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2013年9月9日月曜日

オーストリア ザルツブルグでサウンドオブミュージック


 ザルツブルグには、ウイーンから列車で3時間くらいかけてやってきた。
この時期ザルツブルグは音楽祭が行われており、宿がなかなか見つからず、同じ宿に連泊できず、1泊目と2泊目は異なる宿となった。
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 しかも予約できた宿は、2つとも市内から外れたところにあり、少々面倒だった。

 1泊目は、ビジネスホテルのドミトリールームで2人で税金込みで67ユーロ。9000円近い値段だ。しかしながら、いつも泊まっているホステルと比べると、3レベルくらいは清潔な感じではあった。

 到着した日は土曜日の6時過ぎ。今日は既に周りの店はすべて閉まっており、ホテルの隣のレストランで、渋々食事をしたが、妻はキノコソースのシュニッツェエル(トンカツみたいなもの)と自分はハンバーグみたいなものを頼んだが、あんまり美味しくはなかった。

 最近歩く時間が多く、疲れていたので、この日は移動だけで部屋でゆっくりする事にした。

 2日目は朝から宿を移動するために、バス停へ向かう。バス停では。小さな子供を連れた日本人の家族がいて、少し話をしたが、これからイギリスに向かい、イギリスに住むそうで、旅行しながら移動しているそうだ。

 次の宿に荷物を預け、翌日のサウンドオブミュージックツアーを申し込み、街に出た。
ザルツブルグの街は、日本人が多く、至る所から日本語が聞こえてくる。日本人の団体客のツアーの後をつけて、説明を盗み聞きしながら行く。(笑)

 ザルツブルグはモーツアルトの生まれ故郷で、生家と、暮らした家がある。中は有料で見る事が出来るが、外観を見ただけで入らなかった。
モーツアルトもピアノ
旅をしてて思うのが、坂のある街と、水が有る街には情緒を感じる。坂と水が街の景観を感じよき物にしていると思っているが、今までに行ってきたプラハや、ブタペスト等の街は、大きな川が流れ、その川の近くの丘の上に、お城が建ち、素晴らしい街が形成されていた。

 ザルツブルグもまた、同様の造りで、川があり、坂の上には要塞が建っている。街が小さい分、川も小さく、坂がきついのでより情緒豊かな街になっているとおもった。

 旧市街は、川と崖のに囲まれた小さな、エリアにあり、そこにいくつかの大きな、教会や、コンサートホール、広場があった。また、小さな道の脇にはびっしりとお店が建ち並んでいて、通りにはたくさんの観光客が、歩いている。
本当に歌っているような骸骨

 お店は、高級な小売店が多い様に感じた。我々は、モーツアルトの肖像が書かれた紙で包まれたチョコレートを買ってたべてみた。一つ0.6ユーロそんなには高くはない。
モーツアルトチョコ

 味は、チョコの中に栗かなんかの、ペースト状のものが入っており、そこそこ美味しかった。ショーウインドーの中にあるお土産物やさんでは、いままであまり見かけた事のない、人形等のオリジナルの物が多かったように思われる。

いくつかいいなと思われる物もあったが、荷物が増えるので、購入はしなかった。

 音楽の街ザルツブルグでコンサートを見るというのも、ここに来た目的でもあり、コンサートホールのチケット売り場に行ってみた。

 夏の音楽祭の間ウイーンフィルハーモニーオーケストラが、ザルツブルグで演奏をしているので、それを聞いてみたかったのだが、席は最後2席空いていると言われたが、料金が一人155ユーロ、2人で310ユーロ4万円。。。 ちょっと高い。
しかも演目は、全く知らない曲だった。

 他に、チケットはないかと聞いてみたら、教会でやるコンサートがあるという。これも演目は知らないが、料金が40、25、15ユーロがあったので、15ユーロのチケットを買った。


 教会の前には、たくさんの屋台が出ている。サンドウイッチ屋さん、ハム、ソーセージ屋さん、チーズ屋さん、果物屋さん等等。ハムソーセージ屋さんでは試食もでているので、干し肉と生ハム、パンをつまんでみた。実をいうと、パリ食べた肉類(生ハムも含む)が臭くて、少し肉が嫌いになっていた所だが、干し肉も、生ハムも臭みがなく美味しかった。

 また、パンもドライフルーツとナッツがたくさん入っており、美味しかったが、ちょっと味が濃すぎる感じもした。

 生ハムがおいしかったので、ここで生ハムのサンドイッチを買ってお昼にした。

 しかし、この食べ物屋さんのなかにある商品に、蠅が集っており、最初こんなもの食えないと思ったが、よく見るとそれは蠅ではなく、だった。蜂だと、逆に、甘くて美味しいから、集まってくるような気がして、別に気にならなくなるから不思議だ。



 ブラブラしていると、朝会った家族に出会った。上の要塞まで行って来たという。要塞まではケーブルカーが有るのだが、値段がなかなかいいので、我々は歩いて登る事にした。
ケーブルカー
かなりキツい坂を上って行くと、ザルツブルグの街が一望できるところまでやってきた。下の広場からは、ストリートミュージシャンのアコースティックな音色が聞こえてきてなかなかいい感じだ。
こんな景色を見ながら登って行く



 途中分岐があり、左に行けば要塞だったが、なんだか右のほうが、いい感じがしたので、右にすすむと、道は森のなかに通じており、地元の山をハイキングしているような感じになる。しばらく歩くと、頂上のような広場にでた。


そこには、金きらな小さな塔があった。その塔の中には何故か、金きらな仏像があった。なんで、仏像があるかわからないが、タイの仏像のようであった。
この中にタイの仏像が

 結局お金もかかるし、時間もなくなったので要塞には行かず、一旦ホテルに帰った。
夜の要塞
コンサートはTシャツ短パンでは格好がつかないので、ニューヨークのユニクロで買った襟付きシャツをの一張羅を着てオサレをして出かけた。

 コンサートはやはり,Tシャツ姿の人はいないが、完全なフォーマルな格好の人もいるにはいるが、そんなに多くはなく、浮かずにすんだ。

 今日の演目は、知らないのだが、演奏者と指揮者が出てきて、始まったとおもったら、ずーっと音合わせをしている。ずいぶん長い音合わせだなと思ったら、実は、そういう曲だったみたいで、いつの間にか終わり、拍手をみんなしていた。

コンサート終了
あれ??? 2曲目も3曲目も音合わせみたいな曲だった。最後は、みんな長く拍手をしているので、かなりいい演奏だったのだろうが、私にはわからなかった。
広場ではフィルムコンサート。こちらも面白うそうだった
いつも、いろんな物を観ると、それを理解できる様になりたいと思うのだがこの曲は理解できる様にはなれないだろうし、別になりたくはないと思った。

 翌日は、朝から映画サウンドオブミュージックのロケ地を巡るツアーに行った。
サウンドオブミュージックは数年前にビデオを見たのだが、子供達の家庭教師として、お金持ちの家にやって来た音楽教師マリアが持ち前の美貌と、明るさと美声で仕事を全うし,子供達からもまた、父親からも愛され、その父親と結婚するというサクセスストーリーだったと記憶している。

 ミュージカルなので、ストーリはどうでもいいが、まあ、旅に出る前に良く見ていた韓国歴史ドラマと大筋でストーリーは同じだ。韓国ドラマがパクったと思ってはいないけど。

 この映画は、素晴らしい歌と、素晴らしい風景が見所の映画だったと思っている。

 ドレミの歌が、ドはドーナツのド、レはレモンのレでないとこの映画を見て知って、衝撃だったのを覚えている。


 ツアーは、マリアが家庭教師としてやって来た時に降りたバス停、邸宅、湖で船から落ちたところ、最後結婚式を挙げた教会等を観て廻る。

 日本語ツアーもあったのが、時間的に無理があったので、英語ツアーに参加したのだが、説明が95%わからない。理解できるのは、ザッハトルテのカロリーが10000Kcalだとか、ツアー客に映画は見たかと訪ねて、自分は見てないとかのガイドのおばちゃんのつまらないギャグばかりだ。フィリピンでの英語修行の成果が出なかったが残念である。


 最後は、ビデオで、映画の名場面を流してくれたので、見てきたものが何なのかを理解する事が出来た。

 帰りのバスの中では、サウンドオブミュージックの歌が流され、ガイドさんが所々で音声をカットして、その部分をお客さんが歌うという感じで、無理矢理歌わせるという仕掛けもあった。

 隣に座った香港人の女性は、完璧に歌をマスターして来ており、楽しそうに歌っていた。もしこのツアーに行くときは画の歌をマスターして行くと楽しいと思う。

 ツアー終了後、我々は、列車でミュンヘンに向かった。


Data:
訪問日  8月10〜12日
宿    MEININGER Salzburg City Center
       Kolpinghaus Salzburg


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2013年9月8日日曜日

ミュンヘン


 ミュンヘンで何かしようとか特に目的をもっていたわけではなかったが、何となくミュンヘンに来てしまった。
 ミュンヘンといえば、子供の頃「ミュンヘンへの道」というテレビ番組があり、これは、バレーボール男子がミュンヘンオリンピックにむけて、猛トレーニングをおこない、メダルを目指す姿をアニメと実写を交えた、ノンフィクションスポ根ドラマだった。

 この番組を見て、自分はバレーボールを知り、結構夢中になった記憶がある。その後の、ミュンヘンオリンピックで、本当に男子バレーボールは金メダルを取ってしまうのだから、たいした物だと思った。

 実は、この番組は、オリンピックでメダルを取るため、国民も巻き込んでしまおうというバレーボール協会が仕掛けた番組だったと知ったのは、実はつい最近である。

 まあ、ミュンヘンについて知っていることはこれだけだった。というかオリンピックがあったというだけでその他何も知らないのと同じだ。

 ミュンヘンには2泊したが、前後1日は移動日なので、実際に観光したのは中日の1日だけ。

 観光は街歩きに徹する事にした。宿は、ミュンヘン中央駅から歩いて15分くらいでセントロまで20分くらいの少し外れの場所だった。

 1日目到着したときは既に、夕方なので、宿の隣の、レストランで、食事をしたが、何故か、その店は、ピザとパスタと、タイフードのお店だった。ピザと、タイ風焼きそばパッタイを注文。

 パッタイは、あげた小麦粉の皮の器に盛られて来て、お洒落で、本場タイのものとは違うのかもしれないが、レモンを搾って食べると美味しかった。

 ピザは、とても大きく、一人ではとても食べきれない量。周りを見渡すと、みんな一人一皿シェアせずに食べている。我々は、全部食べきれず、持って帰りたいというと、アルミホイルに包んでくれた。

 2日目は、宿からセントロに向かって歩く。途中から繁華街になっており両脇には、お店ずらりと並んでいる。

 ペーター教会という協会の塔に登る事が出来るので、登ってみる事にした。入場料1.5ユーロだったかな?を払い、階段294段を登るが階段がとても狭く、人が多いので、階段の途中ですれ違うのに待たなければならないが、この待つのが大変だった。待つところを間違えると、足が痛くなる。

 ようやく高さ96mの塔の頂上に登り詰め外にで出ると、巾1m以下の展望所がある。ここにも人が溢れ、なかなか、自由に見ることはできない。

 しかしながら、塔からの眺めは、とてもよく、茶色の屋根が、何処までも続くような、ミュンヘンの町並みを一望する事ができた。また、隣の、市庁舎の時計台なんかもよくみることが出来た。

 人に揉まれなが1周して、風景を写真に収めた。

 この協会の近くには、市場があり、屋台で、フルーツ、ピクルス、乾物、ハム、肉、ソーセージ、魚等いろんな物が売られている。

 乾物屋では、妻がトリフの文字を見つけて、喜んでいたが、我々に買える訳がなく、見るだけにおわった。

 ここでは、屋台で食べれるところも多く、中央には、テントが張られ、そこにたくさんの椅子とテーブルが並べられているが、殆どの席が埋まっている。

 ソーセージとビールを買い込み、ようやく席をみつけ、昼食をとった。ソーセージは、ゆでた牛肉の白いソーセージがこのあたりの名物とガイドブックにあったので、それを注文してみた。ガイドブックには、皮を剥いでたべたほうが良いとあった。皮を剥ぐと、食感が丸はの魚肉ソーセージみたいでいまいちで、かといって皮毎食べると、皮が硬くて、おいしくない。 ヤッパリ、焼いたソーセージを丸ごとかじり、パリッという皮の食感を楽しみたいと思った。
 俺は、福留ハムのピリ辛ウインナーソーセージの方が好きだ。

 魚屋さんでは、酢漬けしたニシンと、イワシのバーガーが売ってあり、ちょっと気持ち悪かったが、挑戦してみた。ニシンのスモークをベルリンで食べて、皮が硬かったので、イワシにしてみたが、タマネギと、一緒に、挟んであり、タマネギのシャキシャキした食感が、イワシのクチャとした食感を補い、意外と美味しかった。

 ミュンヘン地方のアンデクスの修道院で作られたビールが有名だと、妻が何処からか情報を仕入れて来たので、そのビールを飲ませるビアホールがあるといいうので行ってみた。

 夕方早めの時間だが、まあまあ込んでいて、店員からなかなか相手にされず、席でほったらかしにされていたが、なんとか、ビールとブタのすね肉のロースト(シュバイネハクセ)を注文。

 ビールの味は、上手く説明できないが、美味しかった。クロビールも飲んでみたが、あっさりして美味しかったと思う。

 シュバイネハクセは、かなりのボリュームで、表面の皮がカリカリで、中はジューシーな感じで、皮と、肉を一緒に食べると美味しかった。付け合わせのジャガイモはなんだか弾力があり、不思議な感じ。おそらく芋をすり下ろして、団子上にして有るのだと思う。

 持っていた、ズボンが、かなりくたびれて来たので、途中のThe North Faceでパンツを購入。気に入った物が有ってよかった。

何故か12日から14日のデータが亡くなっており、残念ながら写真はない。


DATA: 8月12日〜14日
宿   Smart Stay Hostel Munich City
     39.8ユーロ ドミトリー 2人分の値段




2013年9月7日土曜日

ウイーン 


 ウイーンには、orangewaysというバスで、ブダペストから3時間程かかってやってきた。
ブダペストのバスターミナルでorangewaysのプラットホームを聞くと、ここのターミナルではない別会社よと、インフォメーションのおばちゃんが素っ気ない態度をとった。

 場所は知らないと素っ気ない態度のおばちゃんに、言葉が分からないふりして、何処に有るんだとしつこく聞いたら、教えてくれた。

 orangewaysのバス停は、この立派なターミナルの道向かいにあり、バス停マークが有るだけの路線バススタイルのバス停で、日がさんさんと差しており陰もない。
オレンジウエイバス停
でもバスは立派なバスを期待していたが、トイレもない、長距離バスとしてはこの旅一番の、ボロさだ。しかしながら、車内のエアコンは程よく効き、汗まみれになったEurolinesのバスよりは快適だった。

 3時間程でウイーンに到着。バス停はヤッパリ道端。しかしながら、地下鉄の駅は近いので、地下鉄で、西駅まで行き、近くの宿に到着。

 西駅は新しく立派であった。いくつかのショップが入っており、フードコートもある。
夕食は、西駅のフードコートで摂った。タイ風エビチリと、野菜炒め見たい物と焼きそばとご飯。量もたくさんあり、まあ美味しかった。困ったときのアジア飯だ。
西駅 新しくてきれい。凝った造りだがお洒落さはない。
ウイーンでの観光はシェーンブル宮殿と、市内にある王宮を見学。オーストリアのハプスブルグ家と言えば、マリアテレジアしか知らなかったが、シェーンブル宮殿では皇帝フランツヨハネス1世とその妃であるエリザベートに関しての展示がおよび説明が多かった。

 エリザベートについては、実は、ミュージカルを日本で見た事があるのだが、当時エリザベート自体が何者か知らずに見ていたので、ストーリーを理解していなかったのだ。

 当時世界一美しいと言われたと呼ばれたエリザベートは、16歳で皇帝に一目惚れされ、嫁入りするが、宮廷の生活が肌に合わず、精神的に病気になったりしたそうだ。

 どこかの国の皇太子妃も、病気になったりしていて、皇室に重圧がかかるのは今も昔も変わらないのだろう。

 エリザベートは、自分の魅力は美しさにあると言う事を十分に理解しており、この美貌で人々の心を引きつけようと考えたのだろう、美しさを保つために、日々ダイエットに励み、身長173cm、体重50Kg、ウエストサイズ50cmの若いときのプロポーションをほぼ、保ったそうだ。王宮や、シェーンブル宮殿では、ダイエットに使ったという、吊り輪や、階段鉄棒等が、展示されていた。
エリザベート博物館の絵


 この当時でプロポーションを保つために、こういった事をやっていた人はそうたくさんいないだろう。この運動にによるダイエット効果を認識していたとは流石は王妃であるなと感心した。

 撮影禁止なので、写真はないが、王宮で見た鉄棒は巾が1m程度のもので、ちょうど日本で流行ったぶら下がり健康器のような物であり、実は、ぶら下がり健康器はこのエリザベートの鉄棒のパクリではないかと思った。

 また、特に晩年では、伝統を重んじ、形式張った宮廷生活に嫌気をさし、旅行に明け暮れるあたりも、皇室としてはどうかと思われるかもしれないが、しっかり自立しており、

 どこかの国の皇太子妃も、伝統にとらわれず、自分らしく有るためにどうすれば良いかを見つめ直し、ぜひ復活してもらいたいなとこの展示をみてつくづく思った。

 このオーストリアの王宮と、シェーンブル宮殿は、かなり大きく広いが、パリのベルサイユ宮殿と比べると小さめである。ベルサイユ宮殿は大きすぎ、エクステリアもインテリアも豪華ではあるが、かなり悪趣味な感じを持っていたのに対して、ここの物は、十分に豪華ではあるが、センスがよく、ベルサイユよ比べて小さめ部屋や、壁に飾られている絵が、家族の肖像画等であったりするところから、実際にここに暮らしていたのだろうなという印象を受けた。

王宮には伊万里も展示されていた


撮影禁止であり、写真を撮れなかったのが本当に残念だった。
豪華ディナーの食器セット

 シェーンブル宮殿で気に入ったところは、大広間である。ここには、シャンデリアがいくつもか飾られており、天井のフレスコ画も良かった。ベルサイユ宮殿の鏡の間と同じような物であるのだろうと思ったが、こちらのほうがセンスが良かった
こっそり大広間撮りました
また、もう一つ、漆の間というところが良かった。ここは、中国の漆のパネルを金の枠で、装飾した板で、壁が作られている部屋で、漆と金が非常によくマッチしており、豪華でありながら趣味がよく、落ち着いた感じの部屋だったと思う。
王宮近くで食べたザッハトルテ。ガイドブックに載っていた店だが、お客は日本人が大半で、店員の対応が悪く、劇マズ。
王宮では鴨もシンクロナイズスイミング
シェーンブル宮殿には動物園があり、パンダがいるそうだ
ウイーンは、音楽の都でありウイーンフィルハーモニーの本拠地でもあるが、8月はコンサートはお休みということで、市庁舎前のフィルムコンサートを観に行って来た。

 市庁舎前には巨大なスクリーンが設置され、毎晩暗くなるころからコンサートやオペラのビデオが流される。ここには屋台が並び、屋台で晩ご飯を食べ、ビールを飲みながら音楽を鑑賞することが出来るというもので、夏の風物詩だそうだ。
巨大スクリーンでオペラの上映

 屋台は、世界各国の料理が選べる。日本料理では鉄板焼きが有った。我々は折角だからということでウイーン料理とオーストリアビールを買い込んだ。
オーストリア料理だそうだ
ウイーン料理は、どんな物か説明しにくいので割愛するが、美味しかった。ビールも、良くわからないので、適当に頼んだら、色の黒いビール薄い黄色のビールがでてきた。黒い方は黒ビールを普通のビールで割ったようなもので、黒ビールの風味が強くないが、しっかり主張していて、味わい深く美味しかった。また白い方は、ビールと柑橘系のジュースで割ったような感じのものであったが、フルーティーな風味がよく、ジュースのようで美味しかった。
ビール売りのお姉さん

 スクリーンではオペラをやっていた。言葉がよくわからないので内容ははっきりわからないが、おばさんが何かの相談をしに牧師のところにやってきていろいろと訴えかけるのだが、牧師は、おばさんを色目で見て、服を脱がしたりしてちょっと怪しい動きをする。おばさんがその気になってしまうと、牧師は、もう興味がなくなり逃げ出そうとしたところに、その様子を外から覗いていた軍服を着た女性将校が乱入して来て、おばさんに抱きつき、二人はベッドを共にしてしまうというものすごいストーリーのようだった。

 牧師は偽牧師で、服を脱ぎ、付け髭をとると、全盛期のホリエモンのようで笑ってしまった。

ここに書いたストーリは一幕の終わりの物で2幕が始まったが、眠くなったので帰ってしまった。


 宿は、ホステルのドミトリーにしたのだが、この宿で、日本人の女の子と、日本語バリバリの韓国人の男の子に会った。4人で部屋でいろいろ話をしたのだが、韓国人の男の子は、
 腕に巻くミサンガというのかな?ブレスレットを作れるという。あっという間に3人分のブレスレットを作ってプレゼントしてくれた。我々は、何も返す物がなかったが、彼の気持ちを有り難く受け取った。
頂いたミサンガ
旅での人との出会いも楽しいものである。

データ
訪問日 8月7日〜10日
宿   Westend City Hostel 8人ドミ 一人一泊あたり17.9から19.9 ユーロ 
 
何故か有料体重計。体重は増えてはいなかったヾ(=^▽^=)ノ


2013年9月6日金曜日

ブダペストで偽警官に会う


 プラハからブダペストまで、バスで約9時間かかった。プラハに来たバスSTUDENT AGENCYがとてもよかったので、同じバスにしたかったが、満席で予約できず、ユーロラインは若干高い。他にバスはないかと思い、バス停に行って聴いてみると、Group MKだったかな?というバスがあるという。しかも時間が10時半発で、料金も2200円と安かった。
Group MKバス
聞いた事もないバスで少し心配だったが、チケットを購入した。

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 バスは少しぼろかったが、トイレも着いていたしまあまあと思っていたが、シートがへたっていた。バスは満員で、殆どの客が終点のブルガリアのソフィアまで行くようで、シートチェンジも出来なかった。最初は良かったが、だんだんお尻が痛くなって最後の2時間は早く着かないかなと待ち遠しかった。

 ブダペストについて地下鉄とトラムを乗り継いで、宿に向かうが、地下鉄のぼろい事。共産党政権時代のものと思われる電車が走っていた。しかし、車体には歴史が刻まれている感じがして、なかなか奥ゆかしさを感じた。
古い地下鉄
バスの出発が1時間以上遅れたり、トラムを間違えたりして宿にたどり着くには相当時間がかかり、明るいうちに着く予定だったが、宿に着いたのは日が暮れてからだった。

 宿は日本人宿にしたのだが、宿の壁を見て驚いた。まるで廃墟である。表のドアを開けてもらい、おそるおそる中に入るといきなりゴミの匂い。なんだかキューバのハバナを思い出した。さらに中に入ると、朽ちかけたエレベータがあった。

宿の入り口。この汚さがたまらない。
宿のレセプションのある建物の朽ちかけたエレベータ
奥から宿のスタッフがでてきてこっちと呼ぶのでそちらに行くと、1Fに宿があった。我々が予約したのはその建物ではなく、別棟のプライベートルームなので、受付を済ませ、そちらに移動した、プライベートルームは、向のビルの6Fにあった。ここは普通の2DKのマンションで、そのうちの1部屋を借りて、DKは別の部屋の人とシェアだった。
宿のマンションの中庭
この建物は古いが、なかなか洒落ていた。部屋も、そこそこ奇麗で、扇風機もある。夜も静かでよかった。なにより、一般のお宅にお邪魔していると言う感じがなかなか良かった。Wifiもそこそこ速く、洗濯機もついていて、設備も最高であった。

 ただ、部屋は最上階のせいか暑く、扇風機だけでは、寝苦しく、エアコンが欲しかった。
洗濯機は、脱水が甘く、最後自分でしぼり直さなければならなかったのが、残念だった。
宿では連日何かの撮影が行われていた。
ゴミの匂いは、到着した日がゴミ出しの前日だったらしく、外からの門の内側に、ゴミ箱を置いているので、これは致し方がないもので有るようであり、宿の管理どうのこうのと言う物ではない。他の日は特に匂いもなく普通だった。

 宿の近くは暗いが、少し歩けば、レストランが建ち並び、ナイトマーケットといっても、飲み物とお菓子程度しか買えないお店があり、便利であった。しかし、ひとつ通りを過ぎると廃墟があり、壁には落書き。廃墟は、共産党政権時代の名残のような物かもしれない。上から水が落ちてくるところなんかは、なんだか、キューバのハバナに似ているところもある。

 宿の近くにあるSPARというスーパーに入ってみた。ブダペストのスーパーは、殆どSPARのようである。SPARといえば、日本では、負け組のコンビニのイメージであるが、ここでは勝ち組のようだ。

 そのSPARに入ると、中は暗く、陰気くさかった。しーんと静まり返り不気味でもある。ただし商品は豊富であり、魚はなかったようだが、肉は固まりでどーんと売ってあり、この辺りは、共産主義時代の面影はない。

 街全体がそんなに暗いかというとそんな事はない。自由市場なんかは、活気があり、たくさんの野菜や肉、お土産物がわんさかと売られておる。市場というと、変な匂いがして、不衛生な感じがしたりもするが、ここは広々としており、嫌な匂いもない。目の前でしぼってくれる絞り立てのオレンジジュースを買って飲んでみたが、甘く、オレンジのさわやかな風味が強く、ものすごく美味しかった。
自由市場

オレンジジュース。美味しかった
2Fのフードコートでは、なんと言う名前か忘れたが、豚肉と、野菜を炒めたようなおそらくこちらの郷土料理のようなものをたべてみたが、これは正直言ってまずかった。
2Fのお土産物
ブタペストではフォアグラが安く手に入るところらしく、旅人は、市場で、フォアグラを丸ごと買い、宿で調理する人が多いということを聞いていたが、正直って、レバーがあまり得意ではない自分は、敬遠していたが、宿の近くのレストランにフォアグラがあったので、食べてみた。

 7〜8mm程度にスライスされたフィアグらはスライスされたリンゴと、ポテトかなにかの上に乗って出て来た。フォアグラは、臭みもなく、リンゴと一緒に食べると、フォアグラのくちゃとした食感にリンゴのシャッっとした、食感がマッチして美味しかった。
ただ、フォアグラ自体の味がよくわからないので、フォアグラを食べたという実感がないのが残念であった。

フォアグラ

 その他に、街を歩いていたら、フランスパンのようなもの上に、野菜や、チーズ、スモークサーモン、その他いろんな物を乗せた、カナッペを売っているお店があった。

 それをよく見ると、黒いつぶつぶが乗ったものがあった。そうキャビアだ。これで、1つ150円くらい。スモークサーモンと、キャビアを注文し、お店で食べた。キャビアの味が、どんなものかはよくわからないが、食べたという気持ちだけで十分だ。もちろんこれは偽物の可能性が高いと思ってはいる。

大聖堂の近くのアイスクリーム屋さんではバラの花状にアイスを盛ってくれてオサレです。

 ブダペストの観光は、王宮の見学と、温泉、パイプオルガンのコンサートに行ってみた。
我々の宿から王宮は川を挟んだ向かいにある。宿のある地区はブダ地区、王宮のある地区は、ペスト地区といい、二つを合わせてブダペストというらしい。

 ペスト地区は鎖橋という橋を渡り、そこから坂を上ったところにある。自分が王宮と思っていたところは実は教会があるところだった。王宮はその反対側の建物でだが現在は図書館かなにかになっている。
鎖橋だもーん

鎖橋

王宮までこのケーブルカーで登る事ができる。
ブダ側から、鎖橋を挟んでみた王宮の風景は、カレル橋をはさんで、見たプラハ上とにたような風景である。夜は、鎖橋のちかくからの夜景写真を撮ってみたが、奇麗であった。

鎖橋と王宮(教会)
王宮近くのレストランのウエイトレス。ハートのチャンピオンベルトのようなバックルが良かったので。。。。
教会に行く途中に、王宮の地下迷路というところがあり、入ってみる事にした。地上は容赦なく太陽が照りつけ、ものすごく暑い日であったが、地下の迷路はひんやりとして、不気味であった。

 料金を払い中を進むと、突然人が現れビックリした。これは、当時の衣装を着たマネキンだった。次に何が現れるのかどきどきしながら進むと、音楽が聞こえて来た、舞踏会のような音楽だった、次の部屋には、仮面を付けた、紳士と淑女が踊っているマネキンがある。
おそらくここは当時、地下で、秘密裏に舞踏会が行われていたのではないかと思った。
仮面葡萄会

きっとエリザベートに違いない

 先にすすむが通路が暗く先に何があるか分からず、おそるおそる先に進む。ドラキュラのような物や、牢獄みたいな物、不気味な音楽が聞こえ、マジ恐い。最初の頃は他のお客もいたが、気がついたら我々だけ。おまけに道が分からなくなってしまい、迷って、入り口に戻ってしまった。
不気味
入り口の係員に出口は違う左に行けといわれ、また道を戻って、道を探す。先ほど暗くて行き止まりと思っていたところに道があった。親子4に組のファミリーを見つけ、金魚の糞のように後を付け回し、ようやく出口にたどり着いた。

 はあ〜、ユニバーサルスタジオのお化け屋敷より遥かに恐かった
迷宮の地図

 王宮を見た帰り、温泉に寄ってみた。大きな温泉で、スイミングプールと、波の出るプール、露天風呂と内風呂が2つ、プールサイドにもう一つの風呂がある。

 チケットを買おうと思い、並ぶがそんなに人は多くないがとても時間がかかる。入り口には、「今、温泉のキャパシティーを超えているので、チケットはしばらく待って」みたいな事が書かれていて。5分おきくらいに1組づつしかチケットを売ってくれないようだった。

 1時間くらい待って、ようやく入る事ができた。しかし、入場料は2500円程もして、ビックリした。ガイドブックに書いてある値段よりはるかに高かった。

 まずは波のプールで熱くなった体を冷やし、そのご、温泉に浸かった。水着での入浴ではあるが、ひさしぶりにお湯に浸かるというのはいい。凝り固まった筋肉がほぐれていい気持ちである。

 大聖堂に行ってみたのだが、大聖堂では、その日コンサートがあるということでチケットが売られていた。パイプオルガンのコンサートだそうだ。
パイプオルガン
妻は生パイプオルガンの音を聞いた事がないというので、45分のコンサートのチケットを1500円くらいで買って中に入った。
教会の中はシックだが豪華だ

教会の中央の天井
大学時代、毎週1時間の礼拝の授業があり、その授業は、30分パイプオルガンの伴奏で賛美歌を歌い、その後1時間の牧師の説教を聞くというものだった。当時というか今でも、宗教嫌いなのだが、当時は、出席カードを提出後、速攻で裏口から逃げ出してたものだったが、パイプオルガンの音色がすごくよく、今思えば、贅沢な時間だったのかもしれない。

 今、自分の姪が同じ大学の音楽関係の学科で学んでいる。パイプオルガンの授業を取っているそうだ。別に演奏家になるつもりはないらしいが、姪御が演奏するオルガンの音も聞いてみたい、いつかそうい機会がくるかもしれない。

 コンサートは、7曲が演奏された。殆どの曲は聞いた事があり、なじみ深い物だった。教会内の音響がとても良く、演奏が終わると、程よく、音が反響し、音がふわっと静かに消えて行く。客は、曲と曲の合間には拍手をしない。全曲を聞き終わってから拍手をする。
チケット
1曲目はAdajo.たしか、フィギアスケートなんかでよく使われる曲だと思う。2曲目はCaccini の Ave Maria、我々がよく耳にするのとは違うけど聞いた事はある。透き通ったソプラノが奇麗だった。あと、fugue in H minor、Panis angelious,Piece  Hereique,
シューベルトのAve Maria(こちがなじみ深いかな)Toccata and fugue in D minorなんて偉そうに書いてみたが、実は良く分かっていない。

 しかしながら最後の曲は、嘉門達夫の「タラリ〜♫ 鼻から牛乳〜♬」のあの曲だった。これを聞いた時、吹き出してしまった。この厳粛な協会内で、厳粛なパイプオルガンの音色を聞いて、吹き出させるとは、嘉門達夫という男は、なんて罪深き男なんだろう思った。ここで歌ったら、間違いなく絞め殺される

 夜、夜景の写真を撮り終わり、宿に戻る途中、観光客と名乗る男が、写真を撮ってくれと声をかけて来た、いいよと言って撮ろうとすると、グッチの前で撮ってくれといい私を裏の方に連れて行った。

 写真を撮り終わったところで、シマシマバミューダパンツ姿のおじさんが登場して、俺は警察だパスポートを見せろと言う。

 観光客は、素直にパスポートを見せ、何処かに消えていった。おじさんは我々にも見せろという。「コピーでいいか?警察署でなら見せてやるよと答えたら」、シマシマバミューダパンツは、誰にも言うなと言って暗闇に消えた。なんで誰にも言っちゃいけないのか訳がわからない。

 これは、実は偽警官で、パスポートを狙った、古典的な強盗だ。パスポートを見せたら最後、返してはもらえない。観光客もグルで、裏道に誘導し、パスポートを見せる事で、安心させるのが彼の役目で、微妙な手の込みようである(爆)

 また、到着した翌日の朝は、窓ガラスに穴の開いた車を見かけた。警察が来て、調べているが、どうやら、自動車強盗らしい。おそらく前の日の夜の犯行だろう。
窓ガラスが割れた車
ブダペストの街は、物騒な街でもあった。しかしながら、たとえ廃墟でも古い建物が、立ち並ぶ様は、ものすごく、味があり、いい絵になる街でも有ったと思う。

 我々が泊まった宿では、映画の撮影が行われており、通路には、カメラのレールが敷かれ、一室が、メイクルームになっており、俳優さんや女優さんが、メイクをしている様子が見えた。また街の廃墟でも撮影しているところがあり、絵になる風景がたくさんある街かもしれない。


DATA:
日付 8月4日〜8月7日
宿  アンダンテ(プライベートルーム)
   1泊33ユーロ 合計99ユーロ


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