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2013年9月24日火曜日

バレンシア観光 サッカー観戦(バレンシア VS バルセロナ)


 バレンシアにはトマティーナのために寄ったのだが、トマティーナの後、バレンシアの市内観光をすこしだけして、イビサ島に行った帰り、9月1日に、バレンシア対FCバルセロナのサッカーの試合を見た。

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 バレンシアのカテドラルは、見た目古くてあまりきれいには見えなかったが、中にキリストが最後の晩餐で使ったという聖杯があるというので、入場料(5ユーロ位だったかな?)を払って、見学した。
バレンシア カテドラル
オーディオガイドを貸してくれるので、順路通りに見学。正直言って、今まで見て来た他の教会と比べるときれいさと言う点では、劣るかもしれないが、それだけに歴史があるような感じがした。
カテドラル内部
特に聖杯が飾られている部屋が古くて壁の絵も半分はげ落ちたりして何とも言えない雰囲気で良かった。ただこの部屋には一人ではいられない。聖杯自体は高い位置にあり、よく見えなかったので出来れば見やすい位置に置いてほしい。
聖杯

聖杯 もっと見やすい位置に置いてほしい
入り口だったかな? ステンドガラス
チョット恐い



 別に2ユーロを払い、カテドラルの塔であるミゲレテの塔に登ってみた。狭い螺旋階段を登ると、屋上には、大きな鐘があり、バレンシアの市内が広くみわたせ、気持ちがよかった。
ミゲレテの塔
塔からの景色
無料だというので美術館も見学。1500年から1900年くらいまでの画家の絵が有った様に思う。古い絵は写真のようにきれいに描かれているが、時代が若くなると絵画的になっていくのが面白かった。
美術館の天井。星が瞬いているようできれいだった。

 美術館に行くときは、いつも最も印象に残った絵MIPを決める事にしている。今回のMIPはアロンソ カノという人の絵に決定した。

 この絵は、はげた頭に輪っかが描かれており、それに光が当たっているが、その様子がはげ頭に画鋲が刺さっているようで衝撃が大きかったというのが理由である。
MIP受賞作品
なんとこのアロンソカノはマドリッドでのプラド美術館でもMIPをとっており、同じ人物の受賞となった。(笑)

ヨーロッパでは飛行機雲をよく見かける。この日は4本の飛行機雲
イビサに行く前に取っていたアバシリホテルはその名のとおり、僻地にあり、駅から遠かったので、駅に近そうな名前のホテル Hotel Alkazarというところを予約してみた。

 アルカザールと言う名前のとおり、駅から近かった。下には、レストランがあり、その向かいにもレストランがあった。下のレストランはTABERNAと書いてある。スペイン語で居酒屋の意味らしいが、食べるなと読んでしまうので、向いのレストランに行った。

 向いのレストランでは、生牡蠣が運ばれているところで、これを見たら生牡蠣が食べたくなった。そのレストランで、生牡蠣と、バレンシア風パエリア、白ワインを注文した。隣の老夫婦は生牡蠣に、大きな魚の塩釜みたいな物を注文していて美味しそうだった。

 生牡蠣に白ワイン。何の説明もいらない。美味かった。最高だった。

 夏場に生牡蠣は大丈夫だろうかと思ったが、新鮮だった。またパエリアが絶品だ。スペインに来てからパエリアは毎日のように食べていたが、ここのパエリアは今まで食べていたのがなんだろうかというくらい美味かった。

 これで2人で60ユーロ高かったが、美味かったので気持ちよく払えた。

 サッカーのチケットは当日現地で買おうと思っていたが、数日前までたくさんあったチケットが少なくなっていたのと、2人並びの席が少なく、ようやくネットで並びの席が見つかったので、高かったが55ユーローの席を買った。

 ネットで買った場合、La CaxiaというATMみたいな機械でチケットを発券しなければならないらしい。日本で言うチケットピアみたいな物らしい。

 宿の近くにあったLa Caxiaでは何故かチケット交換が出来なかった。スタジアムの近くにあるLa Caxiaでも同じで、少し焦ったが、窓口に行ってみると、そういった人がたくさんいて、並んでいた。



 どうやら購入したカードがスペインのものでないと発券できないということであった。
窓口でクレジットカードを差し出すと、無事に発券されチケットを手に入れる事ができた。

 スタジアムの前の広場では大勢の人が、ビールを飲み、大騒ぎをしている。試合の前にここで十分に飲み、酔っぱらってから中に入るらしい。
大盛り上がりのサポータ達
ところが、人が多すぎてビールも買えない。ウロウロしていたら何人かのバレンシアサポーターに声をかけられ、一緒に方を組んでバレンシアサポーターと写真を撮った。

 バレンシアの本拠地MESTALLA55000人収容の大きなスタジアムだ。人口75万人の街で、このスタジアムがほぼ満員になるのだからたいした物だ。
 このスタジアム、造りは意外と雑で、鉄骨がむき出しでボロかったが、階段が急で、その分前の人が気にならなく見やすい。でも急すぎてちょっと恐い感じもした。
席からの風景。くまモンも応援
試合は、前半バルセロナのメッシが、いきなり3点をとり、ハットトリック。鼻血が出そうだった。これで、試合は面白くなくなるなと思っていたら、前半の最後の5分くらいで、バレンシアが2点をとり、会場は大盛り上がり。
メッシの得点シーン
サッカーの試合よりも、この会場の雰囲気が楽しかった。
劣勢にバレンシア賢明の応援
後半はメッシは惜しいシュートを2本外してしまったが、後半は両者得点ならず、3−2でバルセロナが勝利した。

 サッカーはなかなか点が入らないスポーツだが、世界的スターのメッシの得点を3回も見れたのは本当にラッキーだった。

 これに味をしめて、バルセロナの本拠地での試合も見てみたくなり、今後の予定に組み込む事にした。

DATA
滞在日 8月27〜29日 9月1日〜2日
宿泊先 ホテルアバシリ   ダブルルーム 45ユーロ/泊
    ホテルアルカザール ダブルルーム 49ユーロ/泊


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2013年9月17日火曜日

イビサ島で夜遊び

 イビサ島にはバレンシアから、飛行機で1時間くらいのところにあった。イベリア航空は、出発時間になっても何もアナウンスがない。搭乗口のディスプレイにDELAYの案内もない。よく見ると、薄い水色のバックに、白文字で、機体整備のために遅れますとテロップが流れていた。こんなテロップバックの色と文字の色がかぶって、老眼の俺には読めない。(p_q、)

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カウンターで、何分遅れるの?って聞くと、だいたい30分くらいと言う。結局、1時間半くらい遅れて、飛行機は出発した。


 イビサ島は、スペインのリゾート地で、クラブ文化の発祥の地と何かに書いてあった。島には大きなクラブがいくつもあり、日本では、泡パーティーが有名だ。泡パーティーとは、ダンスフロアに泡が流し込まれ、泡に溺れて死んでしまいそうなくらい泡泡になるそうだ。これが本当の泡踊りかもしれない。ぜひ行ってみたい物だと思っていたが、泡パーティーは、水曜と、日曜の夜中5時から、つまりは木曜日と月曜日の明け方5時から1時間だそうだ。

 我々は、9月1日にバレンシアでサッカーの試合(バレンシア対バルセロナ)の試合を観ることにしていたので、イビサの滞在は2泊。金曜到着の日曜出発なので、なんと泡パーティーには行けなかった(´;ω;`)ウッ…

 仕方ないので、とりあえずクラブってやつを経験するだけにした。行ったのは金曜日の夜。クラブのオープンは夜11:59から。7時には、宿で眠り、12時に起きて、出かけた。

 行ったクラブはアムネシア。泡パーティーがあるクラブだ。このクラブは、泊まっていたサンアント二という街からイビサタウンまでの中間にあり、バスで20〜30分くらいかかった。50ユーロのチケットを街中で買っておけば、無料のバスで送迎してくれる。

 1時頃にバス停に行くと、大勢の人達がバスに乗り、出陣していく。既にビールを飲みまくりみんなテンションが高い。

 妻が言うには中でのお酒は料金が高いので、最初に飲んで行った方が良いというが、我々は酒を買ってなかったし、この時間では何処にも売ってないので、しらふでがんばる事にした。

 到着すると、またまた大勢の人が、並んでいる。入り口には屈強なガードマンが人を振り分けていた。前に並んでいたデカサンの生意気そうな白人女子が、ガードマンにクレームをつけると、ガードマンは、女のデカサンを取り、口を鼻に近づけ、何かをいうと、女は、何か文句を言いながら別の列に並んだ。

 お客にこの態度はすごいが、このくらいしないと、テンションが上がった人のコントロールは難しいんだろうな等と思った。

 中にはいると、既に人が一杯。動けない。人に触れずにいられる場所は皆無だ。とりあえず喉が渇いたので、ビールを一杯。13ユーロー鼻血がでそうなくらい高いビールを妻と分け合って飲んだ。

 音楽は、よくわからない。ドン、ドン、ドンというリズムだけで、こうゆうのを何系というのかは知らないが、盛り上がりはすごい。

 何故か自分は、白人男性に、一緒に写真を撮ろうと何度か誘われ、写真を撮った。日本人が珍しいのだろうか? それともそっち系の人かわからない。

 そういえばアジア系の顏2人くらいしか見かけなかった。

 妻は、白人2人に一緒に踊ろうと言われ、手を握られ、クルクル回され、いい様に扱われていた。ちょっとヤバいなと思い、自分が近づくと、白人2人は何処かに消えたが、妻のバッグのファスナーが開けられていた。幸い、何も被害はなかったが、注意しなければいけない。

 お立ち台の上には、小さい水着を着た女性ダンサーがセクシーダンスで腰をくねらせ、一見風俗店のような感じもするが、あくまでもここはクラブだが、朝5時にこのような盛り上がりだから、変な店には違いない。

 5時を回り、さすがに疲れたので、バスに乗って帰った。

 正直言って、まだクラブ文化というものが理解できていない。もう少し勉強が必要のようだ。

 イビサタウンの観光は、バスの中で知り合った日本人男性と一緒に城壁に囲まれた旧市街地を観て廻った。

旧市街地はこんな感じ



白い壁に古い町並みにお土産物屋さんがところどころにある感じで雰囲気は悪くはない。昨夜のクラブの盛り上がりとはかけ離れた世界だった。
こんな階段で要塞をのぼる



おそらく昔は要塞だったのだろう。大砲が有った。

玄関さきの椅子が何となくオサレ

犬ものんびり

お土産物やさん

あまりかわいくないと思う
夜は、世界一美しい夕陽が見れるCafeがサンアントニの街にあるというので、一緒に廻った男性とそこで待ち合わせをした。
気球もスタンバイ中

夕陽が美しいというカフェデルマール
別にどうってことはないCafeだったが、たくさんの人が行き交い、隣の店は殆どクラブ状態でお立ち台で女性が踊り、クラブの宣伝のための水着姿のゴーゴーガールがウロウロしている。少し浮かれた場所だった。

ゴーゴーガール

 時間がなく、ビーチと泡パーティーに行けなかったのが残念ではあったが、すこし違った世界を楽しむ事ができた。

カフェデルマールから見た夕陽。世界一きれいらしいが今一だった。

DATA
滞在日 8月30〜9月1日
宿泊先 Hostal Adelino (サンアントニ)
    1泊ダブルルーム 50ユーロ


   ※ バス停から7〜8分で目の前にスーパー、100mくらいのところに洗濯やさん(1回洗濯&乾燥で10ユーロ)があり便利だった。宿泊代の高いイビサでは格安だったと思う。


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2013年9月14日土曜日

トマティーナ参戦


 マドリッドから列車でバレンシアという街にやって来た。ここにやってきた目的はトマティーナに参加するため。トマティーナは、バレンシアから列車で1時間のところのブニョールという街で行われる。

 最初、ブニョールで宿を探したが良いところが見つからないため、バレンシアに宿をとったのだ。トマティーナの参加者はバレンシアに泊まる人が多いようだ。
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 トマティーナの影響か、バレンシアも宿がいいところが見つからず、とったところがSH Abashiriという刑務所みたいな名前のホテル。駅からずいぶん離れている。途中で道に迷っていると、掃除のオジさんが声をかけて来た。

 このおじさんとても親切で、途中まで案内してくれた。オジさんがアバシリホテルは、日本のホテルかと聞くので、知らないけど、アバシリというところが日本にはあると答えるとおじさんは、そうか、アバシリはスペイン語ではないからね。と言った。

 日本的なホテルかと思って行ってみると、よく有るビジネスホテルだったが、我々がいままで泊まったホテルの中では、最もきれいな部類である。ちゃんとエアコンも効いているし、バスタブがありお湯に浸かる事が出来た。

 1日前だが、今日ブニョールまで行ってみることにした。アバシリホテルは、名前の通り僻地にあり駅から遠い。長い道を歩き、ノルド駅まで行き、往復の切符を買う。往復5.2ユーロ(地下鉄代込み)と割と安い(地下鉄は単独で買うと片道2.5ユーロ)。
 
 ノルド駅から少し歩き、地下鉄5番線の駅からsant isidra(だったけ?)という駅まで行きそこからrenfe(国鉄)に乗り換え、ブニョールまで1時間で到着。

 sant isidra駅にはかなりの日本人がいた。列車に乗り込むと、一人の日本人男性が話しかけてきて、隣に座る。そうすると、隣のbox席には、日本人4人組がすわり、もう一人の日本人男性が、ここいいですかと、開いていた前の席に座り8人の日本人が、一緒になった。

 最初に声をかけて来た男性は学校の先生で、3週間強引に休みをとってきたとのこと、もう一人の男性は、学生で20日間モロッコと、スペインを廻っているそうだ。

 結局この4人で、ブニョールの偵察をすることにした。

 トマティーナのチケットは、プリントアウトしたチケットを、バンドリストと交換しておかなければならない。これは前日から出来るらしく、学生は、バレンシアの街の中で既に交換しており、先生は、これから、現地の受付でやるそうだ。
受付所
自分は、なんとプリントアウトしたチケットを宿において来てしまった。交換には、パスポートも必要だが、受付で、iPhoneにいれたチケットとパスポートのコピーを見せたが、パスポートはコピーでOKだが、チケットはプリントアウトじゃなきゃいやっ!!と受付のお姉さんに却下されてしまった。

 まあ明日、時間かかるかもしれないけど始発列車にのってっきて交換することにした。

 隣の席に座っていた4人組はパスポートを忘れたらしく、彼らは、今夜野宿する予定なので内2人がパスポートを取りに帰っていた。
日本のマスコミの取材をうけるオジさん

 我々と先生と学生の4人とも同じブログを読んでいて、その情報をもとにブニョールの街を偵察してまわる。途中でサッカーのユニフォームを着た男性と合流して、barでビールを飲んだ。
民家は明日のトマトに備えてブルーシートでガード
我々と先生は、前夜祭には参加せず、バレンシアに一度戻るので、今夜の夕食と明日の朝食を、ブニョールのスーパーで購入。学生とサッカー青年は、野宿して、仲間を募り宴会をするらしく、大量のビールとサングリア、食料を買い込んでいた。

 一人で来た人は、ブニョールに一人に野宿するのは少し恐い。そこで、仲間を捜すというのが前日で一番大事な事のようで、学生はしきりに、野宿をしそうな人に探りをいれるが、グループで来た人の中に入るのは難しく、この辺りの駆け引きが見ていて面白かった。でも、無事仲間を見つけられて良かった。(≧∇≦)

 宿に戻ったのは12時近かった。急いで、風呂に入り速攻で就寝。

 5時に起き、6時過ぎには宿を出たのだが、ブニョール行きの列車に乗ったのは7時近かった。8時過ぎにブニョールに到着すると、駅の前には大型バスが何台も止まっており、何処から湧いて来たのか大勢の人がいた。とりあえずトイレに行っておこうと、駅前の簡易トイレに行くと、まあそこはこの世の物ではなかった。こんなトイレは本当に久しぶりだった。できるだけ見ない様に、息を止めて用を足した。しかしこんな時に限って、たくさん出る。途中で思わず息を吸ってしまい倒れそうになった。

 作戦どうり、チケットをリストバンドに代えるため、交換所の列に並んでみたが、どうも様子がおかしい。トイレの列のようなので、前に行って聞いてみると出口だという。またトイレの列に並んでみるが、周りの人に聞いてみると、やっぱりトイレだという。どうやらトイレと、交換所の列が混じっているようで、大半の人がトイレ待ちなので、先に行かせてもらい、チケットを交換した。
救急車もスタンバイ。この黄色Tシャツ軍団が目立っていたが?ブラジル人か???

 交換所の人は暇そうにあくびなんかしてた。トイレの列で入り口が塞がってるのをそのままにしておくなと文句を言いたかった。人は大勢いるが、大半の人はツアーバスのなかで配られたのか殆どの人はリストバンドを持っているようだった。

 入り口では、手荷物検査があり、妻は1.5ℓの水はダメと言われ、キャップを外された。どうやらキャップを締めたままはだめらしい。先生は、ポケットに500mlの水を忍ばせていたが、これは発見されずスルー。かなり緩い検査だ。

 そのあとに、リストバンドのチェックがある。これは、入念に、自分は、リストバンドをキツく締め直された。

 このリストバンドは、一度はめると外れないようになっているので、締めすぎると、血が通わなくなるので要注意だ。

 今年から、参加者は有料になっていたが、自分はインターネットで10ユーロでチケットを購入していたが、リストバンドを付けてないと、ダフ屋のおばちゃんが、声をかけて来る。いくらか尋ねてみたら、50ユーロ60ユーロと言われた。何故値段が2つ有るのかは疑問だがボッタクリということは間違いない。

 さて、入り口から中心地に向かって進んで行くと、どんどん人が増えてくる。ハム取り合戦をやっている場所の近くは満員電車状態だ。

 ハム取り合戦は、垂直に立てられた棒の先に、ハムが括り付けられており、そのハムを奪い合うのであるが、この棒には石鹸が大量に塗ってあり、よく滑る。
ハム取り合戦
大勢の人が、人の上に乗り、ハムを奪い合っているが、全然ハムには届かない。日本人も何人も挑戦しており、中には日本人女性もがんばっていた。我々は、ハム取り合戦の場所まで移動しようとしたが、もう満員電車以上の密着度だ。
何故か柳原加奈子似も参戦
前にいる白人女性と足の先から、胸までぴったりと密着してしまっている。これで手を下にしていたら、痴漢と間違われそうだ。手は上に上げて、なんとか逃れようとするが、足が浮いてくる。

 自分はまだ、良いが、妻は欧米の大きな男性に挟まれて苦しそうである。このまま行ったら死んでしまうかもしれないという生命の危機を感じ、勇気ある撤退を決意した。しかしながら撤退も難しい。今まで向かっていた方向から逆むきに行こうとすると、後ろにはこちらむきに向かっているので、正面衝突する。背格好が同じくらいのオジさんとチューしてしまったらいやなので、手で大事な唇をガードしつつ、撤退した。
トマティンコ君も参戦したが、みんなからブーイング。本体とトマ玉部分に解体され、トマ玉は生トマと一緒に投げられ非情な最後を遂げたのであった。
どうやったら、安全にトマト投げをできるかだが、道の脇に少し広くなっている場所があるので、そこにいる事にした。そこだと、トマトの車がやって来ても、少しひろくなっているので、そこに逃げられ密着度が少なくなる可能性が高い。
このトマカップルはトマキャップを日本から持ってきたそうだ。
そう思いそこで待機していると、なんだか雲行きが怪しくなって来た。雷が鳴り、大粒の雨がすごい勢いで降り出した。寒い!! 

 民家のトマト防御のブルーシートをはがしそれで雨を凌いだ。既にからだはびちょびちょだが、新しく濡れるよりかはよい。

 そうこうしているうちに、10時45分くらいだったか号砲がなりトマティーナが開始された。この満員電車の車内のようなところに、トマトを満載したトラックがやって来て、上からトマトが降ってくる。雨はやんだが、代わりにトマトが降ってくる。トマトをつかもうとするが片手でのキャッチはなかなか難しい。足下に転がったトマトを拾っては投げ、拾っては投げる。自分にも頭に顏に、ドンドンヒットする。

臭い!!!! トマト臭ーい。 このトマト腐ってるんじゃないかと言うぐらいに臭い。顏にあたり口にも鼻にも入った。自分が投げるトマトは道に転がって潰れたやつばからりで、汚い。それが口に入ったかもしれないから、気持ちが悪い








 写真を撮っていたら、至近距離から、トマトをぶつけられ、かなり痛かった。4台程トラックが通って、終了。だいたい45分くらい。

 この後,近くで、水を大量にまいているところがあるので、そちらに行き、水をかぶる。頭には、寝ゲロのようにトマトがびっしり付いている。水をかけてもらうが、水もちょっとづつしかかからないのでなかなか取れない。10分くらいでだいたい、落ちて来たので。駅に向かった。

 帰り道も人で溢れている。みんな、トマト投げに全精力を注ぎ込んだんだろう放心状態だ。みんな頭や顏やいろんなところに寝ゲロのようなトマトを付けていて、なかなかお洒落で汚い。



妻は、トマトがゴーグルの上から目にあたり、ゴーグルで、目もとを切ったらしくお岩さんみたいな顏になっていた。



 途中トイレに行きたくなったので周りを見渡すと公園の道の脇で、みんな立ちションしている。それを見た人がOh! Yes!と叫び、その中に加わる。気がついたら、自分も先生も加わっていた。



 トマトもおしっこも一緒になってしまっていないか心配である。

 駅前で、預けていた荷物を受け取り、その場で、パンツまで着替え、列車でバレンシアまで帰った。

 だんだん体が乾いて行くと、足の洗い方が十分でなかったようで、足が異常に痒い。我慢できないくらいに痒い。無意識のうちに足をかきむしってしまい、足が血だらけに。濡れティッシュとか用意しておけば良かった。

 12:30くらいの電車に乗り、2時くらいにはバレンシアまで帰って来た。

 ブログ等の事前情報では、電車が混んでなかなか帰れないとあったが、意外にすんなり行った。

 先生と、バレンシアで昼食をとり、スーパーで晩飯を買って帰り着いたのは5時頃だった。

 疲れた〜。やっぱり、宿は駅の近くにすべきだった。

 トマティーナ来年もぜひ参加したいとは思わなかった。一度経験すれば良いかな?
 でも久々のばか騒ぎ楽しかった。

Data
訪問日  8月27日〜8月28日
宿泊先  ホテルアバシリ
     39ユーロ/泊 ダブルルーム
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