ザルツブルグには、ウイーンから列車で3時間くらいかけてやってきた。
この時期ザルツブルグは音楽祭が行われており、宿がなかなか見つからず、同じ宿に連泊できず、1泊目と2泊目は異なる宿となった。
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しかも予約できた宿は、2つとも市内から外れたところにあり、少々面倒だった。
1泊目は、ビジネスホテルのドミトリールームで2人で税金込みで67ユーロ。9000円近い値段だ。しかしながら、いつも泊まっているホステルと比べると、3レベルくらいは清潔な感じではあった。
到着した日は土曜日の6時過ぎ。今日は既に周りの店はすべて閉まっており、ホテルの隣のレストランで、渋々食事をしたが、妻はキノコソースのシュニッツェエル(トンカツみたいなもの)と自分はハンバーグみたいなものを頼んだが、あんまり美味しくはなかった。
最近歩く時間が多く、疲れていたので、この日は移動だけで部屋でゆっくりする事にした。
2日目は朝から宿を移動するために、バス停へ向かう。バス停では。小さな子供を連れた日本人の家族がいて、少し話をしたが、これからイギリスに向かい、イギリスに住むそうで、旅行しながら移動しているそうだ。
次の宿に荷物を預け、翌日のサウンドオブミュージックツアーを申し込み、街に出た。
ザルツブルグの街は、日本人が多く、至る所から日本語が聞こえてくる。日本人の団体客のツアーの後をつけて、説明を盗み聞きしながら行く。(笑)
ザルツブルグはモーツアルトの生まれ故郷で、生家と、暮らした家がある。中は有料で見る事が出来るが、外観を見ただけで入らなかった。
モーツアルトもピアノ |
ザルツブルグもまた、同様の造りで、川があり、坂の上には要塞が建っている。街が小さい分、川も小さく、坂がきついのでより情緒豊かな街になっているとおもった。
旧市街は、川と崖のに囲まれた小さな、エリアにあり、そこにいくつかの大きな、教会や、コンサートホール、広場があった。また、小さな道の脇にはびっしりとお店が建ち並んでいて、通りにはたくさんの観光客が、歩いている。
本当に歌っているような骸骨 |
お店は、高級な小売店が多い様に感じた。我々は、モーツアルトの肖像が書かれた紙で包まれたチョコレートを買ってたべてみた。一つ0.6ユーロそんなには高くはない。
モーツアルトチョコ |
味は、チョコの中に栗かなんかの、ペースト状のものが入っており、そこそこ美味しかった。ショーウインドーの中にあるお土産物やさんでは、いままであまり見かけた事のない、人形等のオリジナルの物が多かったように思われる。
いくつかいいなと思われる物もあったが、荷物が増えるので、購入はしなかった。
音楽の街ザルツブルグでコンサートを見るというのも、ここに来た目的でもあり、コンサートホールのチケット売り場に行ってみた。
夏の音楽祭の間ウイーンフィルハーモニーオーケストラが、ザルツブルグで演奏をしているので、それを聞いてみたかったのだが、席は最後2席空いていると言われたが、料金が一人155ユーロ、2人で310ユーロ4万円。。。 ちょっと高い。
しかも演目は、全く知らない曲だった。
他に、チケットはないかと聞いてみたら、教会でやるコンサートがあるという。これも演目は知らないが、料金が40、25、15ユーロがあったので、15ユーロのチケットを買った。
教会の前には、たくさんの屋台が出ている。サンドウイッチ屋さん、ハム、ソーセージ屋さん、チーズ屋さん、果物屋さん等等。ハムソーセージ屋さんでは試食もでているので、干し肉と生ハム、パンをつまんでみた。実をいうと、パリ食べた肉類(生ハムも含む)が臭くて、少し肉が嫌いになっていた所だが、干し肉も、生ハムも臭みがなく美味しかった。
また、パンもドライフルーツとナッツがたくさん入っており、美味しかったが、ちょっと味が濃すぎる感じもした。
生ハムがおいしかったので、ここで生ハムのサンドイッチを買ってお昼にした。
しかし、この食べ物屋さんのなかにある商品に、蠅が集っており、最初こんなもの食えないと思ったが、よく見るとそれは蠅ではなく、蜂だった。蜂だと、逆に、甘くて美味しいから、集まってくるような気がして、別に気にならなくなるから不思議だ。
ブラブラしていると、朝会った家族に出会った。上の要塞まで行って来たという。要塞まではケーブルカーが有るのだが、値段がなかなかいいので、我々は歩いて登る事にした。
ケーブルカー |
こんな景色を見ながら登って行く |
途中分岐があり、左に行けば要塞だったが、なんだか右のほうが、いい感じがしたので、右にすすむと、道は森のなかに通じており、地元の山をハイキングしているような感じになる。しばらく歩くと、頂上のような広場にでた。
この中にタイの仏像が |
結局お金もかかるし、時間もなくなったので要塞には行かず、一旦ホテルに帰った。
夜の要塞 |
コンサートはやはり,Tシャツ姿の人はいないが、完全なフォーマルな格好の人もいるにはいるが、そんなに多くはなく、浮かずにすんだ。
今日の演目は、知らないのだが、演奏者と指揮者が出てきて、始まったとおもったら、ずーっと音合わせをしている。ずいぶん長い音合わせだなと思ったら、実は、そういう曲だったみたいで、いつの間にか終わり、拍手をみんなしていた。
コンサート終了 |
広場ではフィルムコンサート。こちらも面白うそうだった |
翌日は、朝から映画サウンドオブミュージックのロケ地を巡るツアーに行った。
サウンドオブミュージックは数年前にビデオを見たのだが、子供達の家庭教師として、お金持ちの家にやって来た音楽教師マリアが持ち前の美貌と、明るさと美声で仕事を全うし,子供達からもまた、父親からも愛され、その父親と結婚するというサクセスストーリーだったと記憶している。
ミュージカルなので、ストーリはどうでもいいが、まあ、旅に出る前に良く見ていた韓国歴史ドラマと大筋でストーリーは同じだ。韓国ドラマがパクったと思ってはいないけど。
この映画は、素晴らしい歌と、素晴らしい風景が見所の映画だったと思っている。
ドレミの歌が、ドはドーナツのド、レはレモンのレでないとこの映画を見て知って、衝撃だったのを覚えている。
ツアーは、マリアが家庭教師としてやって来た時に降りたバス停、邸宅、湖で船から落ちたところ、最後結婚式を挙げた教会等を観て廻る。
日本語ツアーもあったのが、時間的に無理があったので、英語ツアーに参加したのだが、説明が95%わからない。理解できるのは、ザッハトルテのカロリーが10000Kcalだとか、ツアー客に映画は見たかと訪ねて、自分は見てないとかのガイドのおばちゃんのつまらないギャグばかりだ。フィリピンでの英語修行の成果が出なかったが残念である。
最後は、ビデオで、映画の名場面を流してくれたので、見てきたものが何なのかを理解する事が出来た。
帰りのバスの中では、サウンドオブミュージックの歌が流され、ガイドさんが所々で音声をカットして、その部分をお客さんが歌うという感じで、無理矢理歌わせるという仕掛けもあった。
隣に座った香港人の女性は、完璧に歌をマスターして来ており、楽しそうに歌っていた。もしこのツアーに行くときは映画の歌をマスターして行くと楽しいと思う。
ツアー終了後、我々は、列車でミュンヘンに向かった。
Data:
訪問日 8月10〜12日
宿 MEININGER Salzburg City Center
Kolpinghaus Salzburg
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