドーム型の天井から2mくらいの位置に無数の電球がぶら下がっていたのが印象的だった。ちなみに、床は絨毯張りであるが、納豆の様な足の匂いがした。

 このブルーモスクには6本のロケット型の塔が建っている、時間になるとこの塔からコーラン節が発射される。この音量が大音響で、とてもうるさい。またこのコーラン節は、掛け合いの様で、ブルーモスクとアヤソフィア方面のどこかのモスクと交互にコーラン節を発射し合っていた。しかしながら,仲が悪いのか、今ひとつ息が合っていないような気がした。


 次にトプカプ宮殿。これはアヤソフィアの裏にあり、広大な敷地に、昔のスルタンが住んだ跡がある。トプカプ宮殿全体の入場料が必要で、別にスルタンの居住地ハーレムには別料金が必要だった。

特にハーレムの中が面白かった。ハーレムの中の部屋は、タイル張りの部屋が多く、自分はタイル張りというとお風呂場をイメージしてしまい、何処も風呂のように見えてしまった。


ハーレムの中


ハーレムを出ると、宮殿の秘宝館があり、スルタンの服等が展示されているが、とくに目玉品は宝石類だった。本によると大きなエメラルドがあるという事だったが、どれかよくわからなかった。またダイヤも大きな物があった。もちろん撮影禁止だが、カメラを向ける観光客多数。しかしながら、カメラを向けよう物なら、カメラの前に、警備員が立ちはだかり、体をはって守っていた。
宮殿で切れのあるダンスを披露するつもりだったが。。。。


荷物を待っている間、イスタンブールも飽きて来たので、船に乗って、ヤオラ温泉と言う所に行って来た。ここはイエニカプというイスタンブールの港から船で1時間位行き、そこからバスで30〜40分くらい行った所にあった。

 ここには,いくつかの温泉があり、目にいい温泉
眼にいい温泉

顏にいい温泉
顏にいい温泉
 
胃腸に良い飲む温泉等

のむ温泉

お尻にいい温泉???じつはよくわからなかった

がある。本当かどうか分からないが、とりあえずそれぞれを試してみた。

ハマム

 そして、日本の温泉と同じように湯船のあるハマムが3つあったので、一つに入ってみた。

我々が入ったハマム

入るのはもちろん水着着用。やっぱりお湯に入る前は大事な所を洗いたいのだが、水着を着ていると、なかなかちゃんと洗えない。お湯を汲みパンツの中にお湯をいれてゴシゴシ。めんどくさくなって来て、誰も見てないので、水着半分脱いでゴシゴシ。ようやく、湯につかった。

 久しぶりのお湯だ。思わず「あ〜 う〜 ヒャ〜」と声が出る。とても気持ちがよいが、ナンキンの古傷が一斉に痒くなりまたもや、怒りがこみ上げてくるがやっぱり気持ちよい。大理石のまな板の上に寝転がってみる。大理石は下からお湯で暖められているのだろう。とても気持ちがよく、体がリフレッシュした気分だった。

 イスタンブールでもハマムに行った。このハマムの料金はアカスリ付きで30ユーロ約4000円とものすごい値段だ。しかしながら、観光客に大人気だ。次から次に客がやってくる。
イスタンブールのハマム
中に入ると、ベッドのある個室に案内され,そこで着替える。おそらくマッサージを頼むとここでマッサージを受けられるのかもしれない。
着替え室
着替えて、奥のハマムに進む。そうすると、八角形の大理石があり、そこに寝る様に言われる。既にオジさん達がたくさん寝ており、まな板の上の鯉みたいになっている。

 自分も鯉になってしばらく待つ。大理石は暖められているので、汗が吹き出てくる。自分でこすると既に垢がでる。15分くらい待ったら、お腹の大きなオジさんがやって来て、アカスリをやってくれた。しかし、やる気のない事この上ない。軽く体を撫でる様に、こすり、お湯かけて終わり。モロッコのオジさんの方が力がはいっていて良かった。

 その後、泡をテンコ盛り体にかけられ、洗ってくれる。日本のソープランドを昔は、トルコ風呂と呼んでいたのが納得できるくらいの泡の量だった。この泡の量にはちょっと感動したが、洗ってくれるのがオジさんってのがよいのやら悪いのやら。どうせなら。。。なんて思ったりもした(笑)

 しかしながら、泡つけても撫でるだけで、オジさんのやる気のないのは変わらない。日本でこのサービスだったら潰れるのは間違いない。
日本の温泉旅館のような玄関ホール
風呂から上がり、着替えを住ませると、ザクロジュース屋さんが出口で待ち構えていた。日本だったら、牛乳かフルーツミルクまたはコーヒー牛乳なのだが、トルコはザクロジュースだ。たしか1杯5リラだったと思う。オレンジジュースとミックスしてもらい頂いた。

 ザクロジュースは後口に渋さが残るが、オレンジジュースと混ぜると、酸味で渋さが感じられなくなり、なかなか良い。

 嫁を待っている間に続々と観光客がやってくる。こんなに人気なら、なんで、他の国にはないのだろうか不思議だ。

 日本には温泉がある。自分は熊本に住んでいるが、温泉はそこら中にある。温泉をネタに外国人観光客へプロモーションすれば、かなりの外国人観光客を呼べるのではないかと思った。(既にやっているのだろうけど)
まあたくさんの外国人が温泉に来る様になると、それはそれで問題が山積みにはなるが。。。

 そんなこんなでイスタンブールに結局11泊もしてしまった。おそらく、同一都市で一番長かったのではないかと思う。イスタンブールが好きかというと嫌いだ

 レストランでは、会計を意図的に間違えるし、親切そうに話しかけてくるが、本当に親切なのか何か企んでいるのかわからないままで終わったりして話の中身が高尚なことも多いだけにたちが悪い。建物の床は何処も水平ではなく傾いていて、気分が悪くなる事もしばしばで、食事は美味しい物も多いが肉が臭くて食べきれず、自分はベジタリアンになってしまった。

 イスタンブールの印象があまり良くなく、トルコは嫌いになったが、カッパドキアや、カシュ、パムッカレ等の街はのんびりしてとても良かった。特にカッパドキアには又行きたい。

 そして我々は飛んでイスタンブールを脱出した。
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