バスでスプリトからプリトビッチェに向かう途中、財布の中身を抜き盗られてしまった事に気がついたが、もうどうしようもなかった。
盗られたられた額は、日本円にして2〜3万くらい。いつもそんなには持っていないのだが、持っている時に限ってやられる。
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プリトビッチェに着くまでの間、何故盗られたか、どうしたら盗られないかの再発防止策を考えた。会社で失敗したときは何故を5回繰り返せと言われた。これをナゼナゼと言う。このナゼナゼは、究極のいじめだ。これでおかしくなる人も多かったのではないかと思うがやってみた。
・何故盗まれたか → リュックをを背負っていて、ジッパーを開けられたのを気がつかなかった。
・何故ジッパーを開けられたか? → そこに財布を入れていて、犯人はそれを知っていたから。
・何故犯人は、そこに財布があると知っていたのか? → お金払う時財布をリュックから出したのを見ていたから。
・何故お金を財布から出したのか? → 3KNと思っていたのが4KNで手元に準備がなかったから。
・何故、4KN準備していなかったのか? → 別のトイレが3KNでそのトイレの管理人がいなく、入れなかったので別のトイレに行ったから
等と何故何故を書いてみると、結局原因は、別のトイレの管理人がいなかった事が原因となり悪いのは管理人で、トイレの管理人が現場を離れないようにすれば良い様に思えてくるが、誰が考えても、その答えは間違っている。
そもそも最初の何故の答えが変だ。またやり直してみるが、頭がこんがらがって来て。もうノイローゼになりそうだ。(笑)
やり方が間違っているらしいがここには指導してくれる人はいない。(会社にも皆無だった)
まあ原因は2つ。財布の在処を人に見せてしまった事。もう一つは、リュックに鍵かけていなかった事だ。30秒で答えが出た。(爆)
実はジッパーに掛けた鍵なんかは、別に鍵を外さなくても、ジッパーを開けられ、中身を抜かれてしまうので、鍵はあまり効果はないと思っていたが、自分が背負っているときは、さすがに鍵かけたジッパーを開けられたら気がつくだろうから、スリ対策としては有効だ。
リュックは背負わず、前がけにする方がいいが、さすがにトイレで手洗うときは前がけでは洗えないし、小をするときも前掛けしていると、大事な所が見えないので狙いが定まらず、危険きわまりないので、やはりリュックは背負う事になる。
それから、財布を人前で出さない事だが、これもなかなかそうは行かない。現金は小分けにして、お金使うときは、あらかじめ想定額を準備しておく事がよいが、予想を外した時困るので、すこし多めに準備しておく事かな?
とにかく、リュックのジッパーは必ず鍵をかける。リュックは前掛け(できるかぎり)現金は小分けする。事を柱とした対策を今後実行して行く事にした。
というか、これ最初にやろうとして、面倒でやってなかったことじゃん。
とにかく気をつけてまめにやって行くしかない。
昼過ぎに、プリトビッチェに到着。歩いて、宿まで行く。バス停から約500m。周りには何もない一軒家だ。到着するとオーナーのオバさんが握手で出迎えてくれた。オバさんの名はイバンカ。マルコではなかった。
宿の名前は「ルームズ・イバンカ」なんだおばちゃんの名前つけただけではないか。
国立公園の中は明日観て廻る事にして公園の周りを観て廻った。公園の周りは何もなかった。ただ、ちいさなシクラメンがたくさん自生していた。
シクラメン |
前日は閑散とした所だなと思っていたが、意外と観光客が多く、大きな滝の前では中国人のパックツアー客が記念撮影なんかしていて、なかなか賑やかだ。
行った事は無いが、中国の九塞溝もこんな感じなんだろうかなどと妻と話しながら進む。
湖の水は澄んでおり、魚が岸の付近に、のんびり緊張感なく泳いでいる。なんでこんなに岸の近くに、魚がいるのかなと思っていたら、観光客が餌をやるのだ。魚も頭がいい。ひたすら餌が撒かれるのを待つ。
魚にだって餌はやらない方がいいと自分は思っている。餌をもらおうと、岸に寄って来た魚は、猫や、鳥にやられる可能性が高くなる。魚がかわいいなら餌はやらないほうがいい。
湖では魚の写真を撮ってみた。自分のカメラには2種類の魚が映っていた。1つは、真っ黒くてかわいくない魚。名前はわからない。もう一種類はニジマス。これは奇麗な魚だ。食べても美味い。
黒くてかわいくない魚 |
この湖には、ニジマスともう一種類の魚がいて、現在はニジマスが減り、もう一種類の魚が増殖しており、世界遺産なので、手を加える事が出来ずにいると何かに書いてあった。
おそらく、この黒い魚が徐々にニジマスを追いやっているのだろう。しかし、遺産に登録されたから何も出来ないというのは本末転倒のような気がする。詳細はよくわからないので、ウダウダ言えないが、いつまでもニジマスが優雅に泳いでいたらいいなと思う。
ニジマス |
天気がよければもっと奇麗だったんじゃないか等と、米国とモンサンミッシェルを一緒にまわった徳ちゃんの雨男が移ったかもしれないと恨めしくも思ったが、逆にピーカンだと、明るいと所と、暗いところのコントラストが付きすぎて写真撮ると全体が奇麗に写らない場合もある。こういう曇りの日の方がいいときもある。おそらく今日がその日だ。
ミックスグリル |
ローストビーフのサラダ |
ニジマスのソテー |
翌日スプリト行のバスでは隣で食べていた香港人と一緒になった。彼らは、別のホテルに泊まっていたが食べる所がないので、我々の宿のレストランまで20分歩いて来たらしい。
彼らは、我々の宿は素敵だ。ナイスレストランがあるからと言っていた。
プリトビッチェ湖群国立公園、それは、広大な段々畑状の滝が有る湖で、人に優しい素敵な湖だった。
データ
宿泊日 2013年9月28日〜29日
宿泊場所 Rooms Ivanka
ダブルルーム 32.5ユーロ/泊
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