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2013年12月13日金曜日

砂漠でキャンプ ワディーラム ヨルダン


  宿泊していたホテルにワディーラムツアーを頼む事になった。一人当たり40JD。タクシーでペトラからワディーラムまでの移動と砂漠の4WDでの案内、テントでの宿泊夕食と朝食だ。40JDだと5600円相当でかなりいい値段だったが、タクシーチャーターだしネットで調べた価格も同じ位、その辺りが相場のようだった。

  タクシーは、マツダの少し大きめのセダン。おそらく、白タクだろう。
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  タクシーは途中景色のいい所で何カ所か止まり写真を撮り1時間半くらいでワディーラムのゲートに到着した。

  そこで4WDのピックアップトラックに乗り換え、ビジターセンターへ。ビジターセンターでまたトヨタのフォーランナー(ハイラックスサーフ)に乗り換えた。この間3分。なんで乗り換えが必要かよくわからなかったが、おそらく、ピックアップのドライバーが、元締めで、管理している匂いがした。

  ビジターセンターの商店(たいした店ではない)で水とジュースとオレンジ等を買い込み、いよいよ砂漠ツアーへ。

  ガイドはドライバーが勤めるがあまり英語が出来ず、何言っているかはよくわからない。

ワーディーラムだもん

  最初は、壁画がある所にに連れて行かれた。岩壁になにか絵が書いてあるのは分かるが何が書かれているのかはよくわからない。

 ここは、まだ入り口近くで、たくさんのヤギが放牧されていたが、あまり食べる草はなさそうだ。




 次は、砂の山。登ってこいというので、登ってみたが、砂がサラサラして気持ちよいが、足が深く埋もれなかなか登るのは大変だ。ぜいぜいいいながら登った。サウンドサーフィンを楽しんだ様な後がある。


  下りはらくちんかと思いきや、やはり足が埋まり大変だ。いい運動になった。

  次も壁画。何やら不思議な絵が描かれていた。


 ガイドのオジさんは何やら石を拾い、石同士をこすり合わると、赤い粉になった。この粉がほお紅の代わりになると言い、yukaさんのホッペや、妻のホッペに塗ってくれたが、ちょっと塗りすぎて、ホッペがくまモンのようになってしまったのがおかしかった。




  車はさらに奥に進み、お土産物屋さんに到着。


  お土産物屋さんといっても、汚いテントにホコリだらけの商品が並んでいるだけで特に買いたい物はないはずだった。

  ここには化粧品が売ってある。yukaさんは店員に捕まり、アラビアンメークをしてもらっている。アイシャドウで、目元をくっきりさせるのがアラビックらしい。メーク後の彼女は目もとが引き締まり一際美しくなったように感じるからメークの力はすごい。


  店員は彼女に派手目のピンクのスカーフを巻いてくれた。またこれが彼女にとても良く似合った。彼女も気に入り、買おうかななんて言っていた。

 このあと妻もメークをしてもらえるのかと思ったら、サービスは若い方だけだったのには笑った。


  ヨルダンはイスラムの国。このお土産物屋さんでもコーラン節が流れ始めた。どこから流れるのかと思ったら、車のラジオ。どこに行ってもコーラン節からは逃げられない。 店の奥で、お店のオジさんはお祈りを始めた。


  次は天然の石橋。かなり高い所に自然にできた石のアーチがある。これを遠くから見学。橋の上に人が見えるので、登れるのかと聞くと1時間かかるので行かないと言われ、この先に、小さいのがあるからそれは登れるという。

  ここには、他のツアーのとても古いランクルが止まっていた。写真を撮っていると、その車の団体が戻って来て、この車の年齢を知っているかと聞く。50年くらいからいうと、60歳だという。これはトヨタのランクルだ。日本車だよというと、観光客はそうなんだドイツ車じゃないのが残念だという。彼らは、ドイツ人だった。
ランクル
次は、もう少し小さい石橋まで行き、橋の上に登ってみる。

 小さいとはいえ20mくらいの高さがあり、こう配が急で登るのは大変だ。yukaさんはドライバーが手を引いて登る。ワンピースのスカート姿なので、見ている方が心配になる。

 我らも登るが、ほぼ壁に4つん這いになった感じでまるでスパイダーマンになったような気分だ。ここは乾燥しているので、岩肌がむき出しになっており、すべらないのでよいが、もしこれが日本だったら苔むして滑りまくるので登る事は出来ないであろう。


くまモンも橋の上でキレのあるダンスを披露
写真撮影を終えて、降りてくると、白人のムキムキマンの団体がやってきて、あっという間に上まで登った。聞く所によると、アメリカンアーミーだそうだ。道理で元気なはずだ。

 いつものようにゆっくり写真を撮っていると、ドライバーが少し焦りだし、夕陽に間に合わなくなるので、急ぐぞという。

 急いで、次の目的地の渓谷に向かった。

 ここは、岩が裂けてできたような感じの渓谷で、数十mの絶壁に割れ目が出来ていてる。奥に進むとすぐに行き止まりとなっており、底には小さな滝壺のような岩のくぼみがあった。おそらく、雨が降り、この割れ目から雨が流れ出し、岩を削り、ちいさな滝壺ができたのであろう。今は、雨は殆ど降らないが、大昔は雨が多かったのかもしれない等と思いながら見ていた。

ここにも岩の裂け目に壁画があったしたが、絵自体の意味はわからない。


 ここには何故は韓国の団体さんがわんさかといて、なんだかヨルダンにいる事を忘れてしまいそうな感じであった。

 そしていよいよキャンプ地に到着

 汚いみすぼらしいテントを想像してたのだが、意外と一見きれいなテントハウスがいくつも並んだとこころでちょっとびっくりした。一応浴びたければ水のシャワーはあるらしいが、夜は寒いので、遠慮しておいた。
テントハウス
テントに着き、他にお客いるのと聞くと、我々だけと答えられ、若干うれしいような寂しいような感じだった。
テントから
砂漠で見る夕陽は、周りに人工物がない分だけ新鮮な感じがしたが、時折車が砂を巻き上げながら通り、夕陽が埃まみれになる。
夕焼け

夕陽をシュートしてみた
陽も暮れると急に冷え込んでくる。この日は半月より太った月、結構な明るさだ。空を見上げても、カシオペア位しか分からなかった。

 食事を待っていると、あと一組の客がやってきた。スペイン人の女性2人組だ。

 結局今日の客は5人となり、我々だけでなく楽しくなって来た。食事は、ピラフのようなものと、サラダのようなものとチャイだったような記憶がある、バイキング形式で、好きな分だけ食べられる。

 食後は、ドライバーのオンステージ。日本の琵琶みたいな形のギターのような楽器を操り、ドライバーが歌う。隣で、コック長(といっても1人だけだが)手拍子をして、場を盛り上げる。


ドライバーオンステージ
場も盛り上がり、スペイン人女性とドライバーは盛り上がり踊りだした。yukaさんと妻も一緒に踊りだしたが、どうも妻だけ、なんだが踊りが変だ。才能が無いらしい。

ダンスタイム

 自分は元来リズム感がオリジナルで人に合わず、踊れないので撮影に集中する。

 ドライバーは、一旦下がると、頭に撒くベトウィンスカーフでカモフラージュして再登場してきた。一本の杖をつかいイロイロ芸をみせてくれる。たいした芸じゃないところが日本のオヤジどもと変わらなく、笑ってしまう。

オヤジの熱唱はその後も続くが、オヤジのレパートリは3曲程度しかないことに後で気がついた。(爆)


 スペイン人の女性の1人はプロのカメラマンだった。自分が3脚を使って星の写真を撮っていると、撮り終わったら3脚貸してくれという。いりろいろ試して撮りたかったが、プロのカメラマンがどのように写真を撮るのか見てみたかったので、速攻で撮り終わり、3脚を貸した。

 女性は20分露光するという。条件はF22で、ISO100。自分は星が流れると星座がよく分からなくなるので、高感度で、シャッタースピードはせいぜい30秒で撮れる条件で撮影していた。自分の条件から、ISO100,F22時の露光時間を推定するとだいたい20〜30分となり、彼女の条件と一致した。

 ところが彼女は、レリーズを持っていなかった。リモコンスイッチでシャッターを切ろうとするが、何故が動かず、仕方ないので「ゴッドハンド使うわ」といい、指でシャッターを押し続けた。20分もゴッドハンドは続かないから、バッグの奥底にあったレリーズを探し出し貸してやった。(笑)



少し話したかったが、彼女の隣にはヨルダン人コック長がぴったりと寄り添い、寒いので毛布持って来たりと世話を焼いており、俺は邪魔だった。

 仕方なく、テントの中に引っ込んだ。

 この砂漠ツアーに来た目的は、実は、星空を見る事。しかしながら、月が出ているので、星はあまり見えなかった。月は、明け方に沈みそうだったので、朝4時に起床して、空を見上げると満点の星空。東の空にはオリオンがそして多分北側の空には、北斗七星が輝いていた。
オリオンが上がって来た
今度は自分も20分間露光した。北極星を中心に、無数の星が回転しており、地球が回っている事が実感できた。





 実はこの砂漠では、この無数の星の写真を撮りたかったのだ。

 翌朝は朝食後、すぐにビジターセンターまで送ってもらい、タクシーで、紅海に面した街アカバに向かった。



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2013年12月12日木曜日

ペトラ遺跡 


 ペトラには朝6時半アンマン発のジェットバスで移動した。ジェットバスなんて大げさな名前だが普通のバスだ。チケットは予約が必要だったので、宿のオヤジが車で前日オフィスまで連れて行ってくれて購入した。アンマンの宿のオヤジはとても親切だった。

10時過ぎペトラに到着。バス停はペトラ遺跡の入り口の隣。
ペトラ遺跡の入り口
ホテルまでは歩いて15分くらいの所だが、あいにくの急な上り坂。荷物を抱えてはキツいのでタクシーを使用。

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 タクシーの車窓からは、皮を剥いだ羊がぶら下がっていたり、牛の生首が飾られている肉屋などが見えたりして、ちょっと気持ち悪い。

 ホテルはガイドブックに載っているペトラゲートホテルという宿にしたのだが、屋上からの眺めが良かった。

 早速ペトラ観光へ出かける。ペトラ遺跡の入場料はべらぼうに高い。1日券50JD、2日券55JD、3日券60JD。1日券でなんと7000円!!!。少しなめている値段だ。外国人からがっぽりお金をふんだくってやろうという意図がはっきり伝わってくる。

 ペトラ遺跡は広大だ。入場口から何もない広めの道を15分程歩くと、大きな岩の裂け目シークが見えてくる。
こんな馬車でも行ける

 シークの入り口には古代ローマの戦士の格好をした人が立っており、一緒に記念撮影が出来る。チップがいるだろうと思っていたが、必要ないというので、記念撮影をしておいた。
シークの入り口
このシークは高さ数十mの巨大な岩の裂け目で、アメリカのグランドサークルで見たアンテロープキャニオンに似ているが、アンテロープキャニオンより、大きく大造りな印象だ。

シークの中で見つけた猫。くまモンをみせたらうれしそうな顏をした。

シークだモン
その裂け目を15分くらい歩いて行くと有名なエルハズネの宝物殿が突如現れる。
暗いシークからみるエルハズネは最初は明るすぎてまぶしく良く分からないが、眼が慣れると巨大な神殿に圧倒される。この現れ方がとてもドラマチックだ。

シークの切れ目からエルハズネが見えてきた

 ここまでは、最低30分以上歩く事になる。
ロバは至る所に
ここまでは、ロバや、馬車ラクダ等に乗ってやってくる事も出来るが、結構なお値段なようだ。我々は数々の誘惑をかわし、自分の足でやって来た。
説明を追加
岩を掘って作った宝物殿の大きさと奇麗さに我々は唖然となる。流石は、インディーズのロケをやった事だけの事はあると軽く唸る。
ラクダがスタンバイ
ホテルでお弁当を作ってもらってたので、それを宝物殿を見ながら食べる事にした。お弁当は、キュウリ1本、トマト1個、ゆで卵1個にアラビアパン、チーズ、あとお菓子少々といったもので、特に料理された物は、ゆで卵程度で、たいした物ではない。これで5JDは高いぞーとつぶやきながら食べる。

 宝物殿の前には、ラクダが座り、客待ちをしている。他にも馬車やロバも多数客待ちしており、馬糞、ロバ糞とラク糞の匂いが入り交じり、多分、当時の雰囲気を醸し出している。

お疲れモードのラクダさん

 宝物殿の中は,入る事が出来なかったので、先に進む。

 この日は、サンセットポイントまで目指して行く事にした。
 歩いているとロバに乗らないかとロバマンが声をかけてくる。ロバに乗ったことはないが、ロバに乗ると写真が撮れないから乗らない事にしているので、断る。

ロバのおしっこはアラビア文字だ

 今度はラクダマンがラクダに乗らないかと声をかけてくる。ラクダはラクダーと声をかけられるが、ラクダは楽じゃないということをモロッコで経験済みだ。

今度は、馬車マンが馬車に乗らないかと声をかけてくる。馬車はスピードが速いがこのがたがた道で乗り心地が悪そうだからと断る。

数mおきにやってくるお誘いは、かなり鬱陶しい。

 途中で寺院跡を見たりしながら、モナストリーを目指す。子供達が寄ってきて絵はがきをフリーだと言って手渡してくれたが、こいつらそのかわり何かくれといってうるさい。

子供達にくまモンを見せると大喜びだったが、取られはしないかハラハラした。一緒に行ったYさんは、顏に撒いていた布を奪い取られてしまった。

よけいな物は、もらわない方が良い。後が面倒になる。

 キツい階段を上ると、そこには広場があった。振り返るとそこにはきれいな神殿モナストリーがあった。夕陽に染まりオレンジ色になっている。




 さらにビューポイントに登る。ビューポイントにはベトウィンのオジさんが2人いた。
自分が登ると、オジさんはお茶はどうだ1杯1JDだと言った。いらないと答えて,写真を撮っているとようやく、妻とYさんが登って来た。

 オジさんは、すぐにお茶を注ぎ、フリーだと言って2人に振る舞う。俺のときは1JDと言ったくせにと思っていたら俺にも無料で分けてくれたが、オジさん達女性はには甘い。お茶はショウガ茶のような味がしたが、ちょっと甘すぎた。


 オジさんは若いYさんが気に入ったらしく隣に座らせ、ビワのような楽器をならし歌いはじめた。自分が作った曲で「タイトルは、ハッピーアイミスユーだ。」とオジさんは言った。

 なんだそのタイトルは?と俺は吹き出してしまった。隣にいたフランス人のオジさんも苦笑していた。

 日が沈むと暗い道を帰るのは危険だ。急いで歩いていたら、妻とYさんとの距離が離れてしまったので待っていると、「キャー」というYさんの叫び声。

 戻ってみると、Yさんはロバに乗って降りて来た。ガイドブックによるとロバは結構高い。ところが、10分無料ということで、乗せてもらったという。さっきの叫び声はロバに乗った時の叫び声だった。

 我々が先に歩くとロバは遅い。かなり距離が離れてしまった。暗い中でロバマンと二人はヤバいだろうと思い、早く来いと言うと、今度は早すぎて、我々が追いつかない。

 早すぎると文句を言うと、「遅いと言ったり速いと言ったりどっちだ」とロバマンは怒りだす。

 ロバマンはパイレーツオブカリビアンのジョニーデップ扮するジャックスパロー似だった。似ているからといって別にかっこいい訳ではない。怪しさ満点だ。

写真撮ると違う感じもするがジャックスパロー似

 ジャックスパロー似は、Yさんと2人きりになり、口説きたいのが見え見えだった。結局、出口まで無料でロバに乗せて来てもらったが、次の日、デートしようとしきりに誘っている。12時に待っているから、来てくれといわれ、彼女は、返事をあいまいにしたまま帰って来た。

 自分はオジさんだし、嫁も一緒だし、こんな感じで口説かれる事なんかないので、女子一人旅はなかなか大変である。

 我々は、次の日は当然行かないだろうと思っていたら、悪いから行くといって、別行動する事になった。

 我らが11時に入り口に入ると、彼は、10時からそこで待っていた。(爆)
 結局2時間も彼は待っていたようだ。

 自分たちはペトラのエルハズネの先から左に登り、犠牲祭壇や、ライオンのモニュメント等を見学して帰って来た。

犠牲祭壇ではくまモンが生け贄に。。
ライオンのモニュメントらしいがよくわからなかった





 夕方そろそろ帰ろうかと思っていたら、Yさんとジャックスパロー似に遭った。

 夕方、彼の知り合いのベトウィンの洞窟の家でご飯を食べてそこに泊まらないかと誘われていて、行きたいと彼女は言う。

 泊まるのは危ないからやめたほうがいいぞと言ってみたが、行きたそうなので、とりあえず我々も一緒に夜ご飯を食べて、一緒に帰る事にした。

 先ずはベトウィンタウンの家に行きそこで、フランス人女性2人と合流。ジャックスパロー似の弟夫妻(奥さんはベルギー人)とおそらく彼のオジさんの合計8人で、車で、ダートを走り、ケーブハウスに到着。家の周りは何もないところで、自力で帰るのは不可能な場所だった。
この車でベトウィンのケーブハウスへ
ケーブハウス

 ベトウィン達は早速料理に取りかかり1時間くらいで出来上がった。食事は白いご飯にトマトや茄子やジャガイモやミンチ肉等を一緒にいれて似て、香辛料を加えたカレーのようなものだった。


とても美味しかった。特にご飯が、若干違う物の、日本の白飯を思い出させてくれた。

ベトウィンライス

くまモンも仲間に入れてもらった

 ベトウィンの家は、電気も水道もなく、おそらくトイレもなかった。外は寒いが、薪のストーブがあり、それとガスのコンロで調理をしており家の中は暖かかった。



 食事も済み、帰ろうとしたがYさんは、ここに泊まると言い出した。しかしながら、ロバマンはYさんの横から片時も離れず、じっと見つめている。これはヤバいなあと思ったが、別に、自分たちにどうこう言う権限もないし、フランス人女性2人も一緒なので、問題ないだろうと思い、自分たちだけ、宿に帰った。


 翌日は8時に宿まで送ってくることが約束だった。また、次の日はワディーアラバという砂漠に連れて行ってもらい、キャンプをする約束をして、デポジットとして、60JD払っていたので、そのピックアップを10時にお願いしておいた。


 次の日、8時になっても10時になっても帰ってこない。宿のオジさんに、昨夜ベトウィンの家に泊まって帰ってこないというと、オジさんは顏をしかめ、自分たちはベトウィンは信用していない。観光客との間でよく問題を起こすんだという。

 どうやらアラブ人とベトウィン人は仲が悪いらしい。

 宿のオジさんは、彼らの目的はSEXだけだと言い切る。

 まあ、その辺りは別に保護者じゃないので、どうでも良いが、フランス人女性が先に帰ってしまっていたらと思うと何か事件にでもなっていなければと心配した。

 結局、10時半過ぎに無事帰って来たが、遅れた理由は彼らが朝起きれなかったからだそうだ。8時に戻すという約束を守らなかったのと、ワディーアラバは調べた所たいした事なさそうだったので、その日のワディーアラバでのキャンプはキャンセルした。

 前日、彼女は、ジャックスパロー似にお昼に彼の家に行こうと誘われ、断ったらしいのだが、前日のロバ代のことをぐちょぐちょ言われたので、彼にいくらか払っており、結局我々は、キャンセル料も含めて彼らにかなりの額を払った事になり、かなり高くついた。

 我々はモロッコでタンネリのガイドに「モロッコに無料は無い」と言われた言葉を思い出した。ペトラにも無料は無かった。(オジさんのお茶が無料だったけど)

なんだか、悪い後味を残して我々はペトラを去り、ワディーラムという砂漠を目指した。
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