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2013年9月12日木曜日

スイス ツエルマット (マッターホルン)


 ツエルマットは、ベルンから列車で、2時間程度で到着した。駅前は、登山用品店やレストラン等が、立ち並び、ホテルの窓からは、たくさんの花がかけられ、当たり前ではあるが、パンフレットの光景そのままだ。
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 この街中を抜け、10分くらいのところに、我々の宿マッターホルンホステルがあった。部屋は6人部屋で、中に入ると、なんだか酸っぱい匂いがした。

 この匂いのもとは私のベッドの枕の隣にかけてあったタオル。オーストラリアから来たオジさんの物だった。あまりの臭さに、ベッドの反対方向にかけ直したが、オジさんが戻って来て、又こっちにかけたりして、どうしようと思ったが、本人も匂いに気がついたのか、最終的には外のベランダに掛けていた。

 いきなりの酸っぱい匂い攻撃でまたもやスイスが嫌いになりそうになった。
 また、この宿2日目まではお湯のシャワーが出たが、3日目から水シャワーだった。寒いツエルマットで、水シャワーは応える。シャワー室からは、水を浴びるたびにウオーという叫び声が聞こえて来ていた。

かけうどん19スイスフラン2000円とはなめている。

 ツエルマットからは、ゴンドラやロープーウエイ、ケーブルカー、電車等を使い、マッターホルングレッシャーパラダイスや、ゴルナーグラウトロートホルンといった標高3000m以上の展望台まで行く事が出来る。それぞれの展望台からは、マッターホルンを観る事ができる。

 しかしながらその交通費はおそろしく高い。我々は3日券を購入。一人180スイスフラン約20000円である。

 1日目はマッターホルングレッシャーパラダイスへと向かった。ゴンドラとロープーウエイを乗り継ぎ、標高3883mの展望台へとむかった。このロープーウエイは、ウンタラー・テオドール氷河の上にかけられており、よくこんなところに作った物だなーと感心させれてしまう。
ロープエーで3800mまで登る
ロープエーの下は氷河
駅に到着すると、エレベータにのり、展望台へ。寒い!!!!
  しかも天気がわるく何も見えない。これぞホワイトアウトだ。
ホワイトアウト
この上にスキー場があるので、行ってみたかったが、とにかく何も見えない。アイゼンを付けた日本人がやって来たので、尋ねてみると、ブライトホルンに登ろうとしたが、とにかく何も見えないので諦めて帰って来たという。

 我々がこれ以上進めるわけがなく、引き返した。

 午後から、鉄道を使い、ゴルナーグラートという展望台まで行ってみた。こちらは、3089mの標高。ここから、マッターホルンはよく見えたが、マッターホルンの山頂に雲がかかり、全貌が見えない。
 この展望台からはグレンツ氷河、ツヴェリングス氷河、シュヴァルツ氷河が等がよくみえるが、天気が悪いと、ちょっと寂しい。

ツエルマットの街のマスコットwolli君とくまモンはお友達に

 ここから2駅分リッフェルブルグまで、歩いて降りた。途中、湖があったが、風があり、逆さマッターホルンは見れなかった。(´;ω;`)

 宿では台湾から来たという黄君から、宿の近くの朝焼けポイントを教えてもらった。

 翌日、早起きして、朝焼けを見に行く。天気は快晴、マッターホルンも全貌を見せている。マッターホルンなんて単なる3角形の岩山だろう。たいした事はないと思っていたが、こうやって本物を真近に見ると、その姿は立派だった。世界中から人が集まってくるのも、無理はないと思った。

 既に大勢の人があつまって、マッターホルンにカメラを向けていた。なんと、そこにいたのは90%は日本人。グランドキャニオンでもそうだったが、朝焼け、夕焼け時は日本人が湧いて出てくる。どんだけ、日本人は焼ものが好きなんだろうと思っていたが、最近は、なんで、欧米人は朝焼けに興味を示さないのだろうかと思う様になった。
マッターホルンの朝焼け
おそらく、夜、飲んだくれて朝起きれないだけだろうと思うが。。。

 2日はは昨日のリベンジと再度グレッシャーパラダイスへ。きょうは展望台から、マッターホルンの勇姿を見る事ができた。かっこいいなーちょっとマッターホルンに惚れてしまい、チョットマッター(古い?)したくなった。

 スキー場は、このロープウエイの終点から下ったところにリフトがかかっていて、コースもしっかり圧雪してあり、滑りやすそうだったスキー歴28年の自分としてはぜひ滑りたかったが、レンタルが高いのと、この高地での運動はつらそうなので諦めた。

 今日は、昨日全く見えなかった、ブライトホルンも見えている。そちらに向かって歩いてみる。今日はたくさんの人が頂上を目指していた。
ブライトホルン
みんなアイゼンとピッケルを持ち、2以上のパーティーでザイールをつないでいる。経験もなく装備モない我々が行ける場所ではない。今いる場所も少し傾斜になっており、もしここで滑って転んだら、氷河まで落ちてしまいそうだった。おそらく滑り落ちたらクレバスに飲み込まれて終わりだ。少し雪の上を歩いて、勇気ある撤退をした。
大勢の人達が山頂を目指していた

 ロープウエイでトロッケナー・シュテークという所まで降りて、そこから、湖がある所まで歩いてみた。今日は、天気がよいので、きれいな逆さマッターホルンが見えた。
逆さマッターホルンが見えた。
ちょっとマッターホルンこれがやりたかった。

 下のゴンドラの駅まで歩いて降りてみたが、ここはスキーコースになっていて、傾斜がかなりキツい、500mの高度差をおりるのにかなりの時間がかかった。

 ようやく途中駅につくとそこからは乗る事が出来ず、次の駅シュヴァルツゼーまで150m登らなければならなかった。

 午後は、今度はロートホルンの展望台に行ってみることにした。地下ケーブルカーに乗って、スネガと言うところまで行き、そこからゴンドラとロープーウエイを乗り継ぎ、ロートホルンまで行く。

 地下ケーブルカーは、なんだか遊園地のアトラクションに乗っているようでなんだか楽しかった。

ケーブルカー
ケーブルカーは午後6時までらしく、時間があまりなかったが、ロートホルンの下のブラウヘルトからスネガまで歩いてみる事にした。ここから湖を5つまわるコースが人気らしいが、時間がたらないので、ショートカットコースを進む。

 最後に、スネガの近くの湖をみたが、あまりきれいではなく、逆さマッターホルンも映らなかった。もっと上の湖が逆さマッターホルンの定番らしかったのだが、スルーしてしまい残念だった。

 翌日は、この湖を是非みたいと思い、再度、挑戦した。今度は、ロートホルンから歩き出し、グリンジゼーという湖を目指したが、道を間違えたらしく、ブラウヘルトまで降りてきてしまった。しかたなしに、ブラウヘルトからまた、グリンジゼーまで向かう。ようやく着くと、そこの湖の水は透き通っており、きれいだった。
 逆さマッターホルンもばっちり映っている。久々にPLフィルターを使い、写真を撮った。
グリーンジゼーの逆さマッターホルン
湖には、小魚がたくさん泳いでいる。釣りをしている人がいるので、何が釣れるのか聞いてみた。トラウトという答えが返って来た。1匹か2匹すでに釣っているようだった。

 午後は、列車でローテンボーデンに行き、初日に見た湖に再度行ってみた。やはりきれいな逆さマッターホルンが見れ、3つの湖での逆さマッターホルンを撮る事ができた。
スイスでは、物価高、インターラーケンでの、ベッドバグ、オジさんの臭いタオル水シャワー等々容赦なき貧乏人いじめに会い、スイスが本当に嫌いになったが、このアルプスの自然が、傷ついた我々の心と体を癒してくれた、この風景が見れるならまた、ここに来たいと思った。

 まあ今度来るときは、お金持ちになって、もっといいホテルに泊まるようにしたいと思う。
マッターホルン本当に素晴らしくきれい山だった

DATA
訪問日 8月18日〜22日
宿泊先 マッターホルンホステル
    6人ドミトリー一人1泊30スイスフラン

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3 件のコメント:

  1. 実はオーロラにも興味がない人が大半って聞いたことがあります。
    単なる気象現象なんですよ。きっと。

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    1. なるほど。気象現象ですか。これはいい言葉ですね。

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  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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